大台警察署 第2回
2016年12月28日
1 | 日時 平成28年10月5日(水)午後2時~午後3時30分 場所 大台警察署講堂 |
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2 | 出席者 1 警察署協議会 (5名) 浮田里美委員、大内結委員、小掠幸志委員、小野敏志委員、久保田美晴委員 2 警察署(9名) 署長、副署長、生活安全刑事課長、地域課長、交通課長、会計課長、警備係長、事務局2名 |
3 | 傍聴者 無し |
4 | 公開・非公開の別 公開 |
5 | 1 署長挨拶 2 管内治安概況説明(副署長、生活安全刑事課長、交通課長、地域課長) 3 主な協議 <委員>少年非行の状況について、もう少し詳しく教えてほしい。 【生活安全刑事課長】駅前やコンビニ等でたむろしている深夜はいかい、喫煙やたばこを持っている者に対する補導があった。 <委員>深夜はいかいは見回っていてわかることなので、夜間の警らを強化してほしい。全国的に見て成人の喫煙は減っているが、青少年の喫煙はなかなか減らない。特に高校生は喫煙者が多いので、高校と連携して補導をしてほしい。 【生活安全刑事課長】高校の先生と連携して対応している。 <委員>山岳遭難について、迷いやすいところに対して遊歩道の整備などの予防措置を役場と連携して行っているのか。 【地域課長】登山道パトロールで実際に見て危険と判断した箇所や実際に道迷い事案が発生した場所について役場と情報共有して改善依頼をしている。 <委員>犯罪発生状況について、大台署の平成28年8月末の刑法犯認知件数は、前年同期と比べて半数以下になっているとのことだが、犯罪発生の予防措置の成果だと思う。予防措置に関して具体的に教えてほしい。 【生活安全刑事課長】空き家に関係する犯罪に対し、確実な取締り、近所同士での声 掛けの推進などを呼び掛けている。また、センサーライトの設置依頼も行っている。 車上ねらいに対しては、大台署管内では施錠をしていなくて被害に遭うことが多いた め、確実に施錠をするよう声掛けをしている。 <委員>振り込め詐欺について、大台では詐欺の電話は多いのか。 【生活安全刑事課長】四日市など北勢の地域で多く発生しているが、当然当署管内でもあるものと考えている。 <委員>どのような対策をしているのか。 【生活安全刑事課長】高齢者を対象に年間約40回、防犯講話を実施している。また、相談を受けた時や、巡回連絡のときに特殊詐欺に注意するよう声掛けをしている。 <委員>交通事故について、国道42号において過積載や荷締めが甘いトラックがい るが、取締りしているのか。 【交通課長】国土交通省と連携して取締りをしている。 <委員>そういったトラックは、深夜や休日に走っているそうだ。特に10月から年度末にかけて、伐採が増える。運搬の回数を減らすため、過積載になりがちなので、注意してほしい。 【署長】可搬式の測定機により取締りを行っている。また、荷崩れのおそれ等の通報があれば対応する。 【高齢者の交通事故防止を目的とした交通安全教育の推進に関する主な協議】 【署長】県内の事故死者数は昨日現在81名で、うち40名が高齢者である。なぜ事故に遭うかというと、運転手は横断歩道を渡ろうとする歩行者がいれば止まるなどの法規範意識が低く、歩行者は横断歩道を使わなかったり、信号無視をしたり、ななめ横断をしたりする。お互いに守るべきことを守らないがために、事故が起きている。どうやって事故を防ぐかというと、歩行者に対して「横断歩道を使わないと危険だよ。横断歩道なら、善良な運転手であれば止まってくれるよ。」など、実際の現場で声を掛けるのが一番有効だと考える。運転手に対しては、横断する歩行者の妨害は禁止されている旨を説明し、取締り、法令順守を徹底する。 <委員>「互いに基本が守られていない。」ことを踏まえての取組が重要であるが、どのようなことをしているのか。 【交通課長】三重県交通安全研修センターにおいて、大台町に協力を得て、大台町の高齢者10名に安全運転の研修を受けていただいた。画面を見て歩き、車が近づいてきている危険を体験してもらったり、ドライブシミュレーターを使い、歩行者に気を付けるなど、疑似体験をしてもらった。また、濡れたコースで急ブレーキをかける練習をし、スリップの体感をしてもらった。 <委員>免許証を持っている高齢者は多いのですか。 【交通課長】免許証を返納すると足がなくなる。バスもあるが、買い物、通院等が不便になるので、高齢でも運転する人は多い。 <委員>老人会において講習を行うことはありますか。 【交通課長】社会福祉協議会と連携して、交通安全教室と防犯講話を実施している。 <委員>基本的なことから指導をしてほしい。横断歩道を使うなどの交通マナーが欠如している人もいる。 <委員>あらゆる機会を通じて交通安全教室などを行ってほしい。 <委員>事故が起きる場所、時間、年齢層などに傾向はあるのか。データを集めて危険なところを重点的に取り締まるといいのではないか。 【署長】クロス分析を行っている。時間や場所を組み合わせて、主点的な取締りをしている。大台では、時間帯で見ると18時~22時に発生した事故が一番多い。また、路線別で見ると国道42号が6割を占める。交差点よりも、直線道路における事故が多くなっている。横断中の歩行者と車の事故では、一般的には歩行者の左側から走行する車にはねられる事故が多い。車が来ているが、渡れるだろうと思って歩き出してしまうという事故である。右側からはねられる事故は左右を何も見ずに道路に出てしまう事故である。 <委員>お互いの気持ちがあれば防げたのかなと思う。先に渡らせてあげようという気持ちの余裕、思いやりがあったらいいと思う。この地域ならではの取組をしていくべきだと思う。 <委員>腕に重りをつける、視野を狭くするなど、高齢者の感覚を若者に疑似体験させると、危険な場面で様子見をする余裕が出るかもしれない。祭りのブースなどでやるといい。片方が過失しても、もう片方が気を付ければ事故は防げるかもしれません。 【署長】免許更新のときに、安全運転に関する話をして聞いてもらっているのが現状であるが、高齢者、子供以外の一般運転者に対しては、会社で安全運転講習を行っているところもある。事業所等に対して体験型の講習を実施していきたいと考える。 <委員>アメリカやヨーロッパでは、スクールバスが止まっていたら追い越さないという規則があるが、日本にはないので見習ったらいいのではないかと思う。 4 次回開催 次回の協議会は11月下旬から12月上旬に開催予定 |