三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

四日市南警察署  第4回

1 日時
平成29年3月1日(水)午後2時00分~午後4時00分
場所
四日市南警察署5階多目的ホール
2 出席者
1 警察署協議会(11名)
伊藤愛子員、岡本仁志委員、小川喜美子委員、加藤泰委員、田中公美佳委員、
玉垣茉織委員、中谷節子委員、西村康浩委員、服部早慧子委員、水野孝美委員、
矢野正剛委員
2 警察署(16名)
署長、副署長、事件指導官、副参事(会計課長)、副参事(少年)、警務官、
留置管理課長、生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通官、
交通第二課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
無し
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 高齢運転者対策の推進についての説明(交通官)
<委員>「認知症」と医師に診断された高齢運転者から運転免許証を自主返納させるまでのプロセスを教えて欲しい。
【交通官】運転免許更新時のほか、一定の違反行為(信号無視、通行禁止違反、通行区分違反等)をした場合は、認知機能検査を受検することとなった。この検査で「認知症のおそれがある」と診断されたときは、診断書を提出していただくことになる。医師の診断の結果、「認知症」と診断された場合は、運転免許の取消し対象となる。
 今回の道路交通法の一部改正により、高齢運転者の運転免許証の自主返納件数の増加が見込まれるが、自主返納には本人の同意が必要である。
<委員>高齢運転者、高齢歩行者を交通事故から守ることは、警察だけではなく、社会全体の問題である。
<委員>高齢運転者には認知機能検査だけでなく、加齢に伴い身体能力も低下するため、今後は、咄嗟の判断力や反射能力を見極められる検査内容を導入することが必要ではないかと思う。
<委員>三重県は、自動車がないと生活に不便な地域も多く、そのため運転免許証の自主返納率が低いと聞いている。自主返納を促進するためには、警察だけでなく、県や市が連携して取り組むことが必要である。
<委員>高齢者が自分から返納を決心することは難しい。家族の理解と協力も必要である。
<委員>認知症が重度であると運転自体をしなくなるが、軽度な場合は運転を継続していることが多い上、一緒に生活している家族も、認知症の進行状態に気づいていないことが多い。更に高齢者世帯の場合は、車が唯一の交通手段であり、家族も自主返納を望んでいないこともある。
 しかし、違反をしてから臨時検査をするのでは遅い場合もあるため、民生委員等も含めて地域全体で取り組む必要がある。
<委員>高齢運転者対策は警察だけでなく、行政や福祉機関、交通機関も連携しての早期の対応、対策が求められる。
<委員>自動車等の運転だけでなく、自転車でも危険である。高齢者自身が、身体能力の低下や咄嗟の判断力の低下を自覚できるような仕組みが必要である。
<委員>運転経歴証明書保有者に対する支援施策は今後も進めて欲しい。
 全国的にアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を報道でよく見るが、このような誤操作は反応しないようなシステムの整備を法制化したらいいと思う。
 また、保険会社等が保有している予測反射神経を検査する装置を活用するなど、連携した高齢運転者対策を推進して欲しい。
3 平成28年中の総括と平成29年中の取組重点についての説明
(犯罪及び交通事故の発生状況と取組重点(事件指導官、交通官))
<委員>ストーカー、児童虐待等への対策を強化して欲しい。
 高校生による凶悪事件が続いているが、事件が起こってからでは遅いので、警察と教育、医療の現場が連携して防いでいかなければならない問題であると思う。
<委員>「県民とともに築く安全で安心な三重」の実現に取り組んで欲しい。
 暴力団等非日常的なものから、市民を守って欲しい。
<委員>警察から教えてもらった情報は、社員に周知徹底をしている。
 警察には、今後も市民を守る活動をお願いしたい。
<委員>市としては、今後も警察と協力し合い、地域に根ざした活動を行っていきたい。
<委員>街中で警察官の姿を見かけると、市民は安心する。警察の姿を見せて、犯罪抑止につなげて欲しい。
<委員>高齢者は今後も増加を続け、高齢者が被害に遭う詐欺等の犯罪の増加も予想され、その手口も巧妙化している。警察や自治会等が連携して、地域の高齢者に情報提供、注意喚起をして欲しい。
<委員>今後も、警察と市民がしっかりと協力し合い、地域の安全のため一緒になって取り組んでいきたい。
4 署長挨拶
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