2024/01/18 公安委員会定例会議開催概要

1 開催日時
令和6年1月18日(木)午後2時10分~午後4時30分


2 開催状況 

1 個別会議(第1部)

⑴ 運転免許の行政処分について(審議:交通部)
警察本部から、運転免許の行政処分(12件)について説明を受け、審議の上、行政処分を決定した。

⑵ 人事案件について(報告:警務部)
警察本部から、人事案件について報告があった。

⑶ 警察職員の援助の要求に基づく派遣について(報告・審議:警備部)
警察本部から、特別派遣部隊の活動状況等について報告を受けるとともに、援助要求の内容等の説明を受け、審議の上、その同意について決定した。

2 全体会議

全体会議の冒頭、警察本部長から、「本日、令和5年中の犯罪情勢を報告するが、刑法犯全体では、新型コロナウイルス5類移行等に伴う人流や、経済活動の再開が進む中で増加した。個別にはSNS利用による投資詐欺、空き家を対象とした侵入窃盗等が増加しているが、これらは、NISA等投資への関心の高まりや空き家問題などの社会情勢が反映しているものと考えられる。このような状況を踏まえて、適切に対応していく必要があるが、今後、明日の署長会議を始め、その後に各課長会議も開催されることから、しっかりと意思統一を図りながら効果的な対策を講じていきたい。」旨の発言があった。

⑴ 業務計画(令和6年2月)について(報告:警務部)
警察本部から、主要行事等について報告があった。

⑵ 令和5年度警察職員採用候補者試験の実施結果について(報告:警務部)
警察本部から、受験者数や合格者数等について報告があった。
村田委員長から、「企業でも人材確保は最大の課題である。コロナ禍に離職した人が戻らなかったり、少子化が進む中で、さらに、人材の確保が難しくなってくる。以前、企業のRPA化について報道があったが、警察においても、そのような視点で業務を見直す必要があると思う。」旨の発言があった。
志田委員からは、「警察を含め他の職種でも人材確保が困難になる中、内定が早くなる傾向にあり、学生も早く内定を得たいという思いから一定の資格があるにもかかわらず、資格をいかさない職種を目指す場合がある。このような動向も採用活動に影響があると思うが、ネットを積極的に活用  するなど工夫して、警察の魅力を発信し、受験者獲得に努めていただきたい。」旨の発言があった。
吉田委員からは、「県警察の採用募集活動では、県警察オフィシャルサイトに現職警察官からの警察官を志した動機や、職務に対する意気込みなどを掲載するなど、工夫した取組が行われているが、県警察のみならず外部からのアドバイスや、知見を求めるなど新たな視点も必要ではないか。」との質問に対して、警察本部(警務部長)から「職員から、母校への働き掛けを行い、意見を聞くなどしているが外部からの更なる協力について、今後、検討してまいりたい。」旨の説明があった。

⑶ 令和5年中の犯罪情勢について(報告:刑事部)
警察本部から、認知件数や検挙件数等について報告があった。
村田委員長から、「特殊詐欺は騙されていることに気付いていない人もいると思う。今後、新たな手口の発生も懸念されるため各種取組をお願いしたい。」旨の発言があり、吉田委員からは「特殊詐欺や、投資詐欺では、被害に遭っても警察に届出しない人も多く、認知件数以上に被害が拡大しているはずである。これらのことを念頭に、実態を十分に把握し、被害防止に努めていただきたい。」旨の発言があった。

⑷ 令和5年中の交通事故情勢について(報告:交通部)
警察本部から、人身事故件数や死傷者数等について報告があった。
村田委員長から、「交通事故が1件でも減るようお願いする。」旨の発言があり、志田委員からは、「高齢者で認知症による徘徊を原因として、事故に遭った方はいるのか。」との質問に対して、警察本部(交通部長)から「認知症の有無で事故原因は特定できていないが、ドライブレコーダーの画像などで特異な状況を確認している。」旨の説明があった。
また、吉田委員からは、「10年前と比較して、人身事故は約3分の1に減っているとのことであるが、車の機能向上も要因となっているのか。」との質問に対して、警察本部(交通部長)から、「車の機能が向上したことは大きな要素である。また、これまでの各種取締り、広報啓発などにより県民の安全意識の高まりも要因の一つと考えられる。」旨の説明があった。

3 個別会議(第2部)

警察職員の援助の要求について(審議:警備部)
警察本部から、援助要求の内容等の説明を受け、審議の上、その同意について決定した。

 

「定例会議の開催状況」トップへ戻る

 

このページのトップへ