三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊賀警察署  第3回

1 日時
平成27年12月17日(木)午後3時~午後5時
場所
伊賀警察署大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
今井康之委員、菊澤昌平委員、菊山順子委員、榊原成人委員、谷武尚委員、西尾尚子委員、山由美委員   
2 警察署(10名)
署長、副署長、警務官、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 会長挨拶
3 管内概況説明(署長)
4 伊賀警察署平成28年速度取締り指針説明(交通課長)
5 平成27年度警察署協議会代表者会議伝達(会長)
6 主な協議 
<委員>特殊詐欺による被害金額が高くなり、電話による被害が多いと聞いた。警察で把握している詐欺グループの電話番号から掛かってくるとライトが点いて教えてくれる機械があり、名張市では補助金を用いて、高齢 者宅に取り付け、運用していると聞いた。伊賀署としても活用を検討してはどうか。
【生活安全課長】当署管内においても『迷惑電話チェッカー』という機械をモニターとして、3月末まで高齢者宅に設置し、特殊詐欺被害の未然防止対策として試験運用している。ただし、ナンバーディスプレイ機能が付いている機器でないといけなかったりと、制限がある。機器の概要は、事前に警察から配信されたブラックリストの電話番号からかかってくると、電話音が鳴らず、赤いランプが点灯するもので、自分で登録した不審な電話番号や非通知着信を知らせることもできる。光で目に見える形にすることにより、高齢者でも不審な電話に気が付きやすいという利点がある。現在モニター運用しており、結果をみて県全体で利用を検討していく方針である。
<委員>中学生が通学時に自転車を利用しているが、車両が接近してきた時に道路の両側に分かれて走る等マナーが悪く、非常に危なく感じる。小学生に対する自転車教室は聞くが、中学生に対する教室はあるのか。
【交通課長】当署には教室を行う機材がなく、自動車学校と協力して実施している。自動車学校では教習と平行して教室を実施しているため、時間的にも制限があり、多く実施できないのが現状である。
<委員>本年6月に講習制度ができたこともあり、若い頃からルールを知る機会を持ってもらうためにも、1年に実施する回数を増やす等検討した方がよいと思う。
<委員>自分が車を運転するようになって、自転車が危ないということに気が付くのだと思う。言葉で説明しても実感しづらいと思うので、映像で教えられるものがあると良いと思う。
【交通課長】他市では、小学校、中学校、高校でスタントマンを活用した事故防止教室を実施しているが、あまりにリアルでトラウマになる可能性もあるので、実施には配慮が必要である。当署においては、機材がないという問題もある。
<委員>「違反になるからしてはいけない」ということよりも、車から見て、「危ないからしてはいけない」という視点のDVDを1つ作れば、学校に配布する等、今後も活用できるのではないか。
【交通課長】検討する。
<委員>伊賀の湯前の交差点手前に「追突注意」という標示ができ、目に付きやすいので、注意しなければという意識を持つようになった。外国人に日本語を教える立場として、道路標識や標示の意味についても教えていかなければならないと感じた。
<委員>外国人から、「駐車車両をぶつけられた時に事故処理に来た警察官の対応が横柄で傷付いた。外国人に対する偏見がある。」という話を聞いたことがあった。日常的に「偏見を持たれている」と思っている外国人もおり、そういった人たちは何気ない言葉で“自分は外国人だから、犯人扱いされている”と感じさせてしまうことがあるので、日本人と同じ扱いをしてもらった方が良いと思った。伊賀署にはスペイン語やポルトガル語を話せる警察官がいるということを聞き、安心しているが、来年、外国人対象の講義を実施するので、警察の方も参加いただき、より一層知識を深めてもらってはどうか。   
<委員>外国人が集まる講習の機会に、ポルトガル語訳してある広報紙等を配布すれば、警察から知らせたいことが浸透するのではないか。
