三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

桑名警察署  第1回

1 日時
平成30年6月21日(木)午後2時30分~午後5時00分
開催場所
桑名警察署3階会議室
2 出席者
1 警察署協議会(11名)
  井坂直樹委員、伊藤朋子委員、片岡直也委員、西田賀和委員、
  服部美雪委員、坂夏美委員、水谷茂委員、水谷宗徳委員、
  諸戸浩委員、山田健詞委員、山本舞委員     
2 三重県公安委員会
  山本進委員 
3 警察署(12名)
  署長、副署長、会計課長、警務官、留置管理課長、生活安全課長、
  地域課長、交通官、交通第二課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
5名(うち前協議会委員3名)
4 公開・非公開の別
公開
5 1 退任委員への感謝状贈呈
2 委嘱状交付
3 公安委員会委員挨拶
4 署長挨拶
5 役員選出等
  会 長 西田賀和委員
  副会長 山本舞委員
6 治安概況説明(署長)
(1) 桑名警察署の体制等
(2) 刑法犯認知件数
(3) 身近なところで発生する犯罪
(4) 特殊詐欺発生状況
(5) 少年非行の状況
(6) 交通事故発生状況
7 主な協議
<委員>災害発生時における警察の活動について教示願いたい。
【署長】人命救助、避難誘導、救出・救助活動、検視活動、身元判別活動、交通対策を中心に初動活動を行う。
大規模な地震の際は、基本的に交通は麻痺すると考えていただきたい。
<委員>車での避難は避けろということか。
【署長】ケースバイケースで考えていただきたい。自分が被災した場合は、どのような形で逃げるかということを平素から考える必要がある。地形や状況により避難の仕方が変わり、警察官が一緒になって避難をしながら誘導をすることもあり得る。
<委員>交通管制センターでは、地震で交通が麻痺した時も情報を出せるのか。
【副署長】交通管制センターは地震で停電しても、非常電源があるためシステムは動く。道路上の感知器が正常に作動すれば情報を発信できるが、感知器が壊れると管制センターでも渋滞状況が分からない。
<委員>災害時の避難場所について、認知度が低いと思われる。良い周知の方法はないか。
【警備課長】避難場所は、各市町、行政が各地域ごとに指定している。広報やホームページ等に載っており、自治会等で周知を図っている。
 障害があるなど一人で逃げるのが大変な方々は、社会福祉協議会等と協議しながら、行政が災害時援護者という形で避難誘導の介助、手助けをすることになっている。
 ここに逃げれば良いと平時に仮定をするのは難しい。
<委員>今回、大阪で発生した地震に対し、警察は具体的にどういう活動をしたか。
【署長】各県に広域緊急援助隊という部隊がある。広域緊急援助隊は阪神大震災を契機に部隊が編成され、大きな地震があれば部隊を派遣する。三重県で発生した場合は、他県から部隊が入る。今回の大阪の地震では、三重県からの派遣はなかった。
<委員>大山田地内の道路で、カーブで見通しが悪く、横断するのに危険な箇所がある。信号機などを設置することはできないか。
【交通官】信号機や横断歩道などの交通安全施設は、設置基準に基づき設置している。小学生の通学路であれば、信号機や横断歩道が設置されており、横断歩道を渡ることなどを指導している。交通事故も多く、横断歩道が必要ということであれば、自治会として要望をあげていただきたい。
<委員>夕方、中央町の郵便局前の道路は、郵便局の出入り車両やショッピングセンター方向から出てくる車両等が多く、大変な渋滞となっている。その時間帯だけ右折禁止や駐停車規制するなど、何か対策はできないか。
【交通官】交通量や交通流を勘案の上、必要性を判断してまいりたい。
<委員>交通事故が起きやすい場所等があれば知りたい。
【交通第二課長】 交通事故の発生の多い時間帯は通勤通学時間帯で、事故の形態は、追突事故と出会い頭事故が突出して多い。多発路線は国道1号、国道258号、県道桑名東員線である。発生の多い時間帯に交通指導取締り等を強化している。
【副参事】三重県警察のホームページにおいて、三重県の人身事故データ3年間分を載せている。
【交通官】交通事故防止対策として、企業で交通安全講習をする時に、基本的な事を3点お願いしている。
 1点目は、基本ルールを守ること。道路には、道路標示、道路標識がある。それを守れば事故に遭うことは少なくなる。2点目は、危険を予測した運転をすること。「だろう運転」ではなく、「かもしれない運転」をすること。最後は、早めのライト点灯。自分の存在を知らせるために、車のヘッドライトは早めに点灯し、歩行者は反射材を身につけて存在を分かるようにすること。
<委員>高齢者の自転車事故を防止する対策についてお聞きしたい。
【交通官】周囲に存在を知らしめる反射材の配布、セーフティー・シルバーデーといった交通事故防止強化日における広報啓発活動及び、交通安全講習会の開催等を実施し、事故防止を呼びかけている。
<委員>止まれの表示が消えて分からないところがある。道路標示の補修は、どこに頼めば良いか。
【交通官】自治会の要望として、自治会長から警察にあげていただきたい。
<委員>高齢者の運転免許返納について、警察はどういう取り組みをしているのか。
【交通官】バス会社やタクシー会社など割引制度が始まっているので、そういったことを案内しながら進めている状況である。地域によっては、コミュニティバス、デマンドタクシーなどの取組を実施している。
<委員>高齢者が運転免許を返納した後の移動手段の問題は桑名市でも検討されているが、運輸局の許可など課題も多い。必要以上に、高齢だから返納といった風潮になるのは避けていただきたい。
<委員>交通事故マップのように不審者情報マップを作成できないか。遊歩道は車から安全だから歩かせようとするが、不審者情報を見ると遊歩道は危険だ。世間が思っているイメージと、実際に不審者がいる場所の違いを目で見ることができるのではないか。一度機会があれば考えていただきたい。
【生活安全課長】警察本部から不審者情報は発信しているが、現状では地図作成はしていない。検討してまいりたい。
<委員>空き巣、忍び込みの手口はどのようなものが多いか。
【生活安全課長】空き巣は家人が留守の時に金品等を奪われるもので、忍び込みは就寝中などに家の中に入られて金品等を奪われるものをいう。対策として、確実に施錠をすること、就寝時や外出時にシャッターや雨戸を閉めること、2重ロックにすることなどの対策をすれば、かなりの確率で被害が防げられると考えられる。
8 会長まとめ
9 公安委員会委員講評
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