2024/12/05 公安委員会定例会議開催概要

1 開催日時
令和6年12月5日(木)午後1時40分~午後4時20分



2 開催状況

1 個別会議(第1部)

⑴ 特定抗争指定暴力団等としての指定期限の延長について(審議:刑事部)
警察本部から、指定期限の延長の必要性や警戒区域等について説明を受け、審議の上、延長等を決定した。

⑵ 飲食店営業者に対する行政処分(飲食店営業の営業停止命令)について(報告:生活安全部)
警察本部から、処分内容や処分理由について説明を受け、処分について決定した。

⑶ 運転免許の行政処分について(審議:交通部)
警察本部から、運転免許の行政処分(19件)について説明を受け、審議の上、行政処分を決定した。

⑷ 四日市南警察署協議会委員の解嘱及び委嘱について(審議:警務部)
警察本部から、警察署協議会委員の解嘱及び委嘱について説明があり、審議の上、解嘱及び委嘱を決定した。

⑸ 公安委員会宛ての苦情申出の受理について(審議:警務部)
警察本部から、苦情内容等の説明を受け、審議の上、受理を決定するとともに、警察本部に調査を指示した。

⑹ 公安委員会宛ての苦情申出に対する受理及び調査結果について(審議:警務部)
警察本部から苦情内容と調査結果等の説明を受け、審議の上、受理と回答について決定した。



2 全体会議

会議の冒頭、本部長から「今般の県議会において、いわゆる闇バイト、匿名流動型犯罪グループ等の対策として、街頭防犯カメラや広報啓発の予算が認められた。これらの問題については、県議会において一般質問が行われ、国会でも首相が言及するなど、県民、国民の関心や警戒心が非常に高い分野であると認識している。認められた予算を速やかに執行するとともに、犯行に悪用される預貯金口座や携帯電話の売買などを含めた犯罪に対する取締り、犯罪に加担させないための広報啓発、闇バイトに応募してしまった人の保護対策等をしっかり推進していく。」旨の発言があった。

⑴ 令和7年三重県警察運営の重点(案)について(審議:警務部)
警察本部から、執務の基本方針や執行の重点について説明を受け、審議の上、原案どおり決定した。
吉田委員から「項目の多くは前年からの継続であるが、これでよいと思う。一方、その中身となる具体的な取組については、状況の変化に応じた見直しを行いながら進めていただきたい。来年の重点に新たに加えられた項目は、いわゆる闇バイトの対策等を含め、様々な観点で総合的に取り組むものであるとのことであり、心強く思う。このような様々な取組を警察が行っていることについて広く県民に知っていただくことは、県民の安心感や県民からの情報提供などにつながり、ひいては取組の効果をより一層高めることになるのではないかと思う。」旨の発言があり、警察本部からは「県民への浸透を図ってまいりたい。」旨の説明があった。
志田委員長から「特に新たに加えられた項目について、警察署協議会を含めた様々な機会を捉え、県民への周知を図っていただきたい。」旨の発言があった。
村田委員から「街頭警察活動の推進に関する項目が来年の重点に追加されているが、警察官がその姿を県民に見せるのは大事なことだと思う。凶悪な犯罪の報道等に触れ、不安を感じている県民も多い。そういった気持ちを十分に理解して取組を進めていただきたい。」旨の発言があった。

⑵ イオンモール株式会社及びイオンリテール株式会社との「地域安全に関する協定」締結式について(報告:生活安全部)
警察本部から、協定の概要や締結式の日程等について報告があった。
吉田委員から「今回の協定に基づく取組は、工夫されていて良いと思う。これまでも、様々な被害防止の取組が行われている。今後も引き続き、効果的な取組を進めていただきたい。」旨の発言があった。

⑶ 令和7年「110番の日」の広報啓発活動について(報告:地域部)
警察本部から、広報啓発の重点や主な行事等について報告があった。
志田委員長から「119番通報も不要不急のものが多く、緊急性の高い現場に救急車が出動できないことが懸念されるため、救急車を呼ぶかどうか迷ったときの相談を受け付ける専用電話を設けるなど、適切な利用を促す取組が行われている。警察においても同様であると思われるので、必要な対策を講じていただきたい。」旨の発言があった。

⑷ みえ松阪マラソン2024開催に伴う交通規制等の実施について(報告:交通部)
警察本部から、配置体制や交通規制等について報告があった。
志田委員長から「暗くなってからも、コースの試走や下見をしている人を見掛けることがある。競技当日とともに、事故防止に努めていただくようお願いする。」旨の発言があった。

⑸ 運転者管理システムの警察共通基盤への移行について(報告:交通部)
警察本部から、移行の概要や運用開始日等について報告があった。
志田委員長から「システムの移行により、利用者側で難しい操作が必要になることはないのか。」旨の発言があり、警察本部からは「利用者側の操作は簡略化されており、画面もわかりやすい。移行当初は操作を案内する係員も配置する。」旨の説明があった。
吉田委員から「警察共通基盤への移行により、県警察におけるシステムの保守負担が軽減されたり、技術に長けた職員の配置が不要になったりするのか。」旨の発言があり、警察本部からは「システムの改修や保守は国が担うことになるが、端末等の整備は県側で行う必要がある。また、運転免許証とマイナンバーカードの一体化への対応も必要になるため、対応する職員の配置は引き続き必要である。」旨の発言があった。
村田委員から「変更されたシステムを知識が不十分なまま扱うと、その修正等で大きな手間が生じる。運用開始直後は職員と利用者の双方が不安だと思うので、マイナンバーカードとの一体化も含め、関係職員には十分な指導教養を行うなど、気をつけて運用するようお願いする。」旨の発言があった。


3 個別会議(第2部)

⑴ 警察職員等の援助の要求について(報告:警備部)
警察本部から、援助要求の必要性、内容等について説明を受け、審議の上、これを決定した。

⑵ 示威行進及び集団示威運動に関する条例の取扱いについて(令和6年11月中)(報告:警備部)
警察本部から、示威行進及び集団示威運動の申請状況について報告があった。

 

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