三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊賀警察署  第1回

1 日時
平成28年6月27日(月)午後3時~午後5時
場所
伊賀警察署大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
家喜正治委員、今井康之委員、菊澤昌平委員、菊山順子委員、谷武尚委員、中香代子委員、山由美委員   
2 三重県公安委員会
山本進委員
3 警察署(11名)
署長、副署長、警務官、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
無し
4 公開・非公開の別
公開
5 1 前警察署協議会委員に対する署長感謝状贈呈
2 委嘱状交付
3 公安委員会委員挨拶
4 署長挨拶
5 役員選出
  会長 谷武尚委員  副会長 今井康之委員  
6 会長挨拶
7 管内概況説明(署長)
8 主な協議 
<委員>以前から提案している交通安全の人形劇について、内容は小学生までの子供向けで、交通課の助言を参考にして、①信号について、②自転車乗車時のヘルメットの着用、③二人乗り・並走の禁止等の内容とする予定で、短時間で、子どもでも興味を持って学べるようする。
<委員>人形劇はどのように活用していくか。実際に見せるのか、ケーブルテレビ等で放送するのか、DVDにして配布するのか様々な方法がある。
<委員>DVDは費用面を考える必要がある。
<委員>DVDは配布後、活用されないことがあるので、実演が良いと思う。また、実際に人が演じるのも良いと思う。
<委員>小さい頃からの教育は大切だと感じている。子供に見せるのであれば、夏休み前後が効果的だと思う。
【署長】完成する時期にもよるが、活用方法、時期について、今後検討していく。
<委員>名阪国道上野東インターチェンジ付近の道路標示や看板が非常にわかりやすくなり、とても良いと思う。
<委員>上野東インターチェンジとあわせて、伊賀市役所前の交差点も新たに左折レーンができる等、わかりやすくなっており、非常に良い。この協議会で意見が出ていたことだと思うので、我々の意見が反映されていると思うと喜ばしい。
<委員>特殊詐欺被害について、啓発はしてある程度の効果はあるが、根幹はつけていないと思う。よくある手口の架空請求において、メール等に記載してある電話番号を利用して、検挙につなげられないか。
【署長】一度被害に遭った人が、何回も支払ってしまうことがある。いかに早い段階で、被害に気付くことが必要である。架空請求メールについても、いまだに無くならないのが現状だが、相談に来る人は架空請求と分かっている場合も多く、啓発は浸透してきている。検挙のための活動として、被害者協力の下、『だまされたふり作戦』がある。未然防止はもちろんのこと、検挙も同じく重要である。
<委員>自転車安全運転の競技会について、伊賀署交通課の方が小学校に指導を行っていると思うが、それを取材に行った際、練習に励む小学生たちは楽しそうに自転車に乗っており、楽しく学べることはとても大切なことだと感じた。競技会に出場しない学校にも、同じような練習をして、学んでもらうことはできないか。
【交通課長】交通安全の指導は各小学校に赴いて実施しているが、競技会の練習は出場する学校だけに偏ってしまい、全校で実施することは時間的・人数的に困難である。
<委員>交番の広報誌について、丸の内交番の広報紙の裏面にあったポルトガル語表記はなくしたのか。スペイン語でも良いので、あった方が良い。振り仮名が小さくて読みづらいので、文字を大きくするか、字体を変えた方が良い。
【署長】可能な限り、対応する。
<委員>特殊詐欺について、私の知り合いが老人ホームの名義貸し名目で特殊詐欺予兆電話が掛かってきて、警察に通報したと聞いた。
【生活安全課長】その事案については、当署で認知をしており、現場対応している。幸い被害の発生はなかった。
<委員>女性の活躍について、警察は男社会と思うが、署員の男女比率はどれくらいか。女性職員の比率を上げることで、DVやストーカーなどの事案で女性目線に立った対応ができるのではないかと思う。また、女性が活躍するには、男性の育児参加への環境を整えることが必要であると思うが、警察では男性の育児休暇取得はあるのか。
【署長】当署における女性職員の割合は、全体の約1割である。女性の採用数増加に伴い女性職員の数は増加している。しかし、警察では勤務内容の性質上、配置に際して考慮が必要な面もあり、組織全体で考えていく必要がある。男性の育児休暇取得についてはいまだ低調だが、妻の出産前後に休暇を取得している職員はいる。三重県警察では、仕事と家庭の両立を目指す『ワークライフバランス』を推進している。
<委員>男性の育児休暇取得は難しい場合もあるが、せめて女性の育児休暇は取得できる環境整備を推進してもらいたい。
【副署長】警察組織全体で働き掛けをしなければならないものである。男女ともに休暇を取得できる環境整備と施設の充実も図っていきたい。
<委員>交通安全教室等の講話の依頼について教示願う。
【交通課長】 学校からの依頼ですることもあれば、警察から学校に要請をすることもある。話す内容や所要時間等指定してもらえたら、対応することは可能である。
<委員>犯罪防止の講話をしてもらうことは可能か。
【副署長】講話の内容については、非行防止や携帯電話の安全な利用など、年齢に合わせた様々な講話に対応しているので、必要があれば要望いただきたい。
<委員>速度違反取締について、以前、県外で速度違反取締りをしている警察官と話したとき、何故取締りをしているのか尋ねたところ、「この辺りで交通死亡事故が発生した。」と話し、気を引き締めて運転しなければいけないと感じた。交通事故を起こさないためには、子供に対する指導も必要であるが、大人に対しても、運転を見つめ直す機会として指導する必要がある。伊賀署での速度取締りや飲酒運転取締りの状況はどうか。
【署長】交通取締りは様々な方法により実施している。命を守るために必要なシートベルトの取締り等に力を入れている。
<委員>名張街道沿いに新設した信号(山出南交差点、菖蒲池北交差点)について、名張街道を走っていると、よく赤信号で止められる。
【交通課長】各交差点を系統化し、なるべく円滑に流れるよう設定されているが、必ずしも青色で通過できるものではない。全ての交差点をスムーズに通行できるようにすると、スピードが上がり過ぎて事故につながる危険性もある。なるべくスムーズに通行できるよう設定しているが、全ての道路からの車が通行しやすいということは困難である。
<委員>伊勢志摩サミットに伴う警備にたくさんの警察官が携わっていたと思うが、警察官の対応が優しく、挨拶などの声掛けをしてくれて非常に印象が良かった。鳥羽にある関係事業所にも、警察官が立ち寄ってくれ、「全体警備のためには、住民の力が必要。」と話してくれた。警察だけでなく、我々住民も行動していかなければいけないという意識を持つことができた。
9 公安委員会委員長講評
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