三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

津警察署  第1回

1 日時
平成28年6月16日(木)午前10時30分~午後0時
場所
津警察署1階会議室
2 出席者
1 警察署協議会(12名)
  小田篤子委員、門山原大委員、北田昌克委員、古閑 シルレイ ヨシエ委員、
  坂昌寛委員、清水麻紀子委員、中西万喜夫委員、野田麻衣委員、速水正美委員、
  不破孝幸委員、本弘路可委員、山本浩子委員
2 三重県公安委員会
  山本進委員
3 警察署(14名)
  署長、副署長、交通官、会計課長、警務官、留置管理課長、生活安全課長、
  地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通第二課長、警備課長、
  事務局2名 
3 傍聴者
0名
4 公開・非公開の別
公開
5 1 退任委員感謝状贈呈
2 委嘱状交付
3 署長挨拶 
4 公安委員会委員挨拶 
5 委員及び警察署幹部紹介
6 役員選出及び挨拶
  会長 坂昌寛委員、副会長 速水正美委員
7 管内治安概況説明(署長)
8 主な協議
<委員>居住地や職場の近くに不特定多数の者が出入りするアパート等がある場合、地域住民は不安を覚えるが、その居住者について、警察はどこまで地域住民に情報を提供できるのか。また、同アパートの出入者等とトラブルがあった場合、警察は介入できるのか。実際に自治会長や地域住民が不安を抱いている場合の相談窓口について、教示願いたい。
【署長】個々具体的な状況により対応が異なってくることから、「どこまで情報提供等対応が可能か。」という質問の回答は非常に難しい。犯罪行為があれば早期に警告や検挙ができるが、犯罪行為に抵触しない場合、警察が介入できない事案もあり、その場合には、アパートの管理人・大家、自治会長や行政と協力して解決したり、弁護士等関係機関の相談窓口を教示している。警察の相談窓口は警察安全相談係であり、相談内容に応じて関係課が連携して対応することとなる。
<委員>住民から近隣の騒音に関する相談を受けた。おそらく認知症による言動であるとであると思われる。今後、認知症の高齢者等に係る事案の増加も懸念されるが、警察としてはどのように対応していくのか。また、児童虐待の現況について知りたい。
【署長】認知症の高齢者への対応は難しい問題である。警察が対応する認知症高齢者のケースでは行方不明事案等があるが、生活圏からかなり遠いところで発見した事案等もある。行方不明事案対応の例では、警察官による発見活動の外、行方不明の家族に対して行政が運営する「はいかいネットワーク」の利用を促したり、関係機関と情報共有・協力をして対応している。また、児童虐待事案について、当署管内では児童の生命に危険を及ぼす重篤な事案は発生していない。津署としては、表面化していない潜在的な事案もあると考え、警戒心を持って対応に当たることとしており、兆候があれば児童相談所と協力し、虐待事案が発生する前に適正な対応をとるなど、事案防止に努めている。
<委員>振り込め詐欺犯人の拠点は三重県にあるのか。
【署長】これまでの検挙事例では、特殊詐欺犯人が犯行拠点として使用する事務所等は県外、特に大都市圏の東京やその近辺に集中している。犯行グループは組織的であり、「架け子」と呼ばれる被害者に電話をする者、「受け子」と呼ばれる現金を受け取りに行く者、「受け子」に指示をする者などがいる。「受け子」は被害者の居住する地域に入り込んでおり、津署管内に現金を受け取りに来た時に逮捕したケースもある。検挙の事例として、被害者のところに架かってきた電話に対し、「だまされた振り作戦」を実施して現金を取りに来た「受け子」を検挙し、その「受け子」を取り調べるなどして関係者を逮捕している。
9 公安委員会委員講評
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