少年の非行防止と健全育成のために、多くの方々が公的機関と連携してボランティア活動に取り組んでいます。
未来を担う少年たちの健やかな成長を願って・・・
「少年警察ボランティア」とは・・・
少年の非行防止と健全育成を進めるためには、警察や関係機関の活動だけではなく、地域住民自らが「地域の少年は地域で育てる」という意識を持って自発的な取組を行っていただくことが大切です。
警察では、地域の方々を「少年警察協助員」「少年指導委員」「少年警察学生ボランティア」として委嘱し、少年の非行防止及び健全育成のための活動に当たっていただいています。
これらの方々を総称して「少年警察ボランティア」と呼んでいます。
警察では、少年警察ボランティアを少年の健全育成のための重要なパートナーと位置づけており、 協力して街頭補導活動や相談活動等の諸活動を推進しています。
少年警察ボランティアの紹介
○ 少年警察協助員
発足 | 昭和38年12月18日 |
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人数 | 359名 |
身分 | 警察署長から委嘱を受けています。 |
活動内容 | 少年の非行を防止し、健全な育成を図るため、主に次のような活動を行っています。
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○ 少年指導委員
発足 | 昭和60年4月1日 |
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人数 | 60名 |
身分 | 三重県公安委員会から委嘱を受けています。 |
活動内容 | 風俗営業及び性風俗関連特殊営業等に関して、主に次のような活動を行っています。
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○ 少年警察学生ボランティア(名称 若樫サポーター)
発足 | 平成23年4月1日 |
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人数 | 50名 |
身分 | 三重県警察本部生活安全部少年課長から委嘱を受けています。 |
資格 | 三重県内に在所する大学、専修学校に在学している学生又は三重県内に居住する大学、専修学校に在学している学生 |
活動内容 | 非行少年等の立ち直り支援及び少年の非行防止・健全育成活動を効果的に実施するため、警察職員、学校、他の少年警察ボランティア等と協働して次の活動を行っています。
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少年警察ボランティア の主な活動
少年警察ボランティアの活動は多岐にわたっています。
街頭補導活動による少年への助言・指導や少年が気軽に相談できる環境づくりなどは、 少年の非行防止を進める上で不可欠です。
また、地域全体に呼びかけながら、少年の居場所づくりや問題を抱えた少年の立ち直り支援を進めることも重要になっています。
街頭補導活動
ゲームセンターやカラオケボックス、コンビニエンスストア、公園など、少年が集まる場所で、喫煙や飲酒、深夜はいかいなどの不良行為少年を発見した場合、その場での助言、指導をするほか、必要に応じて警察に引き継ぐなどの活動を行っています。
また、不良行為等がなくても、たむろしている少年や遊んでいる少年、被害少年等にも声をかけ、地域の人達の見守る目を子どもたちに伝えています。
少年相談活動
少年や保護者等から、少年の非行、犯罪被害の防止に関する相談を受け、助言・指導などを行っています。
また、相談の内容が複雑で困難な場合には、相談者や保護者の承諾を得た上で、警察職員に引き継ぐ場合もあります。
少年の社会参加活動
地域における少年の居場所づくりや、社会参加の機会づくりを行っています。
人間関係の絆を育てることは、少年が健全に育っていくために大切な要素です。
親や友達との関係はもちろんのこと、地域との連帯感を持つことによって、健やかな心と体を育みます。
少年に対しスポーツ大会や社会奉仕活動への参加を呼びかけるなど、居場所づくり活動を行っています。
有害環境浄化活動
少年の健全な成長を阻害する社会的環境を浄化していくものです。
具体的には、不健全なたまり場の解消、インターネット上の有害情報への接触防止、 自動販売機収納図書類の点検、酒・タバコの未成年に対する販売防止、少年に有害なポスター等の撤去などです。
広報啓発活動
地域全体で少年の非行防止や健全育成に取り組むため、地域住民に理解と協力を呼びかけるなどの 活動を行っています。