三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

亀山警察署  第3回

1 日時
平成27年12月1日(火)午後1時30分~午後3時30分
場所
亀山警察署会議室等
2 出席者
1 警察署協議会(5名)
井上武委員、今井俊積委員、瀧本麻須美委員、中島徹委員、根本寛子委員
2 警察署(7名)
署長、副署長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、事務局1名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 平成27年度警察署協議会代表者会議結果伝達(会長)
2 管内概況説明(署長)
3 主な協議
<委員>特殊詐欺の報告があったが、世間の関心は高いと感じている。マイナンバーに関して特殊詐欺被害が発生しているという報道もあったようだが、市内でマイナンバーに関連した詐欺は発生しているのか。
【署長】管内でマイナンバーに関連した詐欺の発生はない。
<委員>市役所職員をかたったりするものもないのか。全国的にはどうか。今後、発生する可能性はどうか。
【署長】全国的には発生があると聞いている。市職員をかたり、マイナンバーを通知するためにはお金が必要だなどと騙す手口がある。今後、発生する可能性はあると考えており、特殊詐欺被害防止の広報に併せて広報啓発に努めている。最近、報道等でも話題になっているが、振り込め詐欺電話の撃退装置がある。過去に使われた電話番号を記録していて、その番号からかかってきた電話はつながらない機械である。
<委員>市内でもそのような装置を使っているのか。
【署長】亀山署管内においても、警察本部から数台の配分があり、試験的に使ってもらっている。ニセ電話詐欺被害防止については、老人クラブでの講話など、機会を捉えてお願いしている。迷惑電話防止などは電話会社のサービスにもある。また、講話などの時には、留守番電話機能の活用を呼び掛けている。普段から留守番電話にしておいて、相手を確認してから電話に出る。詐欺の電話であれば、留守番電話に録音されていると分かると切っていく。
<委員>管内の振り込め詐欺被害について、共通することや反省、教訓などはあるのか。
【署長】いずれも電話があり、びっくりして相手のいいなりになってしまっている。そのような電話があったら、ワンクッションおいて落ち着いて、誰かに相談を、できれば警察に通報、相談してほしい。状況によっては、「だまされた振り作戦」をお願いして、犯人検挙に向けた対策を講じている。
<委員>すでに発生した事件について、細かい内容を市民で共有して再発防止に役立てることも重要である。
【署長】手口や状況などは、その時々の老人会や防犯講話などで紹介して意識向上を図っている。
<委員>人身事故が130件発生しているとあったが、一口に人身事故と言っても人がはねられた事故と車同士の事故とでは内容がかなり違う。全国的に信号機が老朽化していて誤作動を起こし、危険な状態にあるという新聞記事を見た。耐久年数の19年を過ぎても更新されていない信号機が多いと書いてあったが市内の信号の老朽化はどうか。
【署長】県下で約20%の信号機が耐用年数を過ぎても運用されている。県内で20%なので、市内でもおおむねその程度の割合で老朽化が進んでいると考えられる。今のところ、市内で誤作動を起こしたという情報はない。また、人身事故について、130件中8件が人と車の事故で、車両単独事故が4件、それ以外は車両同士の事故である。
<委員>振り込め詐欺の被害者はやはり高齢者ばかりなのか。これほど注意されており、銀行など窓口の人もチェックしているのに、なぜなのか。
【署長】被害者は高齢者ばかりである。銀行などの窓口では、相手がお客なので、あまり詳しく尋ねられない場合もあると思われる。
<委員>交通安全運動のチラシはどこまで配布しているのか。例えば、小学校などには配っているのか。
【交通課長】小学校にも配っている。さらに、運動中の様々なキャンペーン等においても配布している
<委員>交通安全運動期間中は、通勤時間帯の交通監視などはやっているのか。市内の商店街や郊外の道路など、場所によっては非常にスピードの速い車が目につく。交番の警察官などに交通監視に立ってもらいたい。
【署長】交通監視は随時行っている。交通安全運動期間中も重点的にやることになっている。駐在所勤務員などは、毎朝、小学校の通学時間帯に交通監視を行っているところもある。
<委員>通勤時間帯は自転車のマナーも悪いが、車のマナーも悪い。狭い道でも結構なスピードで走って行く。
【署長】これからも、警察官の姿を見せる街頭活動の強化に取り組んでいく。
<委員>学生などは歩行者用信号が赤色になっても渡っており、右折できなかったりする。時差をつけるなどしてぶつからないようにすることはできないか。駅前の交差点のように、歩行者と自動車を分離する様な信号にできないか。
【署長】交差点は、車両や歩行者の通行量、交差点の形状などいろいろな条件を勘案して信号周期を調整している。歩行者が多くて右折しにくいということであれば、一度確認する。
<委員>歩車分離信号にする基準などはあるのか。
【交通課長】歩車分離信号の設置基準というものは、特にない。管内では、現在2か所設置されている。普通の信号とは少し違うので、地域の住民の方に説明をして理解してもらうことも必要になる。運用開始時には、交差点に立って街頭指導もしている。
【署長】歩車分離信号にすると、安全のために全ての方向で車も人も待ち時間が長くなることになる。
<委員>スマートフォンをハンドルの横辺りにスタンドで取り付けて、それを見ながら運転している車があるが違反ではないのか。
【署長】スマートフォンについては、それを注視して運転がおろそかになり支障が出るような場合には違反となる。ケースバイケースである。
<委員>車を運転していてバックしてぶつかり、慌てて前進してぶつかったという人がいた。もう運転するのは止めた方がいいと思うような高齢者が、車を運転している。認知症の高齢者で運転をしている人は増えているのではないか。
【署長】7月にもブレーキとアクセルを間違えて、コンビニに突っ込んだ高齢運転者がいた。
<委員>これから、ますます高齢化が進み、高齢運転者の問題は社会問題化してくる。認知症の高齢者が運転する車が増えてくる。
【署長】管内では、公共交通機関も限られており、車がないと生活できないという事情もある。
<委員>山間部に住んでいると、鹿の道路への飛び出しの話をよく聞く。鹿も大きいものとぶつかると車がひどく壊れる。
【署長】市内では鹿と衝突したという交通事故の通報は、今のところはない。
<委員>先日、テレビで小学生が指紋採取などの体験をしているところを見た。我々も、昨年体験させてもらったが、小学生にも体験させていた。
【署長】見学会などで体験させているところはあるかも知れない。警察官採用募集に向けたオープンキャンパスでは、体験コーナーがあったはずである。
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