三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

桑名警察署  第2回

1 日時
平成29年9月25日(月)午後1時30分~午後4時00分
開催場所
桑名警察署3階会議室等
2 出席者
1 警察署協議会(10名)
  伊藤朋子委員、太田靖人委員、岡直也委員、近藤芳樹委員、
  竹内恵美子委員、西田賀和委員、坂夏美委員、平林東光哲委員、
  諸戸浩委員、山本舞委員
2 警察署(14名)
  署長、副署長、会計課長、警務官、留置管理課長、生活安全課長、
  地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通官、交通第二課長、
  警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 交通安全意識を向上させるための教育装置「歩行環境シミュレータ」の展示、体験
2 会長挨拶
3 治安概況及び議題説明
4 主な協議
<委員>横断歩道が多い路線をモデル路線として指定し、各横断歩道に警察官が立って指導するなどして、横断歩道における歩行者優先を周知徹底してはどうか。
【交通第二課長】現状としては、交通事故の発生状況等から分析し、国道1号を中心に歩行者妨害の指導取締りを実施している。その中でも桑名駅前付近と安永付近を重点地区に指定し、指導取締りを強化している。引き続き街頭監視を実施し、交通事故抑止を図っていく。
【交通官】重点路線のそれぞれの横断歩道に警察官を配置することは、人員の関係から難しい。しかし、路線を定めて重点的に実施するという方法は、効果的であると思われるので、例えば、区間を短くして数箇所に絞って実施するなどの方法を検討していきたい。
<委員>横断歩道で、標示が消えかけている所が複数ある。歩行者の安全な横断を確保する上で、横断歩道の標示を明確にすることは必要最低限なことだと思う。
 横断歩道における歩行者優先については、桑名市発行の広報誌に掲載していただいても良いのではないか。
【署長】道路標示については、必要な箇所から順に塗り替えを行っている。また、通学路などで、すぐにでも塗り替えが必要と思われる箇所は、署員がスプレーで応急的に塗り替えをしている。
【交通官】横断歩道については、要望のあった所をすべて塗り直したいと考えている。標示が薄くなって危険な場所があれば、教えていただきたい。
 市の広報誌には、事故の発生状況などを掲載していただいているが、紙面の都合上、歩行者優先の啓発記事を掲載してもらうことは難しいかもしれない。桑名市に可能か否か確認する。
<委員>道路の横断者についてだが、少し移動すれば横断歩道があるのに、横断歩道のない所を渡る高齢者を見かける。また、時間をかけて斜めに横断する人もいる。道幅の広い横断歩道では、高齢者だと、信号が青で渡り始めても、途中で赤になることがある。歩行者に対して、横断に関する啓発や指導が必要だと思う。
【署長】歩行者の中には、交通ルールをよく知らない方もいる。歩行者に対する教養については、学校や会合等で実施しているが、継続実施する必要性を感じている。
【交通官】信号周期を設定するときは、高齢者や子供でも渡れる時間で設定している。高齢者には、いつ青になったか分からないときは、一度待って、次に青信号に変わった時に渡っていただくよう指導している。
<委員>歩行環境シミュレータを利用した体験型の交通安全教室は、子供や高齢者のほかに、知的障がい者にも効果的であると思う。「障がい者総合相談支援センター」の利用者の方の中には、歩行中に交通事故に遭われた方や、交通事故に遭うのではないかと心配な方がいる。
 センターでは、働いている障がい者の方を対象に、交流会と勉強会を開催しており、早速だが、歩行環境シミュレータを活用した交通安全教室の開催をお願いしたい。
<委員>広報が重要ということであれば、私が編集を担当している広報誌に掲載するなどして協力していきたいと思う。
 今回の議題については事前に聞いていたので、自分が運転しているときも、交差点における歩行者の安全を一層意識した。大きな交差点では、左折車よりも右折車の方が、速度が出ていて危険であると思う。この点は、ドライバーが意識すれば、横断歩道の事故を防ぐことができるのではないかと思う。
<委員>横断歩道における歩行者の保護を考えると、やはり警察官が街頭に立って指導していただくのが、地道ではあるが効果的だと思う。交通違反の取締りと併せて実施していただければと思う。 
<委員>長島リゾート周辺でも、横断歩道が消えかけている所がある。長島リゾートが管理する私道にも横断歩道があるが、標示が消えかかってくると、利用客の安全確保のためにすぐ塗り替えている。横断歩道があると認識させるためにも、横断歩道の標示は、すぐに塗り替えた方がよい。
<委員>旧市民会館とコンビニの間にある横断歩道は、横断する歩行者も、通過する車両も多いが、ほとんど車が止まらない。歩行者優先ということを、徹底して広報していただきたい。
<委員>以前に、児童の通学路で、交通事故が頻発している交差点の道路標示が消えていたことがあり、保護者らとともに塗り替えの要望をしたことがある。その時は、すぐに塗り替えてもらい、対応が早くて驚いた。今日、緊急に塗り替えが必要なところは、署員がスプレーで応急的に塗り替えていると聞き、対応が早かった理由が分かって感銘を受けた。委員も、歩行者保護について、それぞれの立場、それぞれの場所で周知を図り、協力していただきたい。
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