平成26年中における全国の交通事故死者数は、4,113人(前年比260人減)で、14年連続の減少となりました。
一方、三重県内においては、交通事故死者数は112人(前年比18人増)と大幅に増加しましたが、人身事故件数は10年連続、負傷者数は9年連続で減少しました。
交通事故死者に占める高齢者の構成率や四輪乗車中死者のシートベルト非着用率は未だ高い水準にあり、また、飲酒運転などの悪質・危険な違反による交通事故が後を絶たないなど、依然厳しい情勢にあります。
三重県警察では、本県の交通事故の特徴を踏まえ、
○ 高齢者の交通事故防止
○ シートベルトの着用促進
○ 飲酒運転の根絶
○ 速度の抑制
○ 交差点事故の防止
などに取り組んでおり、関係機関・団体との連携を図りながら、総力を挙げて交通安全諸対策を積極かつ強力に推進しているところです。
加えて、
・ 「三重県飲酒運転0(ゼロ)をめざす条例」により県民と一体となった飲酒運転の根絶を目指す活動
・ 人身事故の4割強を占める追突事故の減少に重点を置いた「追突“ゼロ”作戦」
・ 夜間及び薄暮時間帯における歩行者・自転車利用者の交通事故防止を目的とした
「交通安全“見える・見せる”キャンペーン」
の展開など県民の皆様に広く交通事故防止を呼び掛け、交通事故の総量抑制と交通事故死傷者数の減少に取り組んでいます。
県民の皆様におかれましては、交通社会の一員として、交通ルール遵守の重要性を再認識され、交通安全意識と緊張感を持った交通行動を実践していただきますようお願い申し上げます。
本統計資料は、平成26年中に発生した交通事故の実態を知っていただくために取りまとめたものです。交通事故防止のために広く御活用していただければ幸いです。
平成27年9月
三重県警察本部交通部長