三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

津南警察署  第3回

1 日時
平成28年11月10日(木)午後2時~午後4時
場所
津南警察署2階大会議室及び武道場
2 出席者
1 警察署協議会(10名)
桑名良尚委員、西岡敦子委員、長谷川悦子委員、森川とよ子委員、森山真理子委員、諸戸善昭委員、山口友美委員、山中理委員、山本均委員、吉田俊策委員
2 警察署(11名)
署長、副署長、会計課長、警務官、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
無し
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 平成28年度警察署協議会代表者会議の伝達(会長)
3 高齢者交通事故防止対策の説明(交通課長)
4 高齢者への警察広報の在り方の説明(署長)
5 主な協議
(1) 高齢者の交通事故防止対策について 
【交通課長】反射材の効果を見ていただいた。夜間の歩行者や自転車に活用していただきたい。
<委員>近所には夜間学生が多く通る道があるので、高校生に是非つけてもらうよう学校に指導してもらいたい。
【交通課長】恥ずかしいなどと言って嫌がる若者もいるが、学校には協力依頼したい。
<委員>キーホルダーも有効ではないか。
<委員>大きなキーホルダーがわかりやすい。
【交通課長】キーホルダーも配布している。小さいものでも結構反射するので有効である。
【署長】久居高校を自転車安全利用モデル校に指定しているので、改めて、反射材の活用をお願いしていきたい。
<委員>高校生の自転車通学は、基本的には車道を走らなければいけないのか。
【交通課長】原則は車道だが、歩道通行可であれば歩道を通行できる。ただ自転車は車道寄りを走り、歩行者がいれば徐行して、あるいは自転車から降りて通行しなければならない。ちなみにモデル校の指定により、マナーが向上している。先生方も協力いただいており、全校生徒にルールを守るよう活動いただいている。
<委員>通学する学生が反射材を嫌がると言う話もあったが、学校が自転車通学者に雨カッパの着用を指導しているように、自転車の前後に反射板を取り付けることをきちんと指導してはどうか。
【交通課長】通学用の自転車は反射材が取付けられていると思う。
【署長】車輪にも取り付けらており、テールランプが点滅するタイプもある。
【交通課長】中学校では雨カッパに反射材を付けているところもある。
<委員>通学用自転車の学校ステッカーに反射材を使用してはどうか。
【交通課長】反射材になっているのもあるが、サイズは小さい。
<委員>小学生は休みの日でもヘルメットをして自転車に乗っている。反射材も小さい頃から習慣づければ、中学・高校生も抵抗なく付けるのではないか。
【交通課長】中学生まではヘルメットをかぶらなくてはいけないところ、高校になるとかぶらなくなる現状にあることから、嫌がることなく続けていけるよう高校とは話をしなければいけない。
<委員>少し前に車のハイビームに関するニュースを見たが現状を教えていただきたい。
【交通課長】道路交通法で普段ライトは上向き、対向車あるいは現場によっては下向きと定められている。ライトは下向きでは40m、上向きでは100m先まで見えるので、危険は防げる。夜間の交通事故は下向きが多い。交通事故防止キャンペーンとして「ちょっと早めのライトオン」を推奨している。人の存在がわかり、歩行者からも車の存在がわかるので、事故防止に有効である。
<委員>免許更新の講習でもハイビームが原則であり、下向きはすれ違い用だという説明があった。前方に車がいるときはどのようにするべきか。
【交通課長】前方に車がいる場合も前者のミラー越しに写るので、「下向き」で願いたい。
<委員>免許証の返納は、「自主返納」ではなく、例えば地域の力で強制的に返納させることはできないのか。個人の権利も分かるが不安である。
【交通課長】来年3月の道交法改正で認知機能検査と高齢者講習を併せて行うようになる。講習を受けて検査に異常がなければ、公安委員会の免許を与えないわけにはいかない。あくまで本人の権利である。危ないからというだけで免許証を取り上げることはできない。認知等の疑いがあれば、運転免許センターで臨時適性検査を受けていただききたい。
