三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

亀山警察署  第2回

1 日時
平成29年9月27日(水)午後1時00分~午後4時20分
開催場所
亀山警察署会議室等
2 出席者
1 警察署協議会(5名)
  大谷美貴子委員、中島徹委員、福島富士子委員、古田秀樹委員
  森日出子委員、
2 警察署(7名)
  署長、副署長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、
  事務局1名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 民間警察犬訓練所の視察
2 管内の治安概況等説明(署長)
 (1)組織
 (2)治安概況
 (3)警察安全相談受理状況
 (4)その他
3 主な協議
<委員>交番と駐在所の違いは何か。
【署長】交番は勤務員が交替制で勤務しているが、駐在所は原則として、勤務員がそこに住んで勤務している。駐在所は、勤務員の住居を兼ねている。
<委員>交番の交替制勤務というのは、24時間勤務なのか。
【署長】当直勤務の場合は、朝から翌朝までの24時間の勤務となるが、その間に、パトロールや事件事故の現場に出動していることもあるので、24時間いつでも交番に警察官がいるというわけではない。「交番には、いつも警察官がいてほしい。」という要望がある一方、「いつも市内をパトロールしてほしい。」という要望もある。限られた勤務員で、できるだけ要望に応えられるよう、交番相談員を配置するなどの補完を図っているところである。
<委員>交通安全運動への取組みで、横断歩道の交通指導取締りを重点に行うという説明があったが、亀山市は、商店街等道幅があまり広くない道路で、車のスピードが速いという気がする。老人は歩くのが遅く、車が速いと道路を渡れない。三重県は、他県に比べて車のスピードが速いと聞いたことがある。他の市町に比べて、亀山市は速いのではないか。
【署長】他と比べたデータはないので、亀山市が特に市街地での車のスピードが速いかどうかについては何とも言えない。高齢者の方は、自分が考えている以上に歩く速度が落ちているので、十分気をつけてもらいたい。道路を渡りきれるつもりであっても、車が予想以上に速く、接近しているということがある。
<委員>実際のところ、高齢者は遠くの横断歩道まで歩くことも大変である。横断歩道が遠いため、横断歩道のないところを渡ろうとしても、交通量が多かったり、速度が速くて危険で渡れない。
【署長】遠くにしか横断歩道がないというのは不便かもしれないが、道路を横断するときは、安全のためにも横断歩道を渡っていただきたい。
<委員>生活安全課は、何の仕事をしているのか。
【署長】生活安全課の担当する事務は幅が広く、そのためかえって、市民の方には分かりづらいのかもしれない。生活安全課の所掌事務の中で、最近、特に問題になっているのは人身の安全にかかわる事案で、DVとかストーカー等である。最近は、夫婦げんかが殺人事件に発展することがある。積極的に介入して、犯罪の未然防止に努めるという立場に変わってきている。
<委員>亀山のような田舎町で、DVやストーカーなどの事件はないと思っていたので、発生して対応されていると聞いて驚いた。また、亀山署で、インターネットを利用した詐欺事件を解決したとの説明があったが、そのような大きな事件は、警察本部が捜査しているものと思っていた。
【署長】捜査員の人数がもっと必要になるような大きな事件には、本部から応援を受けることもある。また、詐欺事件などは、報道発表できないこともあり、市民の耳目に触れないことも多い。
<委員>東町の交差点は、朝晩の渋滞がひどい。原因は、右折車が右折できないためである。信号機に右折の矢印をつけることはできないか。
【交通課長】地元自治会などから要望があれば、道路形状や交通量、必要性などを考慮し、できるか否かを検討していく。現示時間の調整などで対応できるかもしれないので、まず現場を確認する。
<委員>「亀山市安心メール」というものがある。市が、警察や教育委員会などと連携し、把握した不審者情報などを登録アドレスに一斉メールで送信して情報提供・注意喚起をするものであるが、届くのが遅い。メール配信が、事案の発生から2日後になったりしている。遅くなる理由は、当事者の承認を受けるのに時間が掛かるからとのことであるが、捜査中で流せないという場合もあるようだ。せっかくの良い取組みなので、もっと活用できればいいと思っている。
 また、加入者が4,000人しかいない。全員が亀山市民だとしても、市の人口の1割にも満たない。いろいろなところで宣伝してもらえるとありがたい。
【署長】確かに事件に絡むものについては、メール配信が難しいところはあるが、なるべく早く、情報発信できるよう努めたい。
<委員>道路標示の塗り替えの話があったが、百均ショップ前の道路のサイドの白線が、かなり消えている。誰が直すのか。
【交通課長】道路の外側に引かれている外側線は、道路管理者の担当になる。道路設備に関する標示は道路管理者の管理で、交通規制に関する標示は警察の管理となっている。そのような御意見のあったことは、道路管理者に連絡しておく。
<委員>声掛け事案の説明があったが、件数は、警察に届出があったものだけの数字か。
【署長】そのとおり。警察に届け出たものに限られる。
<委員>実際には、警察に届出がされていないものも多いのではないか。実は、私方の娘も声を掛けられたことがある。声を掛けられただけで、実害は何もなかったので、どこにも届出はしなかった。わざわざ、届け出る方が少ないのではないか。
【署長】現実として、警察に届けてもらっているのは一部分であろうと思われる。声掛け事案は性犯罪被害のきっかけになったり、誘拐事件に発展する可能性もある。声を掛けられただけであっても、通報していただきたい。
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