三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

鳥羽警察署  第2回

1 日時
平成29年9月25日(月)午後2時00分~午後5時00分
開催場所
鳥羽警察署多目的ホール等
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
  阿部康之委員、小川満久委員、阪本覚委員、鈴木裕美子委員、
  柴原喜次委員、中岡邦佳委員、吉田絹江委員 
2 警察署(11名)
  署長、副署長、会計課長、警務官、生活安全課長、地域課長、刑事課長、
  交通課長、警備課長、地域課主幹、事務局員
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 会長挨拶
3 管内治安情勢説明
(1)刑法犯の認知・検挙状況(生活安全課長)
(2)「重点犯罪」の認知・検挙状況(生活安全課長)
(3)少年非行状況(生活安全課長)
(4)管内の交通事故発生状況(交通課長)
(5)交通指導取締りについて(交通課長)
4 主な協議
<委員>特殊詐欺に関係すると思うが、自分の携帯電話に迷惑メールが数多く入ってくる。対策として、メールを開封しないようにする以外に方法はあるのか。
【生活安全課長】多くの住民の方から、不審なハガキやメールが届いたとの相談を受理している。メールの場合、開封しないようにする以外に、アドレスを変更する方法もあるが、一番注意していただきたい点は、相手に自分の情報を教えないことである。そのためにも、記載されている電話番号には架電しないよう教示している。不審なメールやハガキは無視してもらうのが最善といえる。
【署長】最近は、小額でもいいので、高齢者からだまし取ろうという傾向がある。
【副署長】発信者の情報があれば捜査資料となるので、不審なメールやハガキが届いたら警察に連絡して欲しい。
<委員>1点目は、志摩市でよく見かけるが、樹木が標識にかぶって見えにくくなっている箇所がある。カーブミラーも同様に見えにくい箇所が多い。このような場合、どこに言えばよいのか。
 2点目は、白バイが管内を走っているということは、住民の間でも大きな反響になっている。是非継続してもらいたい。
【交通課長】御指摘の道路標識に関しては、道路管理者が担当する。通報があれば警察署から志摩建設事務所や市役所に連絡をしている。自治会から、直接言ってもらうことも可能であるので遠慮なく通報していただきたい。カーブミラーに関しても同様である。
 交通死亡事故の増加に伴い、6月以降、本部の交通機動隊が管内でパトロールしている。引き続き、白バイがパトロールするよう伝える。
<委員>特殊詐欺の被害が増加していると言われたが、具体的な事例を教えてほしい。
【生活安全課長】代表的なものとしては、動画有料サイトの未納料金などを請求するメールやハガキが届いて、だまされるケースが多い。最近では、コンビニで、アマゾンや楽天のギフトカードを買うように仕向け、ID番号を連絡させてお金をだまし取る事案が発生している。管内では8月を最後に発生はしていない。
<委員>交通死亡事故が多発しているが、その原因を教えてほしい。
【交通課長】本年の傾向としては自らの過失による事故が多いが、無謀運転というわけではない。2件のオートバイの事故では、ベテランライダーが運転をしていたが、速度超過とは考えにくく、なぜ転倒したのか原因等を捜査している。
 伊勢道路で発生した事故についても、自らの過失による事故で、同様に原因を捜査中である。
 伊勢道路では、昼間の事故発生率が全体の3%であるのに、雨になると全体の30%に急激に増加する。道路対策について、志摩建設事務所と連携し検討を続けている。
【署長】交通事故防止の対策には特効薬がない。交通指導取締りも大切だが、意識の問題が重要だと考えている。
 あるアナウンサーの話だが、その人は、エンジンを始動する前に、「車は時には凶器になる。」ということを必ず自分に言い聞かせていた。しかし、ある日、物損事故を起こしてしまい、ハンドルを握るかぎり想定外のことが起こるということを実感したということであった。このアナウンサーのような気持ちを持つことを管内に広げていくことが、交通事故防止につながると思う。住民の方々に、ハンドルを握れば、事故を起こすかもしれないということを各種の機会を通じて広報したい。
<委員>車を整備することも大切だと思う。私の経験だが、大丈夫だと思っていたタイヤを「このまま乗ればバーストする。」と言われて交換した経験がある。バーストすれば大事故に直結するので、日々の点検は必要だと思う。伊勢道路を雨の日に通行すると、事故を見かけることが多い。対向車の動向にも注意して運転している。
<委員>三重県に住むようになって十数年になるが、この辺りの人の運転について、感じていることが2つある。1つ目は、スピードが3割速いこと。2つ目は、車間距離がとても短いということである。地域性なのか分からないが、十数年生活してきて思うところである。
【交通課長】人それぞれ、感覚に違いはあると思う。私自身、他の人が運転する車に乗ると、ブレーキが遅いとか車間距離が短いとか感じる時がある。しかし、委員の言われるように、速度に応じた車間距離はあるので、地道な声かけをして全域で速度の抑制を図っていきたい。 
5 署長謝辞
6 本年管内で発生した交通死亡事故現場の視察
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