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悪質商法の被害に遭わないために

主な悪質商法の手口

【点検商法】

「点検に来ました」等と家庭を訪問し、「床下が湿気でひどい」、「シロアリの被害 がある」、 「このままでは、家がつぶれる」などと言って不安をあおり、商品を売りつけたり、 高額な工事契約を締結させる商法。

【資格商法】

「当社の講座を受ければ国家試験免除」とか、業者が勝手に作った資格を「近く 国家資格になる」などと偽ったり、「ほとんどの人が合格する簡単な試験」、「合格し たらお祝い金が出る」などと言葉巧みに勧誘して高額な教材を販売する商法。

【かたり商法】

「消防の方から消火器の点検に来ました。」、「市役所に依頼され、火災報知器の 設置に来ました。」などと、官公署などから来たような紛らわしい言い方と服装で、 高額な消火器、電話機、火災報知器等を売りつける商法。

【利用代金取り立て商法】

利用もしていないダイヤルQ2や有料サイトを利用したと言って代金を請求する商 法。

【内職商法】

「自宅でラクラク高収入」、「資格を取れば有利な内職を紹介します」などと言って 内職希望者を勧誘し、高額な教材やパソコンなどを購入させたり保証金の名目で 金を支払わせる商法。

【催眠商法】

会場に人を集め、日用品を無料で配布したり、ただ同然の値段で売り、会場の雰 囲気を盛り上げて高額な羽毛布団や健康器具などを売りつける商法。

【マルチ商法】

「商品を販売しながら会員を増やすと、リベートが入って儲けることができる」な どと言って連鎖的に会員を増やしていく商法。
ネズミ講とも似ていますが、ネズミ講は金銭配当システムであり、商品販売シス テムのマルチ商法と区別されます。

【預り金商法】

「元本保証。銀行に預けるより利率がよい」などと言ってお金を預かる商法。
そのうち連絡が取れなくなったりして、元本どころか一銭も回収できなくなることが あります。

【霊感商法】

人の死後や将来のことについて、「先祖の霊」や「家系の因縁」などと言って不安 をあおり立て、不安を解消するためと称して法外な壺や印鑑などを売りつける商 法。

【アポイントメントセールス商法】

電話などで、販売目的を隠し、「会ってお話がしたい」、「あなたは抽選に当たりま した」、「無料サービスをしています」などと言って喫茶店や事務所に誘い出し強引 に契約を結ばせる商法。

【送り付け商法】

注文をしていない商品を勝手に送り付け、その人が断らなければ買ったものと 判断して、一方的に代金を請求する商法。

【アドバイス】

甘い誘いにご用心

「必ず儲かる」など甘い誘いには十分注意しましょう。「うまい話には必ず裏 がある。」ことをよく考えてみましょう。

「ノー」とはっきり言いましょう

中途半端な態度が一番危険です。
相手につけいる隙を与えず、毅然とした態度ではっきり「ノー」と言いましょ う。

相手の身分確認を

悪質な業者は身分を偽ったり販売目的を隠して訪問してきます。
不審な場合は相手の身元と用件をよく確認するとともに、安易に家に入れな いようにしましょう。

契約内容は書面で確認

悪質業者は口で言うことと、書類に書いてあることが違うものです。
その場で安易に契約書にサインせず、業者が帰ってからもう一度読み直し ましょう。

日頃の備えが大切

「自分だけは大丈夫」と思う気持ちが、気のゆるみになり、悪質業者につけ いる隙を与えます。
日頃から被害防止対策を考えておきましょう。

不審に思ったら早めに相談

いつまでもしつこい業者は110番通報しましょう。
不審に思った場合は、迷わずお近くの警察署・交番・駐在所に相談に行きましょう。
契約をした後でもクーリングオフができる場合もあります。

インターネット利用時の留意事項

自分のID、パスワードの管理に十分注意するとともに、クレジットカード決済 はセキュリティを確認し、カード番号をむやみに送信しないようにしましょう。
契約内容の確認時、安易に、「はい」「Yes」をクリックせず、相手の身分確 認を行うなど内容についても十分に確認しましょう。
※インターネット等の通信販売の場合、 返品特約《返品についての当事者間における特別な合意》があれ ば、返品特約に従った返品は可能です が、 それ以外は商品に瑕疵《傷や欠陥》がない限り、原則として返品は出来ませんので注意しましょう。


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