三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

亀山警察署  第1回

1 日時
平成29年6月27日(火)午後1時30分~午後3時30分
開催場所
亀山警察署会議室
2 出席者
1 警察署協議会(5名)
  大谷美貴子委員、中島徹委員、福島富士子委員、古田秀樹委員、森日出子委員
2 警察署(8名)
  署長、副署長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、
  事務局1名
3 オブザーバー(3名)
  前協議会委員
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 管内概況説明等(署長)
(1) 犯罪発生・検挙状況
(2) 声掛け事案発生状況
(3) 少年犯罪の状況
(4) 特殊詐欺発生状況
(5) 交通事故発生状況
(6) その他
2 速度取締り指針の説明(交通課長)
3 協議
<委員>車上ねらいが増加したという説明があったが、発生場所とか発生時間とか、何か傾向はあるのか。
【署長】車上ねらいは、野登地区、昼生地区などで多く発生した。発生時間としては、やはり深夜時間帯に被害に遭うことが多い。
<委員>これから夏に向かって犯罪が増えることが懸念されるが、最近はインターネットやスマートフォンで犯罪に巻き込まれる心配もある。管内で、そのような事例はないのか。
【署長】今のところ、そのような事例はない。
<委員>前にも聞いたが、亀山エコーの周辺には居酒屋ができ、24時間営業しているインターネットカフェもある。時々、エコーの入口の辺りに人が集まっていることがある。入口に人が集まっていると店に入りづらい。エコーの周辺で治安が悪化しているということはないのか。
【署長】エコー周辺で治安が悪化しているという状況は、今のところない。警察としては様々な場所でパトロール活動や、少年警察協助員の方と協働して少年補導活動を行っており、エコー周辺でも行っている。
<委員>エコーの入口に集まっている人たちは、何をしているのかよく分からないが、携帯電話を操作しているようである。
<前委員>その人たちは、多分、インターネットカフェから漏れてくるWiFiに接続するために来ていると思う。ただ集まっていて、見た目は悪いが、何もしない。
<前委員>実際に確認した訳ではないが、パスワード認証のいらないフリーWiFiを使うために集まって来ているのではないか。
【署長】人がただ集まっているというだけで、強制的に解散させるという訳にはいかない。
<委員>昨年、亀山中学校の前の道で、ドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えて、車が学生に突っ込み、学生が怪我をしたという事故があった。新聞やテレビを見ていると、今年になってからも踏み間違いによる事故が多く発生しており、高齢運転者によるものと報道されている。高齢者の運転免許証の自主返納率は上がっているのか。
【署長】交通事故は数多く発生しているが、報道されるのは、何か特徴を捉えて取り扱われることが多く、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多く発生している印象を持つ人はいると思うが、交通人身事故の類型としては追突が一番多い。
また、運転免許証の自主返納について、過去5年間は微増傾向であったが、今年は5月末現在で既に昨年1年間の返納者数を上回っており、激増している状況である。
【署長】アクセルとブレーキの踏み間違い防止対策は、自動車メーカーにおいても、自動ブレーキなどの対策が進んできている。運転免許証の自主返納については、警察として高齢運転者の事故防止対策の一つとして今後とも、取り組んでいく。
<委員>車上ねらいの話の中で、被害地域と時間帯の説明があったが、警察官のパトロールは時間や場所が決まっているのか。
【署長】勤務指定などにより、24時間交代でパトロールしている。一日中、管内のどこかを回っていることになっているが、常に管内全域をカバーできるものではない。
<委員>そのパトロールの隙を狙って、犯罪が発生しているということか。
【署長】通常、1台から2台のパトカーがパトロールしている。本署と交番のパトカーを運用している。
