三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

尾鷲警察署  第2回

1 日時
平成27年9月7日(月)午後1時~午後5時15分
場所
尾鷲警察署3階会議室等
2 出席者
1 警察署協議会(5名)
浅川研委員、土井弘人委員、西秀委員、西村留理子委員、林宏城委員
2 警察署(9名)
署長、副署長、会計課長、生活安全課長、刑事課長、交通課長、地域係長、警備係長、事務局1名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 会長挨拶
3 第1回協議会における意見要望に対する回答(副署長)
 第1回協議会において委員から「防犯協会、老人会、協議会委員が集まり、意見交換や情報交換ができる機会を設けてはどうか。」との提案をいただいた。これは、委員自身が地区の連絡協議会に出席されており、非常に有効だと肌で感じているからだと思う。
 警察は、生活安全や交通関係で多くの会議を運営しており各委員から多数の意見をいただいているが、その中でも警察署協議会と同様の会議として、各交番・駐在所単位で設けている連絡協議会があると考えている。これは、住民とその地域を管轄している警察官が直接意見交換、情報交換できるからであり、既に良い協議会があるので新しい会議を立ち上げることは現在考えていない。
 交番・駐在所連絡協議会に委員の方々が出席していただけるのであれば、警察にとって誠に良い話であり、御厚意で出席していただけるのであれば、是非とも御協力をお願いしたい。 
 また、各地には少人数から多人数まで数多くの住民が集まる会があるが、委員がそのような会の開催を聞いたら、警察が間に入るのではなく自主的に参加していただき、住民の方々から出た意見を吸い上げていただきたい。その場で回答していただく必要は全くないので、警察署協議会の場でその意見を発表していただき警察に伝えてほしい。これこそ協議会が求めている本来の趣旨だと考えている。
4 管内治安情勢説明(生活安全課長・交通課長)
5 主な協議
<委員>飲酒運転での検挙件数を知りたい。また、検挙場所は、尾鷲市の市街地が多いのか
【交通課長】8月末で9件検挙している。
尾鷲市の市街地でも検挙しているが、紀伊長島区、海山区でも検挙している。郊外のキャンプ場の付近でも検挙している。
<委員>ぐ犯少年とはどういった少年をいうのか。
【生活安全課長】保護者の正当な監督に服しない性癖がある等、その性格や環境から将来罪を犯すおそれのある少年がぐ犯少年である。犯罪少年は、罪を犯した少年のことであり、不良行為少年とは、飲酒、喫煙、深夜はいかい等自分や他人の特性を害する行為をした少年である。また、触法少年とは、14歳未満で刑罰法令に触れる行為をした少年をいう。
<委員>ゲートウェイ犯罪とはどういうものか。
【生活安全課長】犯罪に手を染める入り口といわれる犯罪で、万引きや自転車盗など軽い気持ちで犯す犯罪がゲートウェイ犯罪である。
犯罪都市ニューヨークを治安の良い都市に変革する際に使った割窓理論では、車の窓が割れているのに修理等の措置を怠っていると、次々犯罪が発生し、凶悪な犯罪の発生を誘発するというものである。
この理論のように軽い気持ちで犯す犯罪をしっかり取り締まることが、凶悪な犯罪の発生を抑えることにつながるというものである。
<委員>全国的には、外国人による犯罪が多く発生しているが、管内での発生はどうか。
【生活安全課長】犯罪が発生した段階では、犯人が外国人かどうかはわからない場合が多い。通常は捜査してわかる。現在のところ外国人を犯人として検挙した事件はないが、未解決の事件の中には外国人による犯罪の可能性はある。
また、管内には外国人研修生や結婚して居住しているので相談等は受理している。
<委員>少年補導件数で多いのは何か。また時期的な特徴はあるのか。
【生活安全課長】7月末の数字を見ると、平成25年が131件、平成26年が104件、本年が89件と減少している。種別では、正当な理由もなく、深夜にはいかいやたむろしている深夜はいかいが一番多い。
時期的な特徴は、夏休み等長期の休みがある月は件数が多くなる。2学期に入ったため冬休みに入る12月までは少なくなると思う。
【署長】深夜はいかいとは、午後10時以降正当な理由無く出歩くことである。昔であれば夜遅く子供が遊んでいたら他人の子供でも注意したものであるが、現代ではなかなかできない。一般の方々が、声掛けするにも勇気のいる時代になってしまった。
<委員>昔は他人の子供でも悪さをすれば叱り地域で子供を育てていたが、現代は親や学校、地域も叱らなくなったように思う。大人も地域の子供に積極的に声掛けをしなければならないと思う。
【署長】交通安全の日に街頭監視で交差点に立つと、小学生、中学生はしっかり挨拶を返してくれる。この地区の子供は素直に育っていることを実感できる。
<委員>地区連絡協議会に出席した際、最近バッテリー盗難が発生しているとの説明を受けた。終了後には駐在所員と一緒に管内の隅々までパトロールした。午後9時30分という時間にも関わらず住民とはほとんど出会うことがなかったが、このようにパトカーが赤色灯を点灯してパトロールすることは効果があると思う。
大型ダンプを狙ったバッテリー盗難が深夜に発生していることを情報提供してもらうことで、住民からの不審車両の情報提供にもつながるので、警察と住民を結ぶ連絡協議会は大切だと思う。
6 署長謝辞
6 視察
110番センター
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