三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

尾鷲警察署  第3回

1 日時
平成28年12月12日(月)午後4時~午後5時15分
場所
尾鷲警察署3階会議室
2 出席者
1 警察署協議会(5名)
奥川豊樹委員、北川博敏委員、土井弘人委員、西秀委員、西村留理子委員
2 警察署(9名)
署長、副署長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備係長、事務局1名
3 傍聴者
無し
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 管内治安情勢の説明(生活安全課長、交通課長)
3 主な協議
<委員>運転中のアクセルとブレーキの踏み間違いによる交通死亡事故が全国的に多く発生している。これらの事故では運転者が高齢者だったということがクローズアップされているように思う。高齢者のみでなく運転免許を取得して間がないドライバーも多いのではないかと思う。
【交通課長】正確な数字は手元にないが、管内でこの1年間にアクセルとブレーキの踏み 間違いによる交通事故の発生はないと承知している。マニュアル車では操作を誤れば、車は停止する方向に作用するが、オートマチック車は誤ると進む方向に作用する。現在、オートマチック車が大半を占めるので、踏み間違いを防止できる自動車の構造等について関係機関・団体と協力して対応したい。運転免許証の返納について、交通インフラの整備が低いこの地域では難しい面もあるが、運転が不必要になった方や適正に問題があると思われる方に対して返納を促していきたい。
<委員>高齢者は運転免許証を返納しなければならないという規定はあるのか。
【交通課長】返納しなければならないという規定はない。来年3月に道路交通法の一部改正が行われ認知症検査で問題があると更新ができなくなる。例えば、自分がどこに向いて進行しているのかわからなくなる等の症状があれば、家族に相談し、家族が返納を促すのが一番スムーズだと考えている。家族の支援があって返納の促進につながるが、返納しても市町のコミュニティバスが便利に利用できる環境をつくる等行政とも連携を図ることが重要だとも考えている。
<委員>認知症の発症は高齢者に限ったことではない。若くても認知症患者はいる。近年核家族化が進み、一人暮らしが多く、家族で住んでいても日中は夫婦が共働きで家にいないケースが多いことから認知症の人たちの面倒を見ることが難しくなっている。最近小学生の集団登校の列に車が突っ込む等の事故が大きく報道されている。学校側からすれば、こういった事故が発生すれば、集団登校をさせていいのかどうか迷う。県内ではどのような対策をしているのか。
【交通課長】警察と学校が協力して通学路の点検を行い危険な箇所の確認をしている。例えば横断歩道の標示が消えかかっている場合、修繕の要求を行っている。道路の構造上で改善が必要であれば道路管理者と連携して危険箇所の改善を行っている。
<委員>年末が近づいてきて特に危険と感じるのが、尾鷲郵便局駐車場から道路に出る車である。飛び出したり、いきなり横断する等危険だと度々感じた。この周辺は交通量が多いが、年末に入り特に危険だと思う。
【交通課長】12月から金融機関を中心に警戒する特別警戒班を運用している。尾鷲市だ けでなく紀北町の警戒も任務としているので1箇所に長い時間とどまることは難しいが、情報共有を行い重点的な警戒を行いたい。また、路上駐車をしようとする車のドライバーに積極的に声掛けを行い、違反の未然防止に重点をおくことで交通環境を改善していきたい。
<委員>尾鷲駅前の歩車分離交差点の効果について、交通事故防止に非常な効果があるとの説明を受けたが、その後事故の発生状況はどうか。
【交通課長】その後の事故の発生はない。効果は非常に大きいと言える。
4 第2回協議会における質問内容に関する回答
【交通課長】前回の協議会において、委員から「長島インターチェンジでは長島から紀勢道を松阪方向に進入しようとするとその高架下に矢印信号が2箇所あるため、誤って最初の矢印に従うと長島インター下りの降り口の方に進入する可能性がある。地元のドライバーは間違わないと思うが、初めて通行するドライバーだと間違って進入し逆走する可能性があるので、事故が発生しないか気になる。」との提言をいただいた。このことについて検討したところ、長島から島原方向に進行すると紀勢道の高架があるため矢印信号が見えにくい。そのため高架手前にも信号を設置している。道路の構造上どうしても信号が2箇所必要となる。この点から勘違いするドライバーもいると思うので、ポストコーンのような構造物を新たに設置して道路の改良を行うように道路管理者と協議している。
<委員>長島から島原に進行すると登り坂を過ぎてからすぐ高架になる。構造物はどこに設置するのか。
【交通課長】紀勢道下り車線から下りてくる側道と県道が交わる所は導流帯が設けられて いるので、導流帯の先端の部分にポストコーンを設置する。
【署長】県道から紀勢道に曲がる車線はカラー舗装されているが、一部舗装されていない 部分があると思う。この部分を舗装できればよくわかるように思うが、交差点であることから道路管理者と協議して改善を行いたい。
5 会長総括
6 署長謝辞
7 実戦的総合訓練の視察
飲酒検知拒否事案への対応要領を視察した。
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