<委員>私方は、空き巣に遭ったことがある。そのときは何も盗まれなかったが、ほんの30分くらいの間、留守にした隙に入られた。駐車場から車が出かけるのを見張っていたに違いないと思えるくらいのタイミングだった。また、その半年くらい前には、夜中に家に入られたこともある。この時は現金を盗まれた。1階で何か音がすると思っていたら、泥棒に入られていた。
話は変わるが、関ドライブインから芸濃町へ行く道があるが、どちらの道が優先なのかわかりにくい場所がある。例えば、その場所に信号をつけることはできないのか。
【署長】信号については、現状を確認してみないと分からないが、交通量や道路形状、設置の必要性などを総合的に考える必要がある。その場所は、交通事故の発生は多いのだろうか。
<委員>事故が多く発生しているということはないと思うが、どちらが優先になるのか分かりづらい。
【署長】基本的には、本線が優先道路となる。流入道路は一時停止となっていることが多い。一度、現場を確認する。
<委員>今の話の場所は、確かに見通しが悪く、安全確認がしづらいところである。
<委員>私は病院に勤めているが、病院で勤務しているとDVと思われる事例もよく見かける。先日も、父親に蹴られたという娘さんがやってきた。市の福祉には通報したが、18歳を越えていたので児童虐待には該当しないということだった。
市としては女性相談として、対応していくこととなったが、警察に連絡がなされたかどうかは分からない。そもそも、警察にはどのレベルで通報すればよいのか。通報によって警察が動くことで、家庭不和の原因となる可能性もあり、大変悩ましく思っている。
【署長】DVでも児童虐待でも、基本的には、認知した段階で通報していただきたい。通報を受けたからといってすぐに逮捕するわけではない。警察としても、被害者のために何ができるのか、関係機関と調整しながら対応することになる。学校から通報を受けることもあり、児童相談所とも情報共有しながら対応している。
【副署長】DVや虐待等が疑われる症状で病院に搬送される件数は、それほど多いのか。
<委員>それほど多いというわけではないが、時々、警察に通報した方がよいのかどうか、迷う事例がある。
<前委員>警察に通報すると、警察がすぐに父親を引っ張っていく。そして帰ってきた父親に子供が仕返しされるのではないかという心配がある。どのような対応をすればよいのか、市や警察など関係機関がお互いによく相談して、継続した見守りなど情報共有して行く必要がある。
<委員>通報させてもらうときは、生活安全課でよいのか。
【生活安全課長】そのとおり。DVや児童虐待などは、生活安全課が担当する。
【副署長】児童虐待に関しては、近隣から110番等で直接、警察に通報される場合も多い。警察官が行ってみると、子供が怪我をしている。親に聞いても知らないと言う。現実には、警察に通報があったからいきなり捕まえるという訳ではなく、事実関係を調査することになる。今年から、DV、ストーカーなど人身安全に関連する事案を担当する「人身安全対策課」が警察本部に新設され、警察としてもこれら事案への対応を強化している。機微なところがある場合には、最も適した対応をとるので、できるだけ警察にも連絡していただきたい。
<委員>先ほどの署長の説明の中で、昨年の相談件数が約1,000件との話があったが、DVやストーカーが年間1,000件あったということか。
【署長】DV、ストーカーだけではなく、身近な困りごとなど警察に寄せられた全ての相談が1,000件程度あったということである。
<委員>昨年、東町商店街の中の道をパトカーがすごいスピードで走って行くのを何度か見たことがある。何か大事件でもあったのか。
【署長】そのパトカーは、赤色灯を回転させて、サイレンを鳴らして走っていたのか。
<委員>サイレンも、赤色灯もなしで、すごいスピードで商店街を駆け抜けていった。
【署長】事件や事故に対応するため、緊急走行を行うときは、原則として赤色回転灯を点灯し、サイレンを吹鳴することとなっている。事案によっては、サイレンを鳴らさないこともある。何か事案に対応していたのかもしれない。
<委員>2、3日、立て続けに走ることがあった。商店街の人が道に出てきて、「何かあったのか?」と話題になった。
【署長】緊急走行でなければ、商店街の中をスピードを出して走行することは考えにくいが、詳しい状況は分からない。
