2024/02/15 公安委員会定例会議開催概要
１ 開催日時
令和６年２月15日（木）午後１時40分～午後６時20分
２ 開催状況
⑴ 警察官等の援助要求について（審議:刑事部）
警察本部から、援助要求の内容等の説明を受け、審議の上、その同意について決定した。
⑵ 犯罪被害者等給付金（遺族給付）支給の裁定案について（審議:警務部）
警察本部から、犯罪被害の概要や減額事由の該当性等について説明を受け、審議の上、給付金の支給を決定した。
⑶ 駐在所の再編整備及び警備派出所等の廃止について（報告:地域部）
警察本部から、対象施設や理由等について報告があった。
⑷ 運転免許の行政処分について（審議:交通部）
警察本部から、運転免許の行政処分（26件）について説明を受け、審議の上、行政処分を決定した。
全体会議の冒頭、警察本部長から、「議会に提出する令和６年度県警察の当初予算案がまとまったところである。主なものは、警察活動を支える基盤強化として、警察署の建替・改修、科学捜査研究所庁舎の新設のほか、交通安全施設の整備として、信号機の整備や横断歩道の塗り替えなどである。交通安全施設では、過去に、整備が追いつかない時期もあったが、今後の長期的な計画を踏まえた予算としたことから、議会では、必要な説明を尽くして予算の確保を図っていきたいと考えている。」旨の発言があった。
⑴ 令和６年三重県議会定例会２月定例月(つき)会議について（報告:警務部）
警察本部から、会期日程や警察本部関係の議案等について報告があった。
⑵ 業務計画（令和６年３月）について（報告:警務部）
警察本部から、主要行事等について報告があった。
⑶ 令和５年中の山岳遭難・水難の発生状況等について（報告:地域部）
警察本部から、山岳遭難・水難の発生状況や防止対策等について報告があった。
村田委員長から、「山岳遭難等は、慣れによる過信が事故につながると思うので、継続した広報をお願いしたい。」旨の発言があった。
志田委員からは、「山岳遭難では、年齢別の傾向があるのか。」との質問に対して、警察本部（地域部長）から「年齢別では40歳代が16人と最も多く、次いで50歳代が15人となっている。高齢者では、70歳代が９人、80歳代が２人である。」旨の説明があった。これを受け、志田委員から「高齢者の登山ブームは、今後も続くと思うので、引き続いて、事故防止対策をお願いしたい。」旨の発言があった。
吉田委員からは、「山岳遭難での登山届の提出率はどうか。また、昨年、株式会社ヤマップと登山届の連携協定を結んでいるが効果はどうか。」との質問に対して、警察本部（地域部長）から、「遭難者のうち、３割が登山届を提出している。令和５年中、警察で把握している届出数は約39,000件であるが、協定締結後の９月以降、ヤマップを利用した届出数は約13,000件であるので、効果は上がっていると感じている。」旨の説明があった。また、吉田委員からは、「引き続き、登山届の提出を周知していただくとともに、山の天候は年間を通じて変化するので、これに応じた啓発や、事故防止対策をお願いしたい。」旨の発言があった。
⑷ ベトナム語学科試験の実施状況について（報告:交通部）
警察本部から、学科試験の実施結果や反響等について報告があった。
村田委員長から、「外国人は、これからも増えると思うので、引き続き、交通ルールなどは、わかりやすく広報していただくようお願いする。」旨の発言があった。
志田委員からは、「病院では、介護職員としてベトナム人に働いてもらっているが、自転車を利用する人が多いことから、各種研修の中で、交通ルールに関する研修も行っている。丁寧に説明すれば理解 度も上がっているので、今後もベトナム人を始め外国人に対しては、丁寧に交通ルールを周知してもらうことが大事である。」旨の発言があった。
また、吉田委員からは「外国人は、出身国によって日本と交通ルールも異なるため、運転免許制度や、交通ルールを学べる機会を積極的に取り入れていただきたい。」旨の発言があった。
⑴ 監察の取扱事案について（報告:警務部）
警察本部から、監察の取扱事案３件について報告があった。
⑵ 審査請求の裁決について（審議:警務部）
警察本部から、審査請求の裁決３件について、事案概要や審理関係人の主張等の説明を受け、審議の上、棄却を決定した。
⑶ 特定抗争指定暴力団等としての指定期限の延長について（審議:刑事部）
警察本部から、指定期限の延長の必要性や警戒区域等について説明を受け、審議の上、延長等を決定した。
⑷ 特定秘密の保護措置及び適性評価の実施状況について（報告:警備部･ 警務部）
警察本部から、制度の内容や適性評価の実施要領等について報告があった。
⑸ 示威行進及び集団示威運動に関する条例の取扱いについて（令和６年１月中）（報告:警備部）
警察本部から、示威行進及び集団示威運動の申請状況について報告があった。
⑹ 警察職員等の援助の要求に基づく派遣について（報告･審議:警備部）
警察本部から、特別派遣部隊の活動状況等について報告を受けるとともに、援助要求の内容等の説明を受け、審議の上、その同意について決定した。
村田委員長から、「今後も部隊の派遣は続くと思うが、派遣先での健康管理に留意していただきたい。」旨の発言があった。
⑺ 小型無人機等飛行禁止法に係る小型無人機等の飛行に関する通報について（報告:警備部）
警察本部から、飛行目的や区域等について報告があった。
⑻ 公益通報（外部通報）の受理について（審議:警務部）
警察本部から、通報内容や想定される法律違反等の説明を受け、審議の上、受理を決定した。
⑼ 公安委員会宛ての苦情申出に対する調査結果について（審議:警務部）
警察本部から、申出内容や調査結果等の説明を受け、審議の上、回答内容を決定した。
⑽ 公安委員会宛ての意見・要望等への対応状況（令和５年12月中）について（審議:警務部）
警察本部から、申出内容や対応状況等について説明を受け、審議の上、対応結果を了承した。