児童虐待から子どもたちを守るために
11月は、子ども虐待防止啓発月間です。
 
平成23年度「三重県子ども虐待防止啓発月間」標語
〜見つめていたい あなたの笑顔
  見つけてあげたい 心の傷〜
公募により選定された西岡俊さん(志摩市)の作品
 
子どものSOSに気づいてください 〜性的虐待〜
○性的虐待とは 保護者が、その子どもに、わいせつな行為をすることもしくはわいせつな行為をさせること(児童虐待の防止に関する法律第2条)
○どのような行為が性的
虐待にあたるのか(例)
・子どもとセックス等をする
・子どもの目の前でセックス等をする

子どもの裸の写真(性的なもの)を撮影する 
○性的虐待の特徴 ・被害に遭っていることが外見的に分かりにくい
長期間にわたって隠蔽されやすい
・子どもは恥ずかしさ等から、なかなか告白できない  等
○性的虐待が子どもに
与える影響
・心理面
親などの近親者に裏切られたという絶望感
自分に責任があると思いこむ罪悪感
誰にも助けてもらえない無力感
・身体・行動面
不眠、摂食障害、イライラ、注意散漫等、 家出、
自傷行為、薬物、売春、暴力等
・対人関係面
基本的な対人関係面で信頼感が揺さぶられる
情緒不安定、孤立、異性交際への抵抗、性的な
逸脱行為   等
○子どもの言動に注意
して下さい(例)
・子どもが露骨な性的な遊びをする
異性の保護者と一緒に入浴する
(子どもの年齢を考慮する必要があります)
・体に触られるのを嫌がる
・写真撮影を嫌がる      等 
 
おかしいなと思ったら、すぐに通報して下さい 断片情報でかまいません 警察が子どもの状況を確認します
 
児童虐待とは
児童虐待とは、保護者が子どもに対して行う次の4つの行為を言います。
身体的虐待 首を絞める、殴る、蹴る、激しく揺さぶる、熱湯をかける、溺れさせる、タバコの火を押しつける、逆さ吊りにする、投げ落とす  など
性的虐待 児童への淫行、児童ポルノの被写体にする、性行為の強要、性器や性交をを見せる など
ネグレクト 乳幼児を家に残したまま長時間外出する、車中に放置したままにする、適切な食事を与えない、衣服や室内を長期間不衛生にする、学校に登校させない  など
心理的虐待 言葉による脅かし、無視したり拒否的な態度を示す、児童の面前で家族に対し暴力を繰り返す、他の兄弟姉妹と著しく差別的に扱う  など
早期発見が重要です
児童虐待は、そのほとんどが、人目に触れにくい家庭内で起こります。
しかし、子どもたちは、保護者の養育無しには生活できない弱い立場にあることから、自分から周囲に助けを求めることができません。
このため、虐待の被害から子どもたちを守るためには、周囲の人たちができるだけ早く児童虐待に気づくことが重要です。
 
児童虐待のサインかも?
もし、下記のような様子を感じたら、児童虐待のサインかもしれません。

〜子どもの様子〜

○常に保護者を意識した行動を取る。
○保護者と目を合わせない、怖がる、緊張している。
○全く躾がされていない。
○昼夜を問わず泣き声や叫び声が聞こえる。
○着衣の汚れや、季節にそぐわない服装をしている。
○夜遅くまで外で遊んだり、家に帰りたがらない。
○転んだり怪我をしても助けを求めない。
○他人が手を挙げたり触れたりすると、咄嗟にそれを避けたりする。
○基礎疾患がないのに、発育障がい(低身長、低体重、低栄養等)がある。

〜親の様子〜

○年齢にそぐわない厳しい躾や必要以上の行動制限をする。
○子どもを泣いてもあやさない。
○子どもとの会話が極端に少ない。
○乳幼児を置き去りにして長時間の外出をする。
○繰り返し自分の子どもを愚弄する。
○兄弟姉妹間での差別的言動や特定の子どもを拒否する。
○病院に連れて行くような外傷があるにもかかわらず放置している。
 
児童通告をお願いします
〜あなたの”通告”が子どもたちを救います〜
児童虐待のおそれがあるときは、市町または最寄りの児童相談所へ電話してください。
緊急の場合は、最寄りの警察署または110番を!
ささいな、あるいは断片的な情報でも結構です。
連絡していただいた方の秘密は守られます。
児童虐待の早期発見に、ご理解とご協力をお願いします。
● 児童虐待全国共通ダイヤル
 0570−064−000
● 三重県児童相談センターHP
http://www.pref.mie.jp/JIDOUCEN/HP/
 
ご相談ください
少年自身からのほか、保護者からの相談も受け付けています。
何でも話してみて下さい。
お話しすることで、気持ちが落着き、お子様に優しく接する心の余裕がうまれるかもしれません。
● 警察の少年相談電話
少年相談110番 0120−41−7867
北勢少年サポートセンター 059−354−7867
中勢少年サポートセンター 059−227−7867
南勢少年サポートセンター 0596−24−7867
伊賀少年サポートセンター 0595−64−7837
受付時間 月〜金曜日午前9時から午後5時
             (土・日・祝日・年末年始を除く)