<委員>会長から警察署協議会代表者会議の話を聞き、ためになると感じるとともに、警察と様々な立場の地域住民が話し合える、この警察署協議会はとても良い場であると改めて感じた。
<委員>最近の車はエンジン音がとても静かで、後ろから走ってきても気が付かないことがある。加えて、スピードが出ていると危ないので、速度取締りをしっかりとしてほしい。
<委員>自転車の取締りの様子がニュースで放送されているのを見て、過去に自分がしてしまっていたことを思い返す機会となった。制度ができ、違反をしたら場合によっては罰せられるということは知っていても、自分が普段何気なくしていることが、危険な行為であると思っていないと思うので、この点を認識してもらう広報が必要だと感じた。また、自転車ルールに関するものは、子供を対象としたものだけでなく、大人に対する広報も必要ではないか。例えば、病院の待合で広報啓発のDVD等を流すことができたら、見てもらいやすく、待っている間に話題にしてもらいやすいので、効果的だと思った。特殊詐欺被害にも言えることだが、「自分は大丈夫」「自分とは関係ない」と思いがちなことであるので、頭の片隅に認識を持ってもらえるような広報をしてもらいたい。
<委員>防災無線も活用できるのであれば、定期的に事件事故発生状況等を放送してもらいたい。
<委員>前回の協議会で意見のあった、自転車利用に関するDVDはできたのか。
【交通課長】法令に関するものはまだないが、企業や高齢者に対する講習の際には新しく制度ができたことやその概要、自転車が絡む交通事故の具体的事例、賠償事例等について話をし、注意喚起をしている。
<委員>運転免許を持っている人であれば、更新時講習で必ず話を聞くことができるが、免許を持っていない人や子供に対しては、話を聞く機会がない。講習を開いても参加する人は決まっているので、伊賀署で簡単な広報用DVDを作成し、学校等で見せていくのはどうか。
【署長】広報DVDの作成については、今後検討していくが、委員の皆様にも是非御協力いただけたらと思う。
また、予算の関係上、作成が困難であればケーブルテレビ等での放送も協力いただきたい。
<委員>西之澤交差点は、この時期信号機と太陽が重なって非常に見えづらい。日よけバイザーを下ろすと、停止位置からは信号機が見えず、危険である。何とかならないのか。
【交通課長】信号機の角度を下げる等の方法はあるが、交差点に設置してあるものは、その方法は難しい。
<委員>下柘植インター高架下の信号機も、その1つ先の信号機と重なり見間違えやすい。対応が難しいのはわかっているが、危険なところであることを警察で把握しておいてほしい。
<委員>来年サミットが開催されることに伴い、連日関連するニュースが多く放送されている。今の時代は何が起こるか分からないので、自分の中で「何かしなければ」という思いがある。しかし、テロ対策はどういった備えをすればいいのか分からない。警察が市民に求める対策はどういったことなのか。
<委員>我々にできることは、近所付き合いをしっかりしていくことだと思う。近所に起こった異変に気付き、それをちゅうちょすることなく、しっかり通報していくことが必要だと思っている。通報した情報が警察に上がれば、必要な情報かどうかを警察で仕分けてもらえると思う。
【署長】サミットについては、現在のところ決定事項がなく、開催まで日が少ない中で対策を講じていかなければならない情勢である。市民の方々には、我々がお願いした内容に対し理解いただき、協力してもらえると有り難い。話にもあったように、近所付き合いをしっかりしていただき、異変があれば警察に教えていただきたい。
<委員>今後の協議会の進め方として、テーマを決めて話すのが良いのではないか。今回のように特殊詐欺や自転車についての話題はよく上がるので、話題を絞って話し合い、内容を詰めていく方が協議会として何か形を残しやすいと思う。
【署長】次回協議会からテーマを絞って、協議を実施する。
<委員>1日警察署長として、有名人を呼ぶことも話題性が出て良いのではないか。
【署長】検討する。
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