三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊賀警察署  第2回

1 日時
平成27年10月7日(水)午後3時~午後5時
場所
伊賀警察署大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
今井康之委員、菊澤昌平委員、菊山順子委員、榊原成人委員、谷武尚委員、西尾尚子委員、山由美委員   
2 警察署(9名)
署長、副署長、警務官、地域課長、刑事課長、交通課長、生活安全係長、警備係長、事務局1名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 会長挨拶
3 管内概況説明(署長)
4 自転車利用者の道路交通法改正点説明(交通課長)
5 主な協議
<委員>運転免許証を持っていない高齢者にいかにどのようにして広報するのかが一番難しく、また、重要であると感じる。
実際に車と自転車が衝突する映像(スタントマン、人形を利用したもの)を見せたり、孫世代がいる家庭には、祖父母と一緒に参加する講習等を開催するといった工夫が必要であると思う。
【交通課長】管内にて老人会の協力を得て、各種イベント等を開催しており、今後も実施していく。
<委員>市内には自転車専用道路が設けられている道路もあるが、草が生えている等整備されていないところがあり、要望を言いたいのだが、市に直接申し出るのか、警察を通じて申し出るのか、どのような対応をとったらいいのか。  
【交通課長】市がとりまとめているが、警察に寄せられた意見については、市に伝えている。
<委員>外国人は車を持っておらず、自転車利用者が多いので、呼び掛けが必要だと思う。また、学生等の若者は、荷物を多く積んで乗っていたり、勢いよく乗っているのをよく見掛けるので、危ないと思う。
<委員>親の保険に子供の自転車保険をつける方法等もあるが、警察から広報することはあるのか。
【交通課長】企業に対する講習では、自転車事故における賠償金支払い事例や備えが必要である旨話をしているが、学校に対してはなかなかできないのが現状である。
<委員>単にルールの説明だけではなく、賠償金の事例や実際にあった交通事故事例等を話したり、この協議会のように対話形式にすれば、内容が頭に残りやすく、浸透しやすいのではないか。
<委員>現在、自転車に対する取締りはしているのか。
【交通課長】取締りは行っている。
<委員>自転車違反の検挙はあるのか。
【交通課長】警告という形ではある。
<委員>自転車の一時停止無視による車との事故ならば、自転車が悪くなるのか。 
【交通課長】県内で発生した自転車が絡む交通事故のうち、自転車の交通違反が事故原因となっているものが8割を占めているのが現状である。
事故や怪我の状況等によるところもあるが、自転車の違反行為が原因で交通事故が発生したならば、事故の割合としては、自転車の方が高くなる。   
<委員>小学校では踏切を使っての講習をしたと聞いたことがあるが、普段から踏切を使用して実施しているのか。
【交通課長】自動車学校と共同して行うものについては実施しているが、警察署単体での講習では実施していない。
<委員>高齢者の自転車違反による事故は、衝動的・身体能力的な問題が多く、故意ではないと思う。高齢者対策と高齢者が目立ちがちであるが、自転車を利用している高齢者は運転免許証を返納後、利用している人が多いので、知識は持っているはずである。
小中学生等に対し、若い頃から交通安全について浸透させていく必要があると思う。
また、自動車学校での免許取得時の原付講習のように、自転車の講習を組み込めたらいいと思う。
<委員>実際、自分が車を運転していて、小中学生の危険行為に遭った時、とっさの出来事で注意のしようがないので、その場で注意する必要もあるが、日頃から教えていく必要があると思う。
<委員>校庭にラインを引いて模擬道路を作り、渡らせる等して体に覚えさせることも必要だと思う。
<委員>一時停止の標示が消えている道路が多く、子供たちもわかりづらいのではないか。
【交通課長】道路標示については、要望いただいたものや警察で把握したものについては報告しているが、県内で集約し、その中でも状態がひどいものから優先して直していくので、全ては直しきれていないのが現状である。
