三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊賀警察署  第1回

1 日時
平成29年6月21日(水)午後3時00分~午後5時00分
開催場所
伊賀警察署大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
  家喜正治委員、今井康之委員、奥谷和久委員、中香代子委員、
  中林博輝委員、南出幸子委員、南畑陽子委員   
2 三重県公安委員会
  山本進委員長
3 警察署(11名)
  署長、副署長、警務官、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、
  交通課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 前警察署協議会委員に対する署長感謝状贈呈
2 委嘱状交付
3 公安委員会委員長挨拶
4 署長挨拶
5 役員選出
  会長 今井康之委員 
  副会長 家喜正治委員  
6 会長挨拶
7 管内概況説明(署長)
8 主な協議
<委員>昨年度の協議会でも話したが、名阪国道の中瀬インターチェンジ高架下の通行帯について、左折レーンと直進・右折レーンに分かれているが、分かりにくいので、標識だけでも分かりやすくできないか。
初めて通る人は直進するつもりで、左折レーンに入ってしまい、右折待ちの車が並んでいる時、直進車線が左折レーンから追い越す時があり危ない。
現状では、標識が交差点の直近すぎるので、もう少し手前にあったらいいと思う。
【交通課長】上野東インターチェンジ高架下のように、通行帯を色分けするなど、できることについては、現場を確認して判断していきたい。
また、道路管理者とも協議していきたい。
<委員>最近、市内で「ゾーン30」の標識をよく見かけるが、意味が分からない人もいると思うので、広報があれば分かりやすいと感じた。
外国人にも分かりやすいよう、実際に掲げられている様子の写真を掲載するなどの広報にしてはどうか。
【交通課長】伊賀市内でのゾーン30区間は国道422号や163号、県道伊賀大山田線等に囲まれた範囲を指定し、この範囲内は24時間、時速30キロメートル規制となっている。
指定対象としては、保育所やスクールゾーンがある場所が対象となる。
伊賀市内の指定区間内には保育所が2つあることや、周囲の学校のスクールゾーンがあることなどを理由に指定している。
指定区間内は、幹線道路の抜け道としてよく利用されているので、その利用者の速度を規制し、通行する人の安全確保を目的に指定している。
<委員>ゾーン30が知られていないことが残念であるが、知らない人は多いと思う。
【交通課長】伊賀市では本年の3月8日に指定したばかりである。まだまだ浸透していないと思うので、広報に努めたい。
<委員>夕方になると、市街地を大きな音を出して走るバイクがよくいる。先日、交差点をバイクが旋回したことで、敷地に入れなかった人がいると聞いたので、よく走っている時間帯にパトロールをお願いしたい。
【交通課長】現在、伊賀署管内に暴走族はいない。単体で走行している者であると思うので、今後も取締りをしていきたい。
【副署長】現行犯で検挙するのは難しいのが現状である。
しかし、市民の方はバイクの音を迷惑に感じていると思うので、写真撮影を行うなど、採証活動により、検挙に努めていきたい。
<委員>自宅近くに、一方通行の時間規制がある場所がある。標識はあるが、見落とす者も多いので、もっとわかりやすい表示があればいいと感じた。
伊賀は車がないと移動が不便であるが、高齢化が進んでいるので、高齢者対策が必要と感じている。運転免許証を取り上げるなど、交通事故を水際で防ぐ対策はないのか。
また、交通事故を起こした人を運転免許の再取得不可にできないのか。
【交通課長】高齢者の交通事故対策として、道路交通法が改正され、臨時認知機能検査が新設された。これにより、検査の結果、機能低下があれば、講習義務等が課せられる。
他には、複数回交通事故を起こした者に対し、個別指導を実施している。また、駐在所員等が老人会などの会合で安全指導を実施している。
運転免許証の返納は、あくまで自主返納であるので、対策が難しい部分がある。当署管内では返納数が増えており、これからも自主返納の意識が浸透していくよう呼び掛けていく。
<委員>運転免許証を返納した人が、生活の幅が狭まったという話を聞いたことがある。無料でバスに乗れるようになるなど、メリットがあれば返納をする人が増えるかもしれない。
【副署長】3月11日の改正道路交通法の施行にあわせ、自治体等様々な機関に対し、返納者への優遇措置を依頼しているところであり、三重交通は、すでに運転経歴証明書保有者及び同伴者の運賃を半額としている。
自治体によって、取組みが異なっている。
【署長】車両の運転は、試験等の一定の条件・審査をクリアし、本来はできない行為について許可を受けて行っているものである。審査で運転可能という許可を受けている者は、責任をもって、自己判断で運転し、運転が危うい場合は返納することが大前提のものである。よって、警察が無理強いすることはできないし、行政機関に訴えかけて、意見を反映してもらうことが必要である。
昨年、伊賀市長に対し、前協議会会長と前署長が申し入れを行っており、今後考慮してもらえることと思う。これからも、自主返納に関する広報や一定期間に事故を複数回した人に指導を実施していくが、任意では限界がある。
<委員>市内の至る所で、横断歩道等の白線が消えているところが多く、線が認識できないところが多い。自治会等を通じて、申し出ているが、なかなか塗り替えの順番が回ってこない。
【交通課長】横断歩道の摩耗箇所については、自治体等から話が上がっている。意見があった箇所については確認していきたい。
また、スクールゾーンについては、毎年1回安全点検を実施している。しかし、修繕には優先順位があるので、順次修繕を行っていく。
<委員>チャイルドシートを設置せずに、助手席に子どもを乗せている運転者が多いように感じるが、減らす方法はないのか。
【交通課長】チャイルドシートの設置・着用の推進のため、保育所での交通安全指導において、併せて親にも指導を実施している。
子どもが通園していない親への指導機会は少ないので、別の機会を通じて広報を実施していきたい。
<委員>伊賀市緑ヶ丘地内から、友生地内に抜ける伊賀市生琉里地内の交差点は、交通量が多いのに信号機がない。
【交通課長】現地確認を実施するが、信号機はなかなか設置できないのが現状である。
信号機以外の対策も考えていきたい。
<委員>高齢者の運転も対策が必要であるが、若い世代でチャイルドシートの未着用や、あおり運転等運転マナーが悪い人も目立ち、運転手の意識が低く感じる。
特に運転中の携帯電話・スマートフォンの使用について、電話に出る時に停車させることは必要であるが、停車禁止場所に止めて電話をしている者がいる。若い大人に対する対策も必要である。
<委員>先日、自宅に警察官が来てくれ、空き屋に泥棒が入る事件が多いと聞いた。
直接声かけをしてもらえると、記憶に残りやすいので、とても良いと思った。
所属する育成ネットワークの立場からお話しするならば、児童虐待が気になるところであり、夏は増えるように感じるので、気に掛けてもらいたい。
交通事故防止については、速度だけではなく、ハード面で事故抑止をすることも大切である。予算が少ない中、大変だが考慮願いたい。
毎年10月に開催される天神祭について、ユネスコ無形文化財に登録後、初めての開催となる。今年から週末に開催日を設定しているので、いつも以上に人手が予想される。自主警備で事故を防いでいくが、警察にも協力をしてもらいたい。
9 公安委員会委員長講評
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