三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

松阪警察署  第2回

1 日時
平成27年10月6日(火)午後1時30分~午後4時
場所
松阪警察署4階訓授室
2 出席者
1 警察署協議会(11名)
青木道夫委員、石川哲章委員、佐久間進委員、髙山貢委員、竹内一委員、玉置久雄委員、床呂さやこ委員、野呂英史委員、濱口一郎委員、松江茂委員、山越 一委員
2 警察署(15名)
署長、副署長、事件指導官、交通官、警務官、会計課長、留置管理課長、生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通第二課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 フリートーキング
  協議会委員のみのフリートーキング
2 署長挨拶
3 管内概況説明(署長・事件指導官)
4 速度取締り指針・放置駐車のガイドラインに関する説明(交通第二課長)
5 特殊詐欺被害の現状と対策説明(生活安全課長)
6 主な協議
<委員>特殊詐欺の110番はあるのか。たまたま消費者センターに電話することがあったがなかなかつながらなかったことがある。 
【生活安全課長】この種事案があった場合は、110番してもらっている。また金融機関と警察の間ではホットラインを設けており、金融機関から連絡を受ければいち早く臨場する対策をとっている。
<委員>県下の警察署で、特殊詐欺の様々な対策をとっていると思うが、その他に何か啓発につながるようなことはあるか。
【生活安全課長】警察本部生活安全企画課で迷惑電話チェッカーのモニターを募り、昨年から実施している。当署管内でも11人の方にモニターになってもらい、実際に振り込め詐欺の防止に活用できるか体験をしていただいている。被害に遭わないように地域住民の皆様に体験していただきながら抑止を図っているのが現状である。
<委員>松阪で多く被害に遭っているが、特殊詐欺は何故起こるのか。
暴力団の広域的な動きはあるのか。特殊詐欺に暴力団関係はあるのか、組織的にしているのか、現状を知りたい。
【刑事第二課長】特殊詐欺に関しては、使用される携帯電話、口座、現金、送付先等はいずれも他人名義であることがほとんどで、匿名性が高く、判明事項から組織のトップまで辿り着くのは容易ではないのが現状である。現金を手渡す手口であっても受け子と呼ばれる現金の受取役は直接主犯格とやりとりしておらず、共犯者の検挙が困難となっているのが現状である。
全国的には暴力団が関与している事件もあるが、当署管内で発生したものに関しては、それらの者が関係しているかどうかは定かではない。
もう一点、暴力団情勢であるが、6代目山口組が分裂し神戸山口組なる新組織ができたという報道がされているが、警察としても十分認識している。
山口組の分裂によるトラブル等の影響は当署管内では認知していないが、過去には山口組が分裂するといった状況になったときに対立抗争が起きて一般市民が被害に遭っている。そのようなことがないよう警戒等、情報収集の強化を図っているところである。
<委員>特殊詐欺を事前に防げた件数は各署で分かるのか。
【生活安全課長】水際阻止の件数については資料を持ち合わせていない。 
当署管内においても金融機関の皆様方の御協力をいただき阻止しているのが現状である。
<委員>電話機にシールを貼るだけでも十分効果があると思うし、宅配業者や郵便局で声掛けをすると違うと思う。
【生活安全課長】声を掛けてもらうのは一番効果があると思うが、犯人に騙されており、職員の方が熱心に声掛けをしていただいても真実を語ってもらえないのが現状である。そのため、金融機関にお願いしていることは、「警察から言われているので。」と言い、声を掛けて止めてくださいとお願いしている。
【署長】金融機関の窓口を担当する職員の方を集めて、お金を引き出しにいったお年寄り役に対応するといった競技会を6月に開催した。大手の銀行の方は非常に上手であり、おそらく訓練を絶えずやっているからであると思う。しかし、実際の事例を聞いてみると町の小さな郵便局のような地元に密着したところで被害を止めてもらっており、やはり顔見知りの方が来ると親身になって止めてくれていると感じた。
警察に通報してもらい、署員が現場に行って説得するなど連携して対応している。
<委員>最近チャイルドシートについてあまり言われなくなったと感じるが、子供の事故はあまりないのか
【交通官】チャイルドシートを含めた全席のシートベルトの着用徹底として、年4回の交通安全運動でも重点事項になっている。統計上でも、幼児、児童、小学生、中学生の怪我を見ると乗車中の怪我の方が多い。保育園でもチャイルドシートの推進モデル園を指定して取り組んでいる。
<委員>制限速度はどのように決めるのか。
【交通官】法定速度の60キロが基準になっている。道路の幅員や道路環境に応じて50キロ、あるいは40キロの指定をしている。
<委員>制限速度は警察が決めるのか。
【交通官】公安委員会が意思決定をする。警察が調査し検討した結果をもとに公安委員会が決定し、標識を設置することになる。
<委員>こんな場所でも40キロ制限で走らないといけないのかという道路があるがいかがか。
【交通官】道路は安全と円滑の両方を兼ね備えていないといけないので、この路線は統一した方が走りやすい道であろうということもある。道が広くなりバイパスができたことで40キロから50キロに変更したり、法定速度に戻したりしているところも増えている。交通規制は地元からの要望や事故実態を見て変更する場合もある。
【署長】随時、見直しも行っているので、要望があれば言ってほしい。その都度現場に行って調査をする。
【副署長】警察官募集に関して、警察官を目指す若者が年々減ってきている。警察官の募集活動において良いアイデアはないか。
<委員>学校へ出向いてはどうか。
<委員>看護師の募集のためには、病院をオープンにして小学生、中学生に来てもらい、白衣を用意して写真を撮ってもらったりしている。学校へ出向いて説明するのは当然のことであり、ありとあらゆる警察をオープンにして来てもらい、見てもらうことが重要である。
<委員>卒業生が母校に行って話をする機会を作ってはどうか。PTA総会等で大学等がブースを設けるのでその中に警察官のブースを設けてもらってはどうか。お金は必要だが業者が開く説明会にブースを出すこともできる。
7 署長謝辞
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