津警察署 第3回
2017年03月14日
1 | 日時 平成28年12月1日(木)午後3時30分~午後5時15分 場所 津警察署1階会議室 |
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2 | 出席者 1 警察署協議会(10名) 小田篤子委員、門山原大委員、北田昌克委員、坂昌寛委員、清水麻紀子委員、中川多和子委員、中西万喜夫委員、長山友美委員、速水正美委員、不破孝幸委員 2 警察署(15名) 署長、副署長、事件指導官、交通官、会計課長、警務官、留置管理課長、生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通第二課長、警備課長、事務局2名 |
3 | 傍聴者 無し |
4 | 公開・非公開の別 公開 |
5 | 1 委嘱状伝達 長山委員(委員退任による新規委嘱)に対する委嘱状の伝達 2 会長挨拶 3 署長挨拶 4 管内治安概況説明(署長) 5 主な協議 <委員>地元の集客施設で特殊詐欺対策に有効な「自動通話録音警告機」の広報を実施していただくなど、警察官の制服姿を見せていただく機会が多くあり、地域の防犯意識が高まっている。 【署長】制服姿を見せることは犯罪企図者に犯行を断念させたり、地域住民の防犯意識を高めたりし、犯罪の抑止力となる。本日から年末年始に掛けて、犯罪抑止のため、警戒活動を強化していく。また、発生した事案に対しては、被疑者を徹底検挙することにより、地域住民の安全・安心を確保し、治安維持に努める。 <委員>高齢運転者に係る交通事故の発生実態を踏まえ、自動車運転免許証の自主返納を勧めていると聞いているが、「高齢者」と言っても、高齢初期の65歳、80歳、90歳と幅が広い。「高齢者」という言葉でひとくくりにせず、年齢を区切って返納を促すなど、きめ細やかな対応が必要ではないか。 【署長】65歳以上の年代別の自主返納数の推移を比較確認するなどしている。また、自主返納を促進するには、自主返納しやすい交通インフラの整備等、環境の整備が重要であり、先月には、津市長に対し御理解を求め、協力を要請したところである。 【交通官】自主返納を推進するには、返納者の代替移動手段を確保しなければならず、コミュニティバスの無料化等、津市に対して施策の検討を依頼した。交通インフラが整備され、自ら運転する必要性のない環境が整えば、自主返納が促進されると考えられる。 <委員>運転免許証を身分証明として利用する人が多いが、返納後にも身分証明書して利用できるような措置はないのか。 【交通官】運転免許証返納者には、「運転経歴証明書」と呼ばれる運転免許証と同じ様な形の証明書を発行する。これは有効期限はなく、写真入りのものである。 6 特殊詐欺の水際阻止 (1) 銀行行員による窓口対応訓練の視察 銀行窓口職員2名の参加・協力を得て、特殊詐欺犯人に騙されて高額の預金を引き出そうとする高齢者への対応訓練を視察した。 <委員>高齢者は一旦思い込むと考えが強く、騙されていることを気付かせたり、預金引き出しを思い止まらせることが難しいと思うが、その場合、どの様な対応方策があるのか。 【生活安全課長】各金融機関には窓口対応で困った場合、当課への直通電話で通報をいただくようにお願いをしている。その通報により警察官が現場へ赴き、窓口に来られた方から話を聞き、説得することとしている。 <委員>警察官が金融機関へ赴く際は、制服又は私服のどちらで行くのか。 【生活安全課長】状況に応じて、制服の地域警察官、私服の生活安全課員や刑事第二課員が行くこととしている。緊急性が優先される場合には、通報場所に近い移動局を急行させる等して、適宜対応している。 <委員>特殊詐欺被害に遭う被害者の年齢層はどの様になっているか。 【生活安全課長】20歳代の方や50歳代の方も被害に遭っているが、これはいわゆるワンクリック詐欺やギャンブル必勝法に係る被害であり、息子や孫を騙る振り込め詐欺や医療費等の還付金に係る詐欺については被害者の大半が高齢者である。 <委員>銀行で高額の預金を引き出す際に別室へ通され、利用目的等について詳しく聞かれたことがあったが、被害に遭っているかどうかの見極めはどの様にしているのか。 【署長】警察と金融機関が連携し、金融機関窓口職員に、今回の視察していただいたような訓練に参加・体験していただくことや、特殊詐欺チェックシートを活用するなどして被害に遭っているか否かの見極めを行っていただいている。 (2) 津地区金融機関防犯協会への啓発メッセージの発信 「特殊詐欺の被害防止に向けた『金融機関職員による声掛け』の推進について」を当署協議会坂会長から津地区金融機関防犯協会会長に手交した。 ※ 後日、津警察署協議会名で発信したメッセージ(書簡)は、同会長から、同協会に加盟する金融機関に対し、配信・周知されたとの回答を得た。 |