熊野警察署 第2回
2018年03月06日
1 | 日時 平成29年10月12日(木)午後3時00分~午後4時45分 開催場所 熊野警察署3階会議室 |
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2 | 出席者 1 警察署協議会(4名) 濱田直美委員、桝本典暁委員、松田元委員、渡上昭委員 2 警察署(9名) 署長、副署長、会計課長、生活安全刑事課長、交通課長、生活安全係長、 地域係長、警備係長、事務局1名 |
3 | 傍聴者 なし |
4 | 公開・非公開の別 公開 |
5 | 1 会長挨拶 2 署長挨拶 3 管内の犯罪情勢及び交通情勢等の説明(署長) (1)犯罪情勢 (2)特殊詐欺 (3)交通事故 (4)熊野大花火大会 (5)警備関係 4 主な協議 <委員>ライフル銃で猿を撃っても良いか。 【生活安全係長】昔は禁止されていたが、現在は許可されるようになった。 <委員>近くに民家や空き家がある場合は、猟銃は使用できないのか。 【生活安全係長】跳弾等で被害を受けるような建造物がある場合には、禁止場所として規制の対象となる。 <委員>熊が出没した場合、撃っても良いのか。 【生活安全係長】熊は狩猟鳥獣に含まれているが、三重県の場合では5年ごとに保護期間が設けられており、基本的に撃つことはできない。県が檻を設置して捕獲した後、山へ帰すこととなる。 <委員>河川について、漁業権が設定されている場合、一般人は魚を捕ることができるのか教えていただきたい。 【生活安全係長】漁業権が設定されている場合、各河川を管理する漁協が発行する券を所持していると密漁とならず、魚を捕ることができる。 <委員>密漁について、法律ではどのように罰せられるのか。 【生活安全係長】漁業法の場合であると、漁業組合長の判断で組合側から訴えた場合のみ罪となる。地元の子どもが漁業法を知らずに魚を捕った場合、すぐに逮捕や検挙されるわけではない。海でも同様である。訴えるかどうかは、組合長が判断して決めることとなる。 <委員>狩猟者が減っているとのことであるが、畑や山で獣害の被害があった場合はどうすれば良いか。 【生活安全係長】有害駆除を市役所に依頼すると、市役所から猟友会に依頼して駆除してもらう形となっている。 <委員>海岸部の各町によって、釣りができる所と、できない所は決められているか。 【生活安全係長】漁業法によって、漁業組合がそれぞれで規制をかけたいものを県に申請して、認められているところがある。規制されている魚については、各県や町によって違う。熊野市は漁業組合が一つになっているので、同じものが規制されているが、他の場所へ行くと違ったものが規制されている。 <委員>特殊詐欺未然防止のための取組みについて、コンビニで特殊詐欺を未然に防止した際、いかにして詐欺であることが発覚したかを教えてほしい。市民は、警察がどのように未然防止に取り組んでいるのかを知ると安心するので、周囲に伝えたい。 【生活安全刑事課長】特殊詐欺に関しては、熊野署管内で去年2件発生しているが、今年は未だ発生はない。 特殊詐欺は、コンビニ等で手軽に購入できる電子マネーを使った手口が増加している。三重県内では、被害額は減少しているが、被害件数は増加の傾向にある。 熊野署管内で未然防止した事案は、電子マネー型の詐欺である。コンビニの店員が、電子マネーを購入しようとした客を見ておかしいと感じ、声を掛けて被害を防いだ。コンビニ店員に対する教養や、広報を頻繁にしている効果が出ているものと考えている。 年金支給日には管内のATMを周り、犯罪防止活動や広報活動を行うなど、さまざまな方法で、特殊詐欺被害の未然防止の周知を図っている。 <委員>もし、銀行に現金を振り込んでしまった場合、犯人を特定し逮捕することはできるのか。 【生活安全刑事課長】すぐに警察に相談していただけたら、銀行に依頼し、口座内のお金の動きを止めることは可能である。しかし、時間が経過してから被害に気づくケースが大半で、振り込んだ口座を確認しても、ほとんどが引き下ろされた後である。 <委員>犯人が犯行に利用している道具には、どのようなものがあるのか。 【生活安全刑事課長】携帯電話、通帳、キャッシュカード等が詐欺に使用されている。 【署長】道具屋という通帳やキャッシュカードを大量に売る業者が存在する。携帯電話を買い取り、それを他人に売っている業者もいる。お金に困っている人の中には、自身の通帳やキャッシュカードを売る者がいる。 <委員>二木島町の湾に沿って道路があるが、その道路に、路上駐車する車両が多い。 二木島町は、昔から駐車スペースが少なく、家の近くにある広い敷地に地区の人が車を止めるということが習慣となっている。しかし、最近は地区以外の人が、いろいろな場所へ駐車するため、住民から苦情があり困っている。何とか、駐車取締りできないだろうか。 また、新鹿保育園の保護者から、保育園から国道311号へ出る際、海側から来る車両が見づらく危険であると聞いたので、何か対処方法がないか教えていただきたい。 【交通課長】まず、1点目の二木島町の駐車苦情に関してであるが、駐車違反の取締りは、現在、力を入れて取り組んでいるところである。市街地では、住宅街である井戸町、木本町の取締りを強化していたが、今年の12月の交通安全運動では、駐車違反の取締りの範囲を市街地から離れた場所で設定し、取り締まっていく予定である。二木島町においても、新鹿駐在所と協力し、現場を確認した後、違反車両の多い時間帯で対策をとっていきたい。 また、新鹿保育園の保護者からの要望についても、新鹿駐在所と連携して現場を確認し、どのような対策を取ることができるのかを検討していきたい。 カーブミラーの設置要望であれば、熊野市役所市民保険課にも確認しなければならない。どちらの要望も、現場を確認して対策をとることといたしたい。 <委員>同じような話になるが、鬼ヶ城トンネルを大泊方向から出るとき、海の光が反射して前方が見えなくなり、危険を感じることがある。何とかならないか。 【交通課長】国道42号は紀勢国道事務所の管理で、担当者と話をする機会が多いので、市民からの意見として伝える。 <委員>漁業組合の組合長が、警察に直接お願いした場合、漁業法違反の注意や取締りはしていただけるのか。 【生活安全係長】組合長の告訴が必要なものであれば、組合長の意見を聞き対応する。組合長が、告訴はせず注意だけで良いと言うのであれば、そのようにも対応する。 漁業調整規則で定められているサイズ、方法、期間を守らないと、組合員でも違反となるので、この点に関しては、組合長の意見は関係無く違反となる。 また、漁業権は漁業組合の権利であるので、「ここは釣り禁止である。」という看板を立てるなどして、権利を自分達で守っていかないと、知らずに釣りをしている人や魚を捕っている人も中にはいると思う。 【交通課長】交通の取組みとして、10月1日から12月31日は、例年「夕暮れ時、ちょっと早めのライト・オン運動」を実施している。最近は暗くなるのが早くなり、この時期は歩行者の事故が多発する時期である。警察では、反射材の着用を推進しているが、夕暮れ時のライト・オンを暗くなる前から実施し、歩行者だけでなく運転手にも、視認性向上の意識を持っていただくよう運動を推進している。 警察が、どのような取組みをしているかということを認識していただければ、皆様にも取り組んでいただけるかと思い紹介した。 |