三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

四日市北警察署  第3回

1 日時
平成27年12月14日(月)午後4時~午後5時15分
場所
四日市北警察署3階道場
2 出席者
1 警察署協議会 (11名)
石川久美委員、一木万希子委員、伊藤和洋委員、川村泰代委員、早川孔二委員、福本美代子委員、前田健次委員、水谷重信委員、水谷美穂委員、森一正委員、渡邊淳委員
2 警察署(9名)
署長、副署長、警務官、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、事務局1名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 委嘱状伝達
2 署長挨拶       
3 警察署協議会代表者会議の伝達説明(会長)
4 四日市北警察署管内の概況説明(署長)
5 主な協議
<委員>犯罪が発生した場合、いつ身の回りに犯人が来るかもしれないので情報は少しでも早く入手したい。
【生活安全課長】事件情報に関するメール配信は三重県警察では「きずなネット」というものがあり、3種類の情報がある。1、街頭犯罪情報、2、子供・女性を対象とした不審者情報、3、振り込め詐欺に関する情報がある。申請登録により希望する情報を配信している。
<委員>三重県在住の人たちで「きずなネット」のようなネットで情報を仕入れることができるとの情報はどうやったら知ることができるのか。また、どこまでその情報をもらえるのか。  
【生活安全課長】「きずなネット」の不審者情報については三重県警察のホームページを開いてもらうと「不審者配信」サービスが載っている。そこで登録してもらえば登録されたメールに県下18署の不審者情報が毎日2回配信される。「きずなネット」については、年に1回 ネットの申請登録できる期間があるので、その時に交番等の広報紙やポスター等で広報する。
<委員>このような登録をしていると事件が発生するとすぐに携帯に配信されるところもあるので、それを共有できればいい。最近 高齢者の行方不明の情報がよく入ってくる。その情報により約半日くらいで発見確認できたとの結果メールが入る。皆さんの協力があって安全が守られている1つの例である。災害についても発生時に発生の情報が得られるがその後の状況がどうなっているのかの把握ができないので心配している。この間発生した末永地区での強盗事件が発生した際、学校の先生方が集団下校か、生徒に付き添って帰るかで迷ったが、先生が集団下校に付き添い見回りをしたとのこと。先生から地域の協力がまだまだ足りないとの感想だった。集団下校では最終的には1人になってしまう。1人になってからが心配なのでその時地域の方の協力があればとか、近くの方が下校の時間帯にちょっと来てもらえばと思ったがそのような協力はなかった。地域で目立った活動が必要と考えている。
<委員>メールが送られて来た後、どうなるのか。どうなったかの経過も知らされず不安だけ残して消えていくのか。捕まったのか、捜査中なのかの情報も「きずなネット」で見れないのか。せっかく送られてくるなら、安心するためにも途中経過と結果を配信してほしい。
【署長】確かに難しいところもある。ただ情報がほしい方々の意見もあるが、山城郵便局の強盗事件で7月に検挙できた際、協力してもらった方々には報告させてもらった。いろいろな場を活用して事件の状況を各種広報媒体を活用しながら発信しているが、どの時点で流せるかというのが難しい。地元の方々の不安な思いが払拭できるように安全安心という観点で情報発信をしていく必要がある。いろいろな方々からの協力を得て情報発信していきたい。
<委員>捜査中に情報を出すのは難しいのは分かるが、状況がどうなったかということが地元の方々にとって関心があり非常に不安にかられる。連絡とか報告とかあるがどんな形で伝えるかが今後の問題だが、できる限り常に情報を流してほしい。
<委員>(委員への質問)災害等発生した場合、子供をどのような形で学校で指導するのか。
