三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

四日市南警察署  第1回

1 日時
平成27年7月8日(水)午後2時~午後4時
場所
四日市南警察署5階多目的ホール
2 出席者
1 警察署協議会(12名)  
伊藤愛子委員、伊藤万里子委員、岡本仁志委員、片岡則子委員、加藤 泰委員、黒野 康委員、駒田理香委員、中谷節子委員、西村康浩委員、水野孝美委員、矢野正剛委員、WADA MARIA RICO委員 
2 警察署(15名)
署長、副署長、事件指導官、交通官、会計課長、警務官、留置管理課長、生活安全課長、地域課長、刑事第二課長、警備課長、会計課主幹、生活安全課主幹、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 委嘱状伝達
2 署長挨拶
3 警察署協議会委員及び警察署幹部自己紹介
4 役員選出
  会長 黒野康委員   副会長 伊藤万里子委員、矢野正剛委員 
5 本年度の取組重点と管内概況説明(署長、事件指導官、交通官、生活安全課長)
6 主な協議
<委員>6月から自転車の取締りが厳しくなったとのことですが、実際はスマホをいじりながら運転している人や、繁華街では、酒を飲んでそのまま自転車に乗って帰る人が多いように感じる。これらの違反者に対して、集中して取締まれば効果が上がるのではと思うが、現状はいかがか。
【交通官】道交法改正後、違反自転車に対しては、積極的に指導警告を実施しており、今後も指導取締りや指導警告を実施していく。指導取締り等だけでなく、昨年に引き続き中学校や高校に訪問して、教職員と連携した交通安全教育を進めていく。
<委員>四日市市内には自転車専用レーンがないのですが、歩道上を走行してもよいのか。 
【交通官】国道1号や笹川通り等ほとんどの歩道には、自転車通行可の標識が設置されているので歩道を通行することはできる。自転車通行可でない歩道については、車道を通行することとなっているが、危険があるときは例外もある。
<委員>歩道上で歩行者と自転車が接触事故を起こした場合は、どのようになるのか。
【交通官】自転車通行可の歩道であっても、当然歩行者が優先であり、歩行者の支障のないように走行しなければならない。事故の過失は、ケースバイケースであるが、自転車が歩行者に重大な損害を与えれば、多額の賠償責任等を負うこともある。
【署長】自転車と歩行者の事故については、それぞれにどのような過失があるかによって判断することになる。
【交通官】70歳以上の方や13歳以下の方は、自転車通行可以外の歩道であっても、自転車で走行できる。互いに相手を思いやる気持ちがあれば、交通事故を減らすことができる。
<委員>自転車通行可の歩道の設置は、どこへ要望したらよいのか。ヘッドホンを着けての自転車走行は違反なのか。神奈川県は片耳だけならいいそうであるが、三重県はいかがか。
【交通官】自転車通行可の歩道の設置要望については、交通規制係より場所等の詳しい内容を伺い、説明させていただく。
ヘッドホンについては、三重県道路交通法施行細則では、違反として明示されていないが、安全運転に必要な音や声が聞こえない状態での運転は危険であるので、両耳、片耳関係なく指導させていただく。
<委員>施行細則は、インターネットで見ることができるか。
【交通官】インターネットで公開している。
<委員>「4S対策」の一つである高齢者の交通事故防止対策を具体的に教えてほしい。
【交通官】高齢者に対して、高齢者が被害者や第1当事者となる交通事故が多発していることを幅広く広報している。また、高齢者事故抑止モデル地区では、住民の方の取組をサポートしたり、自動車学校と連携して、シルバーリーダー等指導的な役割の方から老人会等各種会合において高齢者の交通事故情勢を説明してもらう等周知を図っている。
さらに、高齢で危険な運転をしている家族の相談を受けた際には、認知症の危険性について説明し、病院での受診や免許証返納手続きを教示することもある。何度も交通事故を起こしている高齢者の家庭を訪問して面接したり、各種違反を繰り返す高齢者には違反処理だけでなく、納得がいくまで説明して、高齢者が事故や違反の当事者にならないように努めている。
【署長】70歳以上の高齢者は、運転免許証更新の際は高齢者講習を受講しなければ更新できない仕組みになっている。認知機能が低下していないかチェックをして、低下しているおそれがある場合は医師の診察を受けてもらうこととなっている。
<委員>取り組んでいることがよく分かったので、もっと市民へPRした方がいいと思う。
