三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

尾鷲警察署  第4回

1 日時
平成29年3月6日(月)午後1時30分~午後3時45分
場所
尾鷲警察署3階会議室 
2 出席者
1 警察署協議会(4名)
北川博敏委員、土井弘人委員、西秀委員、西村留理子委員
2 警察署(10名)
署長、副署長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備係長、事務局2名
3 傍聴者
無し
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 管内治安情勢の説明(生活安全課長、交通課長)
3 主な協議
<委員>覚せい剤の事件について尾鷲警察署管内で発生はあるのか。
【刑事課長】本年に入り1名の被疑者を逮捕している。覚せい剤は、依存性・習慣性が高い特徴があることから、前歴者をリストアップして秘匿で調査を行い検挙に結びつける捜査も行っている。
【署長】昨年は5名を逮捕している。覚せい剤事件は突き上げ捜査を行う必要があるため、被疑者を逮捕しても報道は行わない場合がある。管内では密売組織の存在は把握していない。被疑者は、都会に行き入手して、地元に帰って来て使用している。覚せい剤の被疑者を検挙するには、皆様からの情報も非常に大切であるので、不審な挙動をする人物を見かけた場合は通報をお願いする。
【委員】車販売をしている人から、尾鷲地区では自動車盗の発生はないという話を聞いたことがあるので安心していたが、3件も発生しているのに驚いた。実際被害にあったケースでは、朝起きたら車が無かったので、家族が乗っていったと思い込み、警察への通報が遅れたという話も聞いたことがある。
【生活安全課長】管内で発生した自動車盗は、自宅ではなく店舗の駐車場で被害にあったものである。
 また、3件中2件はエンジンキーを付けて車両を離れて被害にあったものである。
 津方面で、盗難車両を使用してガソリンスタンドでお金を奪う、給油所荒しが発生していたが、別の犯罪を犯すために車両を盗んでいることが予想される。凶悪犯罪の入り口の事件とも言えることから、自動車盗の発生が増加しないように警戒している。被害にあわないために、車両を離れる時は短時間でもエンジンキーを抜き、ドアの施錠を必ずするような広報を今後も行っていきたい。
<委員>オレオレ詐欺、架空請求詐欺等の特殊詐欺の被害が相変わらず発生しているが、インターネットを見ている時のポップアップ画面で料金を請求された場合の対処方法を教えてもらいたい。
【生活安全課長】身に覚えがなければ無視してもらうのが最善である。犯人グループは自動で送信しているので、私たちの情報を持っている訳ではない。その表示に慌ててしまい、犯人が指定する電話番号に電話してしまうことで、こちらの情報が伝わるのである。特殊詐欺は、巧妙であり、犯人グループまでたどり着くことは難しい犯罪である。検挙と予防の両方が重要であるので、被害者を出さないためにも広報を行い、各種会合の場においてチラシを配布し被害の防止に努めている。
【署長】騙されたことに気付かない方も多くいる。そのために金融機関に働き掛けを行って、水際で防止をしてもらっている。今回プリペイドカードを購入して被害にあったケースでは、10万円分を購入した被害者にコンビニの店員が声掛けを行っていれば防げた可能性もあるので、新しいタイプの犯罪があれば早期に金融機関・コンビニに対して働き掛けを行っていきたい。
<委員>市内の道路を走行していると、路面標示が消えかかっている箇所が目につく。財政面での問題で修理されていないのかと思うが、警察の観点から危険な箇所は、道路管理者に対して要請を行うことはしていないのか。
【交通課長】センターラインが黄色のラインは、公安委員会の管理なので警察予算で行っている。破線やゼブラゾーンは、県建設事務所等道路管理者が行っている。横断歩道は警察予算で行っている。交通課員が現場点検を行っているが、交番・駐在所勤務員も活動を通じて発見した場合には報告がくるので、可能な限り塗り替えを行っている。通学路に関しては、毎年夏から秋にかけて教育関係者と共同で点検を行っている。
 先日も、点検結果にかかる報告を受けたところであるが、外側線の塗り直し等については、道路管理者と連携し問題点を解消してもらっている。
 ラインの塗り替えについては無駄をなくすために、平素から国土交通省と連絡を密に行い、オーバーレイ工事の時期を事前に把握し、工事が二重にならないように配慮している。
 ラインの不具合については、平素の業務を通じた日常点検や特別点検を通じて把握に努めているが、警察や道路管理者も全て把握できない場合もあるので、不具合箇所については引き続き情報を提供していただきたい。
4 会長総括(西委員)
5 署長感謝状贈呈式 
6 署長謝辞
7 紀勢自動車道紀伊長島インターチェンジ付近の視察
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