<委員>認知の疑いがあるような方が次の検査までに事故するということもある。本人は認知がないと思っていても、近所の力で介入して何かできないのか。
【交通課長】例えば、警察官が目撃し危ないとなれば、指導することはできる。
【署長】危険の度合いが高い場合は、警察・交番に相談していただきたい。法改正で、より厳しく踏み込んだ検査をすることになるが、平素から家族や地域とコミュ二ケーションをとってもらいたい。講習などの機会にしっかりと話をさせていただき対応させていただく。
【交通課長】70歳以上の運転ドライバーが1年間に2回以上事故を起こすと、「複数回事故当事者」として登録されるので、警察官が個別に指導している。免許の返納を勧めるが、不便になることを理由に返納しない人もいる。自分では速度も出してないし、安全運転と思っていても、周りを見ておらずぶつかるという事故もあるので、巡回連絡等でこうした高齢者宅を訪問して把握に努めている。
<委員>事故は怖いが、足を取り上げてしまうのはかわいそう。店も病院もないようなところで、そこで車に乗れないと辛いところもある。
<委員>家族から危ないからと言う連絡があれば分かるが、高齢夫婦が両方とも認知になる場合もあり、こういう人が運転するとなると危険である。
【交通課長】一人暮らしの方の事故が多い現状にある。
<委員>方向指示器を出さない車が目立つので是非免許更新の講習で、指導いただきたい。
【交通課長】道路交通法では3秒手前で方向指示器を出すと定められている。免許更新の教本にも書いてあるが、読まれていない。
<委員>直接口頭で指導いただきたい。マナーの悪くなった点などをアピールしいただく講習にしてほしい。
【交通課長】運転免許センターの講習担当には伝える。
(2) 高齢者への警察広報の在り方について
<委員>ミニ広報紙を見せてもらったが、事故発生の状況が書かれてあると、交通事故の状況がよくわかって良い。
<委員>高齢者には「こういうのは詐欺です」というような細かく読まなくても一目見てわかるものが良いのではないか。
<委員>一つ一つの記事に説明があって、特に交通事故発生率の記事は目を引いた。
<委員>活字ははっきり、大きい方がすっきりと見える。
<委員>見た感じで目に飛び込む感じで作成されている。
<委員>カラーの方が目につくので読んでもらう可能性が高い。必要なものをそれぞれ的確に短い言葉で記入してもらっている。イラストや写真があると、読んでもらいやすい。
<委員>A4にまとめることは大変だと思う。
<委員>それぞれ伝えたいことがいっぱいあるが、紙面は限られている、かなり苦労されていると思う。老眼が進んでくると、字がいっぱいあって小さいとそこで読みづらい。情報が少なくなってしまうが、字が大きく、イラストが入っているというのがすっと目に入ってくる。情報量が限定されると思うが、高齢者の方のことを考えるとそうしないと仕方がないのかという印象を持った。
<委員>情報発進力は大事であり、ミニ広報紙の作成がプレゼン能力や発信力の向上につながると思う。私も楽しみにミニ広報紙を見ており、身近に感じている。
【地域課長】発行部数は多いところで800枚。カラーで出したいが、予算のことがあり、白黒で発行している。配布方法は、街頭でのキャンペーンや老人会での講話のほか、市役所にお願いして各戸配布させてもらっている。受持の各地区へは回覧のほか、各支所にも多めに配布させていただき、交番・駐在所に置いてある。
<委員>主要なところだけでも、カラーでしてもらったらと思う。
<委員>コンテストをやることで、励みにもなると思う。できるだけ多くの人の目につくような形で、広報と一緒に入れてもらっていることがわかった。
(3) その他
<委員>最近連続して自動車盗難が発生しているが、発生状況を知りたい。
【刑事課長】当署管内では盗難車が2台燃やされている。隣接する津警察署、松阪警察署の管内でも発生している。犯人は鋭利捜査中であり、隣接署と協力し、これから検挙に向けて捜査していく。未明の時間帯の発生が多く、車上ねらいが連続的に発生している。不審な車や不審者の目撃等、情報提供など協力を願いたい。
6 視察
武道場において逮捕術訓練を視察した。
7 署長謝辞
8 事務局からの連絡
第4回協議会は、平成29年2月16日(木)、23日(木)のいずれかの日で調整する。
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