MESSAGE先輩の声

警察事務官・技官

所属:科学捜査研究所 法医係

採用年:平成25年

科学捜査研究技師を志した動機と現在の仕事について

 大学では、植物のDNAを扱った研究をしており、研究を通して得た知識・技術を活かせる仕事に就きたいと考えたのが動機です。

 今の仕事内容は、主としてヒトのDNA型検査や、唾液、血液等の識別検査を実施しています。

 採用された当時と比較すると、科学技術も進歩しており、各種研修において新たな技術及び知見を身につけています。

仕事のやりがい、職場の魅力について

 自身が実施した鑑定が事件解決に貢献できることがやりがいです。

 特に、ごく微量の資料から、犯人の逮捕に繋がる結果を導き出せたときの喜びはひとしおです。

 鑑定の結果に加えて、捜査や鑑識部門の警察官と連携することにより、1つ1つの事件の真相を解明することができ、県民が安全で安心して暮らすことのできる社会の構築に寄与できることが魅力と感じます。

 科学捜査研究所では、法医、物理、化学、人文部門の技官が、それぞれの専門的知識や技能、最新の機器を活用し、捜査を科学技術に基づいて支援しています。

 私は、法医分野を担当し、犯罪現場に残されたわずかな痕跡の中からDNA型鑑定によって識別を行い、事件を真相解明へ導きます。

 鑑定が裁判でどのように評価されるか、非常に重い責任を伴う業務ですが、大学で学んだ専門的知識が犯罪解決に結びついたときの達成感はこの上ないものです。

 また、働きながら、学術研究も行えることも魅力です。

余暇の過ごし方

 鑑定資料の撮影を行うことがきっかけで、仕事を始めて1年目にカメラを購入しました。

 現在では春には桜、秋には紅葉など、撮影技術の向上も兼ねて写真撮影に出かけています。

 また、友人を訪ねて他県に出掛けるときは、カメラを片手に一緒に観光したり、食事をしたりして、近況を報告し合っています。

 このようにリフレッシュすることで仕事への活力に繋げています。

今後の目標

 科学捜査研究所には多種多様な鑑定資料が持ち込まれ、ごく稀に検査困難な資料もあります。

 このような場合に対応すべく、国内のみならず海外におけるDNA型鑑定の動向についても注目しながら、より高度な専門知識や技術を身につけたいです。

 また、日頃から多くの鑑定資料を検査することで経験を積み、技術を向上させたいです。

科学捜査研究技師を目指す方へ

 就職は今後の人生を決める重要な選択だと思います。

 視野を広く持ち、納得いくまで様々な分野の仕事について考えてみる必要があると思います。

 考えてみた中で、県民の方々が安全で安心して暮らすことができるように、自身が役に立ちたいという熱意がある方は大歓迎です。

 皆さんと一緒に働く日が来ることを楽しみにしています。

ある1日のタイムスケジュール

   8:30 出勤

   8:35 メールチェック、検査準備

   8:45 検査

 12:00 昼食

 13:00 検査

 16:50 検査結果まとめ、書類作成

 17:15 終業

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