2023/12/07 公安委員会定例会議開催概要

1 開催日時
令和5年12月7日(木)午後2時10分~午後4時40分

2 開催状況

1 個別会議(第1部)

⑴ 運転免許の行政処分について(審議:交通部)
警察本部から、運転免許の行政処分(20件)について説明を受け、審議の上、行政処分を決定した。

⑵ 審査請求の裁決について(審議:警務部)
警察本部から、事案概要や審理関係人の主張等について説明を受け、審議の上、棄却を決定した。

⑶ 審査請求の取下げについて(審議:警務部)
警察本部から、請求の趣旨や取下げに至った経緯等について説明を受け、審議の上、取下げを受理した。

⑷ 審査請求の受理について(審議:警務部)
警察本部から、審査請求の趣旨や理由等について説明を受け、審議の上、受理を決定した。

2 全体会議

⑴ 令和6年三重県警察運営の重点(案)について(審議:警務部)
警察本部から、執務の基本方針や執行の重点について説明を受け、審議の上、原案どおり決定した。
志田委員から、「10月に開催された中部公安委員会連絡会議では、各県警察の取組を聞かせてもらったが、犯罪実行者募集情報への対応などでは、各県警察間で連携を強化する必要がある。運営の重点については推進すべき事項が徹底されるよう警察署長会議、各課長会議での指示をお願いする。」旨の発言があった。
また、吉田委員からは、「策定される運営の重点は、組織全体に浸透させることが必要である。その上で、重点に基づく施策を実行し、その結果を検証して、執行力がより向上するよう取り組んでいただきたい。」旨の発言があった。

⑵ 令和5年度執行力強化要員検討会の開催結果について(報告:地域部)
警察本部から、開催状況や結果等について報告があった。
村田委員長から、「執行力強化要員の連帯感を醸成する良い機会を作っていただいた。今後は、幹部も参加して問題点の把握や教養を行えば、さらに良い検討会になる。」旨の発言があった。
また、志田委員からは、「引き続き、執行力強化要員の効果的な運用をお願いする。」旨の発言があり、吉田委員からは、「執行力強化要員が抱えている不安や、悩みを率直に意見交換できる場であると思うので、今後も、執行力強化に役立つ場となるようお願いする。」旨の発言があった。

⑶ 夜間の視認性実習の開催について(報告:交通部)
警察本部から、目的や実習内容等について報告があった。
村田委員長から、「現場では、受傷事故に遭うことのないよう警察官自身も身を守りながら、安全・安心のため活動をしていただきたい。」旨の発言があった。
また、志田委員から、「我々も視察したいので、次回は教えてほしい。」との発言があり、吉田委員からは、「視認性がある物であっても、必ずしも安全でないということを理解した上で、安全な職務執行に努めていただきたい。」旨の発言があった。

⑷ その他
全体会議における審議・報告事項終了後、吉田委員から、「愛知県岡崎警察署の留置場で男性が死亡した事件が報道されているが、他県のこととせず、当県においても問題がないか点検し、見直す機会にしていただきたい。
まず、ルールが守られているかということである。何のためにルールがあるのか意味を理解した上で、被留置者の処遇に問題が生じていないかを考えていく必要があると思う。留置管理業務では、逃走・証拠隠滅などを防止する目的の中で、被留置者の人権を保障することも重要であり、留置する側と、留置される側で特殊な人間関係が存在するが、ルールの意味を理解して緊張感を持って従事する必要がある。次に勤務員への理解である。留置管理は、地味な仕事でありながら、ストレスも大きく、神経を使う業務であると思う。また、被留置者に対しては、それぞれの生活環境、抱える病気等に応じた対応が求められる。勤務員が責任を自覚し、誇りや、使命感を持って職務に当たることができる取組をお願いする。」旨の発言があった。
また、志田委員からは、「過去の警察医としての経験から留置場の状況について、少しは理解しており医師の運用も適切であると思うが、今後もよろしくお願いしたい。」旨の発言があった。
この発言を受け、本部長から、「留置管理業務については、制度上はチェックを働かせる仕組みが構築されているものの、愛知県警察の事案を受け、当県警察の留置管理業務の状況を点検して必要な指示を行い、チェック機能が形式的にならないよう実効ある取組を進めていく。また、治安情勢の改善に伴い、被留置者の全体数が減少傾向にある中、看守勤務員の能力維持に影響が及んでいないか確認する必要があるほか、今後の留置場のあり方や運用方法についても充分に検討してまいりたい。」旨の発言があった。

3 個別会議(第2部)

⑴ 示威行進及び集団示威運動に関する条例の取扱いについて(令和5年11月中)(報告:警備部)
警察本部から、示威行進及び集団示威運動の申請状況について報告があった。

⑵ 公安委員会宛ての苦情申出に対する調査結果について(審議:警務部)
警察本部から、調査結果等の説明を受け、審議の上、回答内容を決定した。

 

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