<委員>私は、不動産管理業を営んでおり、市内のアパートなどもいくつか管理しているが、最近の人は、何かあると大家の私に連絡する前に、警察に通報する人が多い。アパートの駐車場の隣の人が位置を間違えて車を止めたので自分の車が駐車できないというような程度のことで、すぐ警察に通報してしまう。このような通報はよくあることなのか。
【署長】そのような通報をいただくこともある。警察では、アパートの駐車場内では、レッカー移動して排除するということはできない。所有者が分かれば、そのような通報が来ていることを所有者に連絡したりしているが、所有者が分かっても、連絡がつかないことも多い。また、友人同士で車を売買したりして実際の持ち主でないことも多い。そのような場合には、警察では対応が困難なことがあると説明している。
<委員>管理地の中のことでもすぐに警察に通報するという人が多くて、後から管理者の私どもに連絡が来る。いろいろな考え方の人がいるし、常識を疑うような人もいる。亀山市内のアパートには、本当にいろいろな人が引っ越して来ている。
<委員>これは、人から聞いた話であるが、亀山中学校の駐車場に覆面パトカーが止まって交通取締りをしていたが、学校側に連絡がなく、学校は使われていることを知らなかった、ということがあったらしい。中学校で何かあったのか、と思った人もいたという話だった。そんなことはあるのか。
【署長】緊急の場合など、承諾を得ることができない場合もあるかもしれないが、交通取締りのために駐車場を使わせてもらうときには、必ず管理者に連絡している。
<委員>1か月くらい前のことだったように思う。
【署長】覆面パトカーということであるが、確認する。
<前委員>運転免許証の返納について、亀山は返納率が悪いのか。返納率のランキングなどはないのか。また、LEDヘッドライトの車が増えてきた。かなりまぶしいが、事故の原因になったとか、社会的な反響はないのか。遠目と近目の使い分けもまだ徹底されていないように思う。
【署長】運転免許証の返納についてのランキングはないが、先ほど説明したとおり、亀山署では5月末で昨年1年間の返納数を上回っており、激増していることは事実である。また、ヘッドライトが原因となった交通事故は特に聞いたことはない。ヘッドライトの使い方としては、基本的には遠目で、対向時などでは近目に切り替えることとなっている。
<前委員>災害の話の中でアンダーパスの話があったが、どこのことなのか。
【署長】危険箇所として把握しているアンダーパスは、下庄町、関町木崎と警察署横の3か所である。
<前委員>歩車分離信号が亀山高校前に設置されたが、その手前の横断歩道を渡ることが危険になった。警察官に、交通監視に立ってもらったこともある。車のスピードが速く、止まってもらえない。朝の通学の時間帯を見てもらうとありがたい。
【署長】一度、確認する。
<委員>市内の人からは、パトカーの赤色灯を最近よく見る。よくパトロールに回ってもらっていると聞く。通学時間帯に通学路などを重点的にパトロールしてもらいたい。
<前委員>私は、協議会委員になってから、道路をよく見て運転するようになった。市内でも道路表示が消えかけているところがある。前回、この話題が出たときに予算の話も聞いたが、危険防止のために、別の形でも何とかフォローしてもらいたいと思っている。分かりやすい、走りやすい道にしてもらいたい。
【署長】道路標示などの予算については、ここ数年間、減額傾向であったが、今年は増額された。順次、塗り替えなどの工事が始まると思う。これまでは、署員がスプレーペンキで道路標示を応急的に補修して回っていた。
<前委員>第三銀行からエコーに降りてくる道で、夜、女性が誰かに追いかけられそうになった、という話を聞いたが、そのような被害はないか。
【署長】JR亀山駅周辺では、痴漢行為の被害発生の報告を受けている。
<前委員>また機会があったら、見回ってもらいたい。
<委員>国道306号の信号に関して、マグドナルド前で国道に交差する道の赤信号がとても長いと思う。信号の長さは調節できるのか。
【署長】車両の交通量、歩行者の数、道路形状などを総合的に判断して、また、周囲の信号の周期なども見て、調節している。
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