三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

桑名警察署  第2回

1 日時
平成28年9月27日(火)午後1時30分~午後3時30分
場所
桑名警察署3階会議室及び北側駐車場
2 出席者
1 警察署協議会(9名)
伊藤純子委員、太田靖人委員、薫田靖夫委員、近藤芳樹委員、竹内恵美子委員、西田賀和委員、服部岳委員、水谷茂委員、山本舞委員
2 三重家公安委員会
山本進委員長
3 警察署(13名)
署長、副署長、警務官、会計課長、留置管理課長、生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通官、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
1名
4 公開・非公開の別
公開
5 1 嘱託警察犬訓練の視察  
2 高齢者に対する特殊詐欺被害防止啓発DVDの視聴
3 公安委員会委員長挨拶 
4 会長挨拶
5 署長挨拶
6 治安概況説明(署長) 
7 桑名警察署速度取締り指針について(交通官)
8 主な協議
<委員>特殊詐欺被害防止対策の中に留守番電話機能の利用があるようだが、一方で、電話に出なければ留守だということがわかってしまう。ドアチャイムなどで留守かどうか確認する泥棒もいると聞く。泥棒対策と相反するように思われる。
【生活安全課長】確かに相手に留守だと思われるが、リスクの高さの問題かと思われる。心配な場合は留守番電話機能を利用する外に、迷惑電話フィルタサービスなどを利用するのも効果的である。しかし、同機能やサービスを利用すれば被害に遭わないというものではなく、多角的に対策をする必要がある。
【署長】迷惑電話防止チェッカーを警察から貸し出しているが、機材に限りがある状況である。民間でも迷惑電話フィルターサービス対応の機器が販売されているので利用していただくのも良いかと思う。巡回連絡時に要望があれば防犯診断を実施する。
<委員>高齢の親が別居している者は、親が犯罪被害に遭わないかという不安を抱えている。別居の家族に対しても防犯指導などが必要ではないか。
【署長】高齢者の別居の家族などに対しては、巡回連絡といった警察官が訪問する活動の中で特殊詐欺被害防止等について広報啓発し、防犯指導を実施している。
<委員>宅老所等で講話をする際に今日知ったことを取り入れたい。特に、特殊詐欺の桑名市内での発生状況等を話すと、高齢者は桑名市内でこんなに被害がでているのかと驚くと思う。高齢者は自分は大丈夫と振り込め詐欺を他人事のように考えていると思われる。もう1点、路上駐車について近所のことだからと警察への相談を遠慮してしまうと思われるが、どうするのが良いのか教えてほしい。
【生活安全課長】特殊詐欺の手口についての高齢者の認知度は高まっていると思われるが、反面、自分が被害に遭うかもしれないと考えている人は少ない。これからも交番や駐在所が発行するミニ広報紙で地域に合わせた広報を実施するとともに、講話等の機会を捉えて具体的な手口を解説し、啓発に努めたい。
【交通官】路上駐車の通報があれば現場対応し、違反かどうか判断して対応する。自治会での注意喚起や対策なども効果的である。帰省等の時期に駐車場を確保する自治会もあると聞いている。
<委員>特殊詐欺について自身が所属する自主防犯団体等で講話することがあるが、効果があると実感している。しかし、同じ市内でも地区によって特殊詐欺被害防止に対して温度差があり、市内全域の意識を高めるには、老人会などと連携が必要かと思う。交通事故防止対策で警察官が各地で指導や講話をすると聞いている。高齢者に対する交通事故被害防止について、どういった指導や講話をしているのか、具体的な事例を教えてほしい。
【交通官】高齢者のサロン等があると聞けば、警察署の方から講話をしたいと持ち掛けて実施している。内容は自身の運動機能などの衰えをゲームなどを通じて実感していただき、交通事故防止について啓発している。また、反射材を用意してその場で貼っていただいたりしている。
<委員>福祉の集いという高齢者と少年との交流行事において、毎回テーマを決めて講話をしており、今年は振り込め詐欺について講話した。今後各委員もまず自分の地域での被害をゼロにしようという目標で取り組むのも意識の向上に良いと思う。
<委員>特殊詐欺について理解を深めることができた。知的障害者に対する情報提供や被害防止対策も必要かもしれないと思う。特に還付金詐欺などはターゲットにされた場合、被害に遭う可能性が高いと思われる。障害者の集いなどの場で特殊詐欺被害防止や交通事故防止について講話をしていただきたい。
【生活安全課長】講話などの機会があれば、是非相談していただきたい。行かせていただく。
<委員>通称いなべ街道はダンプなどの大型車両が多く、高齢の歩行者も多い。歩車分離などの施策はあるか。
【交通官】現在、対象道路を歩車分離にするといった施策は把握していない。また歩車分離がすぐにできるかというと、そうではない。大型車の運転手はほとんどが職業運転手で、近年はマナーも良くなってきている。さらに運転マナーについて啓発し、歩行者の交通事故被害防止を車両の運転手側からも図っていく。
<委員>詐欺の予兆電話や迷惑メールへの警察が実施している対策について教えてほしい。
【刑事第二課長】詐欺などの犯罪に使用された電話番号は全国で共有している。また、電話番号自体を犯行ツールと捉えて電話番号を提供した会社に働き掛け、使用できないようにしているが、この手続には時間がかかる現状である。
9 事務連絡  
 次回の第3回桑名警察署協議会は、11月29日に開催予定
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