三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

松阪警察署  第2回

1 日時
平成29年10月2日(月)午後0時00分~午後5時15分
開催場所
松阪警察署4階訓授室等
2 出席者
1 警察署協議会(12名)
  青木道夫委員、乾由美子委員、浦田美三委員、太田廣美委員、
  小山利郎委員、瀬古久美子委員、髙山貢委員、谷口まゆみ委員、
  玉置久雄委員、床呂さや子委員、松永達也委員、藪谷一雄委員
2 三重県公安委員会
  川端郁子委員長  
3 警察署(15名)
  署長、副署長、事件指導官、交通官、会計課長、警務官、留置管理課長、
  生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通第二課長、
  警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 警察学校の視察
2 フリートーキング
3 公安委員会委員長挨拶
4 署長挨拶
5 速度取締指針及び駐車監視活動ガイドラインの説明(交通第二課長)
6 主な協議
<委員>速度超過違反はあるが、10~20キロの低速走行が違反に問われることはあるか。
【交通第二課長】高速道路では最低速度違反はあるが、一般道路では最低速度の制限はない。
<委員>外五曲町の道路に施されているチョコレート色のラインは何を意味するのか。また、阪内川付近から、西村住宅の道路に表示されているオレンジ色のラインは何を意味するのか。
【交通官】オレンジ色のラインについては現場を確認するが、チョコレート色のラインはカラー舗装と思料される。交差点を認識しやすくするために施した交通安全対策のラインである。施工は道路管理者が行っている。
<委員>全面に塗ってあるのはどういうことなのか。
【交通官】交差点の形状に応じて、全面や一部に施行しており、地元の意見を聞きながら進めていると承知している。
<委員>自治会連合会内で、道路標示に関する要望を警察に伝えるよう言われているが、通学路等を優先して進めてほしい。
【交通官】交通事故の発生状況や道路の状況等を考慮し、より必要性の高いところから対応していきたい。
<委員>以前、横断歩道で停止したときに、対向車が停止せずに走って行ったことがあったが、横断歩道の安全を確保する広報についてはどのように行っているのか。
【交通官】横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる時は、一時停止又は徐行するというのがルールである。ところが、歩行者が走ってくる車に注意しながら横断しているのが実情であることから、歩行者妨害の指導取締りを重点的に行っている。
 ルールを周知させる方法としては、交通指導取締りがあり、これによって当事者や周辺の人に意識を持ってもらう。また、全国交通安全運動の出発式や、交通安全講習、ショッピングセンターでの啓発、通学路対策等の場を活用し、周知を図っている。悲惨な事故を発生させないよう定着させたい。
<委員>松阪警察署庁舎の地震対策はどうなっているのか。
【署長】松阪警察署の庁舎は津波到達予測地域外に立地しており、南勢地域の防災拠点として整備されている。ハザードマップによると、津波の到達地点は、松阪警察署庁舎の200~300メートル手前までである。
<委員>最近のマスコミ報道で、名古屋市において、自転車保険への強制加入が報じられていたが、三重県ではどうなっているのか。
【交通官】三重県では、自転車を購入する時に交通傷害保険等への加入が勧められているが、加入状況は把握していない。自転車は加害者になり得るものであり、保険については、自治体や自転車販売店などと協力しながら考えていきたい。
<委員>高校生の自転車乗車マナーだが、目に余る状況がある。一般市民が注意を行いトラブルになってもいけないので、指導をお願いしたい。
 それから、明和地区で、中庭で保管していた鎌や農薬などが盗まれるという被害があったが、被害者は中庭に防犯カメラを設置したものの、カメラの向きが庭方向ばかりだったので、警察から防犯カメラの設置についてアドバイスをしてもらえないか。
【署長】防犯カメラについては、被害の発生を受けて現場でアドバイスを行っている。ただ、設置場所については、基本的に正解はない。防犯のための設置か、犯人を捕捉するための設置かによって方法が違ってくる。
<委員>桑名市では、広い道路は、歩行者用道路と自転車用道路に分けられている。予算の関係もあるだろうが、松阪市でも広めの道路については、そうした対策をお願いしたい。
【交通官】分離の標示がなく、人と自転車が混在しているところもあるが、自転車は車に近い方、人は歩道である。津市は緑色の線で分けている。広い道路については、分離できればより安全なので、道路管理者と検討していきたい。ただこれは、自転車レーンとは違い、歩道上の分離であるので御承知いただきたい。
<委員>警察署協議会委員として街頭に立つ際に、腕章を着用したいと思うが作製できないか。
<委員>腕章は安価であるし、警察署協議会のメンバーとして、腕章を着用し、居住地域で広報活動させていただくのは良いことではないか。会議だけでは、委員として何をやっているのか分かりにくいので、できれば街頭活動にも参加したい。
【署長】提言を実現させる方向で検討いたしたい。松阪署だけの物品という形で考えていきたい。
<委員>昨年は懇親会の残余金をどこかへ寄付したと記憶しているが、そうしたお金を活用して作製してはどうか。
【署長】そのときにそのアイデアが出たならば、その方向に動いていたと思われる。御意見として議事録に残したい。
【副署長】メッシュとか蛍光色のベストなどもある。どこの団体が活動しているか分かるようにすることが大切と考える。
<委員>協議会の会長には、松阪市から交通安全出発式への出席要請がある。他の委員も参加していただければ良いと思う。明和町居住の委員は、明和町の活動に参加するという形で、参加を呼び掛けてもらえれば良いと思う。
【署長】地区ごとに、参加していただければ警察としても力になる。
<委員>私は以前、中学校で教員をしていたが、できるだけ多くの人に自転車保険に加入してもらおうと考え、PTAの会議など様々な場で、保険への加入を呼び掛けていた。
 職場で聞いた話だが、以前、津市内のスーパーマーケットで、買い物中に子供が連れ去られそうになったとのことである。嬉野や三雲地区の住民は、買い物などで津警察署管内にも行くので、津警察署管内の発生事案についても知りたいと思う。こうした場合の情報共有はどのようにしているのか。小さい子供を持つ保護者は不安なので、情報入手について、どのようにすれば良いか教えてほしい。警察としても情報発信していただきたい。
【署長】通報があれば、警察官が実際に現場へ行き、連れ去り事案を確認して初めて認知することとなる。しかし、警察に届け出ずに水面下で広がったとすると、警察では認知できない場合がある。
 三重県警では、生活安全部が不審者情報をインターネットで流しており、警察へ届出があれば広報する形となっている。
【事件指導官】警察本部の生活安全企画課において、子供や女性のための不審者情報を登録し、インターネットで周知する業務を行っているが、ただ、連れ去り事件の場合、身代金目的の誘拐等で捜査中の事件は発表できない。インターネットでは、各地で発生した声掛け事案の概要や、犯罪の発生状況を犯罪情報マップの形で情報提供している。
【署長】県内の警察署へ、届出のあった不審者情報が登録される形となっている。
<委員>届出を行えば、登録されるということでよいのか。
【署長】誘拐事件の連れ去りについては、事件検挙後の広報となる。人命がかかっているので、連れ去り事案については、拉致容疑事案と捉え、110番通報を受けたならば、県内一斉に警察官を最大限動員し捜査を行う形となる。
<委員>私が聞いた事案は未遂と聞いている。
【署長】保護者から見て、完全に見知らぬ者が子供を連れて行こうとした場合、そういうケースであれば、届出を受ければ捜査の対象となる。
7 公安委員会委員長講評
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