三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

松阪警察署  第2回

1 日時
平成30年9月11日(火)午後3時~午後5時
場所
松阪警察署4階訓授室
2 出席者
1 警察署協議会(13名)
  伊藤和代委員、乾由美子委員、浦田美三委員、太田廣美委員、川口大輔委員、
  小山利郎委員、篠田正道委員、瀬古久美子委員、谷口まゆみ委員、濵口直嗣委員、
  前川好司委員、水谷勝美委員、藪谷一雄委員
2 警察署(15名)
  署長、副署長、事件指導官、交通官、会計課長、警務官、留置管理課長、地域課長、
  生活安全課長、刑事第二課長、交通第二課長、警備課長、事務局員3名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 フリートーキング
2 署長挨拶
3 「速度取締り指針」及び「駐車監視活動ガイドライン」に関する説明(交通第二課長)
4 災害対策に関する説明(DVD(東日本大震災発生時の警察活動)視聴)
5 主な協議
(1) 災害・防災関係について
<委員> 県や市の防災計画は毎年か、数年で改定していると思うが、その中で、市や消防との連携について教えてほしい。
【警備課長】 災害計画は県の計画に基づき、作成している。6月に防災関係機関と管内の災害箇所を点検し、情報共有を図った。台風の際は、市役所へ警察官を派遣し、連携して情報共有を図っている。また、大規模地震の際は、警察・消防・自衛隊で捜索場所等の割り振りや役割分担を行い、救助活動の連携を図っている。
<委員> 松阪には山も海もあるので、災害時は対応をお願いしたい。
<委員> 今年の台風で、山間部は丸2日間停電し、携帯電話も通じなかったことから情報がなく、高齢者が多いので不安だった。停電の際は青パトで広報するなど、警察と行政機関で連携し、停電復旧の目安等の情報を入れてほしい。
【署長】台風が来ると、松阪や明和は停電することが多く、中部電力では、今は地域ごとに停電復旧の情報を提供しているようだ。警察も行けるところには行き、可能な限り情報は伝えるが、最終的にラジオに頼るところもある。台風21号での管内の信号滅灯は95、6か所で、滅灯している信号機全てに警察官を配置させることは難しかったため、交通量の多い箇所から警察官を配置した。高齢者の家庭には、新品の予備乾電池と、ラジオを置いておくとよい。
(2) 交通関係について
<委員> 松阪は赤信号を無視して交差点に進入してくる車が多いと感じる。ドライブレコーダーを付けている人は多いと思うが、警察へ映像を提供すれば検挙できるのか。
【交通第二課長】 映像を提供してもらうことに問題はない。持ってきてもらう場合もあり、情報があると聞いたら出向くこともある。参考人として協力いただき、立件することもある。
<委員> 最近、スマートフォンをしながら運転しているのをよく見る。車両番号を控えて、後で連絡しても立件できるのか。
【交通第二課長】 違反の立証となると、日時、場所、運転手や車両を特定できるとよい。事件として立証できない場合は個別に指導等を行っている。
<委員> 夜間、台風で停電していた時、信号が滅灯しているのに気付かない車両が交差点に停止せずに侵入していた。停電中であることを運転手に知らせる方法があればありがたい。信号にバッテリー等があれば役立つと思うが、そういうものはないのか。
【交通官】 滅灯対策としては、交通量の多い主要交差点には自動起動発電機がついているところがある。停電しても、システムエラーにならない限り、自動発電機付きの信号機は継続して動く。発電機で復旧できる信号もあるが、発電機の台数には限りがある。信号もLEDで省電力で点灯するようになってきたが、蓄電池は天候によって発電力が違ってくる。
<委員> 避難灯が全部消えたら、避難時に明かりがつくものはあるのか。
【副署長】 東日本大震災を教訓とするが、結局は全てがダメになる。道が壊れたら緊急走行できない。避難灯についても各業界も考えているかと思うし、これから徐々に開発されていくのではないか。
<委員> 最近、大きな災害があるので、知恵を出し合って乗り切っていただきたい。警察から地域に情報を発信してもらえればいいと思う。
<委員> 台風の際の信号滅灯についてだが、松阪インターの近くの信号機は発電機で付いていた。災害では、行政に頼るべきところと、自力で準備するところを分けるべきだと思う。普段、電気があって当たり前になっている。今回の台風ではラジオを使った。会社も停電したため、社員には、台風の時は外出しないよう指示している。まず自分が助からないと、次に何もできない。会社には1000回充電できる電池があり、ラジオなど電池がいるものを入れ替えて使っている。
行政側で様々な方法を考えていく中で、私たちも自分たちで身を守り、情報を入手し、方法を考えるのが大事だ。今回、アナログのありがたみを感じた。
【署長】ネットやパソコンは、電気がなくなったら使えなくなる。電気があるのが普通の世の中で、電気があって当然と思われている。それが当然のようだが、本当は違う。北海道の地震の報道で、かなりの人たちが思い返すのではないだろうか。自分の身は自分で守ることも大事だ。
行政は、20~30年前から自助、共助、公助の列順が決まっている。自分の命を守る気のない人は、他人を守れない。災害があった時は生き延びるぞ、という気持ちをしっかりと持ってもらいたい。
<委員> 良い話を聞かせていただいた。私たちは守られていると思った。自分たちがどう行動するか今後も考えていかなければならない。
鈴の森公園でガラス瓶を散らかされたことがあり、通報した。その後は交番の人が見回りを強化してくれたのか、前よりきれいになった。最近も、20人くらい人が集まっており、公園の出入口の前で騒いでいた。注意すると、立ち去ったみたいだが、人がたくさん集まるとハメを外す人もいる。今後もパトロールをお願いしたい。
交番や駐在所に勤務員がいない時があるが、勤務員がいると安心するので、忙しいとは思うが、よろしくお願いしたい。
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