三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

鈴鹿警察署  第2回

1 日時
平成29年10月2日(月)午後1時15分~午後5時00分
開催場所
鈴鹿警察署1階多目的ホール等
2 出席者
1 警察署協議会(11名)
  植草一郎委員、内海伴教委員、奥野三基委員、桂みこ委員、佐野仁美委員、
  清水雅恵副会長、鈴木秀紀委員、田畑博美委員、兵連恒夫委員、
  毛知鉄夫委員、山本浩会長
2 警察署(15名)
  署長、副署長、事件指導官、交通官、会計課長、警務官、留置管理課長、
  生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通第二課長、
  警備課長、事務局2名 
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 災害現場の警察活動について
 (1)東日本大震災の発生について
 (2)平成28年熊本地震の発生について
 (3)三重県の震度分布について
 (4)南海トラフ地震の想定最大死者数について
 (5)災害現場の警察活動
 (6)「警察災害派遣隊」の新設
 (7)鈴鹿警察署の活動
3 主な協議
<委員>鈴鹿警察署の警察官には、平素から避難訓練等に御協力いただいており、大変ありがたく思う。地域作りで、自治会や学校が一体となり、大掛かりな避難訓練が行われているが、あまり緊張感が感じられない。先日、秋永地区で電線が断線したため信号が止まった際には、警察官が手信号で信号機の代わりをして対応してくれた。 災害や震災は他人事ではなく、実際に自分達の身に起こるかもしれないという緊張感を子供達が持てるように、緊迫した避難訓練を実施する必要がある。
 また、東日本大震災や、平成28年熊本地震等災害について、災害は復興するが、被害を受けた子供達の心の傷や、トラウマは簡単に癒えない。避難所における、女性警察官の特性を生かした対応など、子供達が、少しでも円滑に避難生活を送れるような対応を望む。
<委員>東日本大震災発生時に、空き巣被害が多くあったと聞いたが、鈴鹿市で災害が発生した場合、鈴鹿警察署は、対策として、各自治会の防犯隊等とどのような連携を取っていくつもりなのか。
【警備課長】管内の被害発生状況等を踏まえて、地域住民からの意見要望に基づき、各自治会の防犯ボランティアの方々と連携した態勢を取っていく。
<委員>空き巣被害は、災害発生後、どれくらい経ってから多く発生するのか。ある程度落ち着いてから発生するのか。
【警備課長】具体的に、いつ頃から多く発生したというようなデータはないが、震災翌日でも、状況が落ち着けば発生している。東日本大震災においては、家に入るのではなく、外に流された金庫を狙われたこともあったので、多面的な防犯活動が必要である。
<委員>私は自治会の副会長をしているが、自分達で地域を守ろうと活動をしている。災害時には、どの地区も同じような状態になっており、なかなか応援をもらうことができないと思うので、自主的に防犯活動、防災活動、救護訓練等を実施している。
【警備課長】災害発生時には防犯ボランティアの方々とできるだけ連携を取っていくので、引き続き自主防犯、防災活動等をお願いしたい。
<委員>先ほどの警備課長の話の中で、殉職した警察官の数が25名とあり、大変驚いた。尊い人命であるので、災害時には最後まで避難誘導をした結果、命を失うようなことがないようにしていただきたい。
【警備課長】現在、警察官が退避可能な避難誘導ルートを計画、指定している。 しかし、緊急時は、現場の警察官のそれぞれの判断で行動するため、どのように指示していくか考えている。
<委員>地域ぐるみで防災活動をしているとの話があったが、学校としても、避難所運営に積極的に関われるような、また、人を助けられるような中学生を育成していきたいと思う。いい資料があれば、教育に生かしていきたいと思うので、また教示願いたい。
<委員>大規模災害への備えについては、地域づくりを積極的に行っていかないといけない。自分達の町は自分達で守らなければならない。災害現場において、主体となるのは警察、消防、自衛隊かもしれないが、公助には時間がかかる。せめて、隣りに住んでいる人が、無事かどうかを確認するくらいの自助は必要である。平常時においても、非常時においても、何ができるかを考えていかなければならない。非常時に、適切な行動が取れないのは大人の方である。子供は学校で「地震が来たら、机の下に潜る。」などの対応ができるが、大人は周りの様子を見ているだけで、なかなか行動に移れない。本日の協議内容を参考に、我々協議会委員が主となり実行していきたい。
4 機動隊の視察
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