<委員>名阪国道等自動車専用道路や高速道路における高齢者の逆走がニュース等で取り上げられているのをよく目にする。
インターチェンジの降り口に下向きの矢印標示があれば、視覚的にもわかりやすく、降り口を上ってきて、本線を逆走してしまう人も減るのではないか。
【交通課長】標示にも規格があるので、実現可能かどうかは即答できない。
<委員>最近、自家用車にドライブレコーダーを付ける人が身の回りで増えているように感じるが、ドライブレコーダーを設置している人は多いのか。
【交通課長】事業所の車両にはほとんどついているようである。
<委員>事業所のドライブレコーダーで記録した映像は、その会社内で交通事故があった際の検証にも利用されていると聞いたことがある。
<委員>他県の道路でカーブの中央分離帯に『重大事故発生場所』と大きな看板があり、とても目に付きやすく、カーブのR表示や速度標識よりもシンプルでわかりやすく良いものだったので、取り入れてもらえると良いと思った。
<委員>埼玉県のペルー人による殺人事件で、一部の報道で警察の責任を問う意見が挙げられていたが、警察は事が起こってからしか何もできない部分もあるので、歯がゆい思いをしていたのではないかと感じた。
【署長】後の検証により、対応が良くなかった部分もあると思う。
一般論として、今回のように何かが起こっていない状態では、強制的に身柄を拘束することは現行法令ではできないのが現状であるが、重大な結果が生じないよう、できる限りの活動を実施していく。
<委員>最近消防ホースの筒先が盗難に遭っているのが、4地区ほどあると聞いた。少し前にはグレーチングの盗難も多かったが、なかなか捕まえられないものなのか。
【署長】被疑者の検挙には至っていない。
現在捜査中であるが、消火栓は常に中を確認するものではないので、いつから無いのかわからない自治会がほとんどであり、被害日時の特定が難しい事案である。
広報を実施して、初めて被害に気が付くこともあるので、注意喚起を引き続き行っていくとともに、警戒を強化しているところである。
<委員>事件事故の発生場所が記されたマップはあるのか。
【交通課長】事故発生場所のマップについては、三重県警のホームページにて管内を4,5地区に分け、交通事故発生場所を掲載している。
【生活安全係長】犯罪発生場所のマップは県警ホームページで公開しているので、ホームページの閲覧をお願いしたい。
<委員>犯罪発生箇所については、個人宅もあり、プライバシーの関係で情報発信は難しいと思うが、エリアで記す等できる限りで広報してほしい。
<委員>以前、会社でユンボが盗難に遭ったことがあり、犯罪の発生箇所がわかっていれば何か対策をとれたのではないかという思いがあり、盗られてからでは遅いと痛感しているので、情報発信を積極的に実施してほしい。
6 第1回伊賀警察署協議会における意見要望に対する回答(署長)
(1) 軽四自動車の白黒パトカーの導入について
三重県警においては、軽四自動車の白黒パトカーの導入はなく、導入予定もない。
その理由として、人や装備品の積載性が悪い、追跡行為が困難であるという点が挙 げられる。
(2) 駐在所におけるモニター電話、電話転送の導入について
モニター電話については、過去に一部導入されていたが、予算面で導入ができない。
電話転送については、一部の交番・駐在所で導入しているが、こちらも予算の都合上、全てに導入することが難しい状況である。
(3) 島ヶ原地内及び大山田地内の感応式信号について
島ヶ原地内の感応式信号はわかりづらく、標識を設置してほしいという要望をいただいたが、県内で感応式信号であるという標識を設置しているところはなく、また、予算面でも厳しい状況である。
大山田地内の感応式信号は反応が悪いということであったが、同信号は川沿いにあり、川からの吹き上げで機械が汚れ、反応が鈍くなることがある。
定期点検は実施しているが、不具合があれば別途対応することは可能である。
(4) 広報紙等への顔写真の掲載について
異動時期に合わせて実施していく予定である。
(5) 丸の内交番広報紙へのポルトガル表記について
広報紙裏面にポルトガル語表記があることがわかるように、表面最下部にポルトガル語で案内文章を掲載している。
TOPへ戻る