鈴鹿警察署 第3回
2018年05月10日
1 | 日時 平成29年11月30日(木)午後2時30分~午後5時00分 開催場所 鈴鹿警察署3階大会議室等 |
---|---|
2 | 出席者 1 警察署協議会(9名) 内海伴教委員、奥野三基委員、佐野仁美委員、清水雅恵副委員、 鈴江数正委員、鈴木 秀紀委員、田畑博美委員、兵連恒夫委員、 毛知鉄夫委員、 2 警察署(14名) 署長、副署長、事件指導官、交通官、会計課長、警務官、 留置管理課長、生活安全課 長、地域課長、刑事第一課長、 交通第二課長、警備課長、事務局2名 |
3 | 傍聴者 なし |
4 | 公開・非公開の別 公開 |
5 | 1 署長挨拶 2 子どもを犯罪被害から守る対策についての説明(生活安全課長) 3 主な協議 <委員>児童虐待について、これまでテレビなどのニュースを見ていると、地域住民からの虐待の通報を受け、児童相談所の職員が家庭を訪問するが、親は職員の前ではきちんと対応し、職員が帰ってから子どもに虐待を行うというようなケースが何件かあった。児童相談所が適切に判断しないと、職員が帰った後で、子どもが虐待されてしまうおそれがある。警察は児童虐待について、どの程度踏み込んで児童を保護できるのか。 【生活安全課長】児童虐待を認知した場合、児童相談所へ通告を行うが、通告には書類通告と身柄付き通告の2種類がある。身柄付き通告というのは、一旦児童の身柄を警察で預かり、その後、児童相談所へ一緒に行き、そこで児童から話を聞くなどして、身の危険があれば、一時保護所での保護が必要かどうか児童相談所が判断する。もちろん、その過程で犯罪性が認められれば、警察は捜査を行う。 <委員>犯罪であれば、警察も対応できるのかもしれないが、今までのニュースを見ていると、警察が行っても何もできないまま帰って来て、事件が起きている。そこのところは、虐待された可能性がある児童をすぐに保護できる法律を作っていかないといけないと思う。 子どもは親に怒られても、怖さというものがない。それは親を信頼して、怒られているからである。児童相談所の職員や警察官が親と面接し、安易に「この親は大丈夫だ。」と判断して帰ってしまっては、せっかくの通報が無駄になる。 現場対応したときに、どのような経緯で親が大丈夫だと判断しているのか。適切な判断が行われていないから、尊い命が失われるという悲惨な事件につながっていくのではないか。よく考えて、しっかり判断しないと、本当に子どもの命を守ることはできない。 【署長】生活安全課長から説明したが、今回の議題の趣旨というのは、テレビなどで報道されているような悲惨な虐待事件をなくすために、児童相談所だけでなく、警察も前面に出て対応して行こうというものである。児童虐待を防ぐためには、地域の協力も必要で、コミュニティの輪を広げていただき、どこかで子どもの泣き声がすれば、積極的に通報していただくことが必要である。 この親が、どこまで大丈夫かというところは、数字等で明確に示せるものではない。子どもは親が全てである。児童相談所の基本方針の中では、「子どもは親の元で」ということになっている。これまで当署と関わった児童相談所の職員の方々は、その基本方針の中で、1つ1つぎりぎりのところで判断し、不幸な子どもを出さないために頑張っていた。 私たち警察官も、積極的に児童虐待に取り組んでいくので、今回の協議会の議題に上げさせていただいた。警察も児童相談所も、児童虐待の防止に全力で取り組んでいく。協議会委員を始め、地域住民の皆様にも、児童虐待の問題に関心を持っていただきたい。 4 平成29年度警察協議会代表者会議の結果報告 5 年末年始特別警戒及び年末の交通安全県民運動合同出発式の視察 |