<委員>末永の事件、その前は山城地内の強盗事件発生で、警察と協力して子供の登下校の見守り活動を行った。先生たちには子供を最後の家まで届けてもらった。朝は地区の見守り隊の方がいるので安心だが、帰りは、ばらばらな時間帯の中での下校が心配だった。該当地区にあたる子供に関しては送ってもらった。事案が多いので学校側も丁寧な対応をしている。御浜町で中2の女子が行方不明になったと報道されていた。それこそ地域の方の目が一番大事になってくると思っている。「きずなネット」について難しいと思うことがある。素晴らしいシステムと思うが、警察のホームページを一般の人はほとんど見ない。スマホ等でアクセスする人がいない。よくネット上で情報発信するが、実は周知されず広報活動になっていないことがある。どんなに素晴らしいシステムがあっても、振り込め詐欺の被害に遭う高齢者の方は、このメール配信を受ける方法が分からない。携帯やスマホを持っていても、どうしたらこの振り込め詐欺の情報が入ってくるのか分からない。今後、警察でも周知の方法を考える余地があるのではないかと思っている。
<委員>いろいろな媒体を使用してる状況にはなっているが、使い切れていない。使い切れるような方法を一緒に考えながら進んでいく必要がある。
<委員>今年の夏、何度かスーパー等で特殊詐欺に関するチラシ配りをしているが、一向に振り込め詐欺による被害が減らない。何かいい対策はないのかと思う。高齢者の方が高額の預貯金を下ろそうとした時、下ろさないように言うと、なぜ自分の金が下ろせないのかと問われる。振り込め詐欺を未然防止のため説明するが、なかなか理解してもらえない。理解してもらう場合はいいが、なかなか理解してもらえない方もいる。そうなるとたまに大きな声になってしまう方もいる。日頃から家族等から下ろせないことを伝えていてもらえばと思う。
<委員>全体的に広報の形をどのようにするか。ある地区で振り込め詐欺の広報を老人会や会合などに行って会話の中で広報をしていく。狙われているのが高齢者だけに、なかなか浸透しない。
<委員>自分自身が12月初めに自動車学校へ免許の更新講習を受けに行った時、待ち時間の間に三重県知事が出ている振り込め詐欺のDVDを見て、これは良いと思ったので学校に調べてもらい、四日市北署でDVDの貸出しを受けた。毎月1回、亀崎地区で高齢者を集めサロンを開いているが来年利用させてもらおうと思っている。他にもこのようなビデオがあるのか。
【生活安全課長】特殊詐欺の関連のビデオについて、知事の出ているビデオは第二弾目で、第一弾のビデオがあり貸出しができる。申出があれば用意する。それ以外にも警察庁が作成したビデオがある。選んでもらえば希望に添ったものを用意させてもらう。
<委員>利用させてもらう。 
<委員>聞いた話だが、振り込め詐欺に遭っている方は、思い込んでしまって話をしていて聞く耳をもたない。振り込め詐欺にはなかなか難しい問題がある。田舎では、新しい町とか制度がつくりにくい。また田舎では、ほとんどの者がスマートフォン等を扱えない。広報の媒体は、これから何年か先には誰でも使えるものになると思うが、田舎の多くの高齢者にとっては今の段階では、もう一つ何か考えてほしい。
<委員>海蔵地区では、防災会の研修会で行きのバスの中で振り込め詐欺に関するものを放映しながら行ったこともある。目で見て視覚で訴える映像で効果があると考えている。警察、市役所でもビデオテープがあるので利用してほしい。
<委員>実家の両親の携帯には、知っている人の電話番号を全て登録している。それ以外の電話もよくかかってくるので、「知っている人以外の電話に出るな」と言ってある。知り合いが増えたらその都度名前と電話番号を登録している。名前の出ない電話には出ないようにと言って予防している。もしオレオレ詐欺のような電話に出てしまったら、一度切電して再度家族に電話するようにしている。全ての電話が振り込め詐欺の電話ではないが、そういう対応をすることで予防している。
<委員>最近の電話には名前を尋ねると切っていく電話が多い。これだけでも防ぐことができる。口コミで回りに広げてもらう対策もある。回りに口込みで情報を知らしていくことも重要な役割と考えている。
<委員>1週間前に新聞のチラシの中に防犯関係の記述があるチラシが入っていた。留守にする時はどうしたらいいとかが見やすく書かれていて私の目には、新鮮に見えた。川越町の回覧板も川越交番から2、3か月に1度「かわら版」として出してもらっているが、A4サイズで読み流してしまう。経費もかかるが、このチラシのようであれば非常に読み安く分かりやすいと思った。「暴漢対策の安全対策」、「お出かけ時の防犯ポイント」が結構丁寧に書かれている。空き巣に入られたとか話を聞くので、このようなチラシならいいと思う。
<委員>いろいろな広報のやり方がある。いかに分かりやすく周知していくかを考えなければと考えている。
6 署長挨拶
6 その他
次回の協議会の開催時期は、平成28年2月下旬を予定
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