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水難山岳遭難
平成22年中の水難発生状況
概要
平成22年中の水難は、31件発生し21人の方が亡くなられました。
特徴として、
- 釣り、潮干狩りなどにおける発生が15件で全体の約5割を占める。
- 夏期シーズン(7月〜8月)の発生が16件で全体の約5割を占める。
- 子ども(中学生以下)の事故が6件で全体の約2割を占める。
などがあげられます。
| 区分 |
平成22年 |
平成21年 |
増減 |
| 発生件数 |
31 |
36 |
-5 |
| 水難者数(人) |
死者 |
21 |
27 |
-6 |
| 行方不明者 |
3 |
0 |
+3 |
| 負傷者 |
2 |
1 |
+1 |
| 無事救出 |
7 |
10 |
-3 |
| 合計 |
33 |
38 |
-5 |
<水難防止のお願い>
保護者等のみなさんへ
- 子ども達だけでの水遊びはさせないでください。
- 日ごろから危険な場所に近づかないよう言い聞かせましょう。
- 危険な場所で遊んでいる子どもを見かけたら注意してあげましょう。
海や河川へ出かけるみなさんへ
- 飲酒後や体調の悪い時は、絶対に泳がないでください。
- 天候には十分注意してください。
- マリンスポーツや磯釣りなどをする場合は、ライフジャケット(救命胴衣)
を必ず着用してください。

<三重県警察警備艇 あらしま>
平成22年中の山岳遭難発生状況
概要
平成22年中の山岳遭難は、46件発生し、統計のある昭和50年以降最も高い数値で、最悪の年でした。
特徴として、
- 6月(9件)、11月(13件)の発生が22件で全体の約5割を占める。
- 発生山域別では、鈴鹿山系が32件で全体の約7割を占め、うち最多は御在所岳の13件で全体の約3割を占める。
- 遭難形態(原因)は、道迷い、滑落等が40件で全体の約9割を占める。
- また遭難者の年齢別では、60歳以上が29人で全体の約5割を占める。
があげられます。
● 県全体
| 区分 |
平成22年 |
平成21年 |
増減 |
| 発生件数 |
46 |
18 |
+28 |
| 遭難者数(人) |
死者 |
6 |
5 |
+1 |
| 行方不明者 |
0 |
1 |
-1 |
| 負傷者 |
21 |
4 |
+17 |
| 無事救出 |
32 |
15 |
+17 |
| 合計 |
59 |
25 |
+34 |
● 鈴鹿山系
| 区分 |
平成22年 |
平成21年 |
増減 |
| 発生件数 |
32 |
12 |
+20 |
| 遭難者数(人) |
死者 |
5 |
4 |
+1 |
| 行方不明者 |
0 |
0 |
±0 |
| 負傷者 |
16 |
4 |
+12 |
| 無事救出 |
19 |
10 |
+9 |
| 合計 |
40 |
18 |
+22 |
● 御在所岳
| 区分 |
平成22年 |
平成21年 |
増減 |
| 発生件数 |
13 |
4 |
+9 |
| 遭難者数(人) |
死者 |
3 |
0 |
+3 |
| 行方不明者 |
0 |
0 |
±0 |
| 負傷者 |
8 |
4 |
+4 |
| 無事救出 |
3 |
0 |
+3 |
| 合計 |
14 |
4 |
+10 |
<山岳遭難防止のお願い>
登山時の注意事項
- 自分の体力や経験に応じた山やコースを選びましょう。
- 登山計画を家族に知らせるとともに、所属山岳会や警察署等へ提出しましょう。
- 単独登山は危険ですので、グループ登山に心掛けましょう。
- 体調が悪いときや危険を感じたら、無理をせず引き返しましょう。
- 山の天候は変わりやすいので、気象情報に注意しましょう。
- 万一に備え、雨衣や非常食等を携行しましょう。
- 携帯電話、GPSを携行しましょう。(携帯電話は通話できない場所があることに注意)
御在所岳を登山される皆さんへ
平成22年中、御在所岳では、13件の遭難が発生しました。うち滑落事故が8件と一番多く、登山道別では「一ノ谷新道」で4件、「中道」で3件、「本谷」で1件発生し、さらに疲れが出る下山時に大半が発生していることから特に注意が必要です。また、御在所岳に限らず、鈴鹿山系は日帰り登山が安易な山系ですが、登山道は険しく危険な箇所も多くあることを念頭に、体力を考慮した登山コースを選び、季節に見合った装備品を携行して安全登山に努めてください。

<救助隊による合同訓練>