<委員>自転車の危険行為を行った人の身分確認はどのように行っているのか。
【交通官】自転車運転者には運転免許証を持っていない方も多くいるので、本人からの聴取だけでなく、学生証等身分を証明する物を携帯していなければ、家族や職場に電話する等して本人確認をしている。
<委員>「諏訪クリーン作戦」について詳しく教えてほしい。
【生活安全課長】生活安全、交通、刑事等が挙署一体となって、関係機関と連携し、安全・安心なまちづくりや少年の健全育成活動を行い、県内随一の繁華街である諏訪地区を市民の「憩いの場」にするための総合的な活動を行っている。
具体的には、飲酒等交通指導取締りや客引き行為等への取締り、風俗店への立入等環境浄化活動や少年補導活動、暴力団による不当要求拒否等暴力排除活動等である。
<委員>裁判所では、DVの加害者である夫から、「妻が警察に相談したため、全く覚えのないことで警察から注意を受けた」との話を聞くことがある。実際にそういうことがあるのか。
【生活安全課長】DV事案については、ケースバイケースであるが、被害者の意向をよく聞いた上で、警察が判断する。被害者の身の安全を最優先し、被害の度合いが酷い場合は事件化し、加害者を逮捕する等被害者にとって最もベストな方法を考える。もし、被害者が自己の都合で虚偽申告をしている可能性が認められれば、家族等周囲からも事情聴取を行い、客観的に事案を把握して判断することとしている。
<委員>「くすのきパーキング」を利用する女性が「怖い」と感じている話を聞く。また、職場の近くにできたビジネスホテルには外国人のツアー観光客が多数宿泊しており、週末には道路一杯に広がって歩いたり、店や飲食店に入ってきて、「怖い」と感じることがある。周辺のコンビニエンスストア等見回ってほしい。【署長】「くすのきパーキング」を怖いと感じる原因が「薄暗い」ということであれば、意見は管理者へ伝える。何らかの犯罪が行われるような怖さがあるということであれば、パトロール活動を実施し、立寄り警戒等実施して「怖い」と感じる環境を改善するため、警察としてできることはしていく。
【事件指導官】四日市市は多くの外国人が居住しており、外国人集住地域に指定されている。関係機関とともに、外国人との共存社会を実現するための支援を行っている。外国人が多く集まる店等には情報発信していきたいので、今後も情報提供をお願いする。
<委員>来日して25年になるが、当時と現在では四日市の外国人の状況は大きく違う。最近の外国人犯罪はどうなっているか。
【刑事第二課長】10~12年前と比較すると、最近では外国人による犯罪は減少している。外国人が日本社会に溶け込んでいるものと思われる。
<委員>以前、自宅前の空き家に外国人が入り込んでおり、家族が追いかけたら、船に乗り込み逃げて行ったことがあった。警察では捕まえられないものなのか。
【事件指導官】外国人船舶については、海上保安庁、税関等と連携して対応しており、四日市港を管轄している警察、検察庁、税関、海上保安庁と連携して水際対策を行っている。寄港していれば、日本の法律で対応可能と思われる。今後は逃走方向等をメモして110番通報願う。
<委員>以前、中学生の子が不審な男性に液体様の物をかけられることがあったと聞いたが、引き続きパトロールをお願いする。
<委員>自動車の運転者が違反や事故を起こすと、点数が累積されたり、免許の停止や取消し処分があるが、自転車の運転者に対しては何かペナルティはないのか。
【交通官】自転車運転者も違反行為をすれば、検挙の対象となる。6月の道路交通法改正により、危険行為を繰り返す違反者に対しては、有償の自転車運転者講習の受講が命ぜられる。
<委員>四日市市内では、7軒に1軒(約15%)が空き家と割合が高い。空き家は泥棒やボヤ等犯罪の温床になりやすいと思うが、パトロール活動を通じて警察では空き家の実態を把握しているのか。
【署長】警察のパトロール活動によって、地域の空き家の実態を把握することは困難であるが、住民の方から「空き家のトタン屋根が飛んでいきそうで怖い」という相談を受理して、所有者へ連絡する等の対応をしたことがある。
<委員>四日市市では「空き家等の適正管理に関する条例」が施行され、地域の力を借りて、実際に取り壊しに行く場合もある。条例の改正に当たっては各地域でアンケート調査も実施している。情報を提供してもらえば、関係部局と調整して四日市市で対応していく。
<委員>空き家対策については、民生委員や自治会と関係機関が連携して、地域ぐるみで対応する必要がある。
7 署長挨拶
8 警察官募集について(警務官)
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