三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊賀警察署  第2回

1 日時
平成30年9月28日(金)午後3時~午後5時
場所
伊賀警察署大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
  家喜正治委員、奥谷和久委員、恒岡信政委員、中香代子委員、中林博輝委員、南出幸子委員、
  南畑陽子委員
2 三重県公安委員会委員(1名)
  山本進委員
3 警察署(11名)
  署長、副署長、会計課長、警務官、生活安全課長、刑事課長、交通課長、警備課長、
  地域係長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 公安委員会委員挨拶
2 会長挨拶
3 管内概況説明(署長)
(1) 刑法犯発生状況について
(2) 特殊詐欺の概況について
(3) 交通事故発生状況について
4 主な協議 
<委員> 昨年に比べ、空き巣が増加しているが、伊賀市内のどの地域での発生が多いのか。また、交通死亡事故の関係で、自動車を運転している者の死者のうち、シートベルト非着用者は約7割ということであったが、シートベルト非着用は前後の座席のどちらが多いのか。
【署長】 空き巣は4月から5月にかけて西明寺と緑ヶ丘の周辺で連続して発生した。広報チラシを作成するとともに、発生地域の重点警戒等を行ったところ、5月下旬以降は発生が止まっている状況である。
 また、シートベルトは三重県下の統計であり、現時点で前後どちらの座席でシートベルト非着用が多いのか分からないため、確認しておく。死者15人のうち、シートベルトをしていれば助かったという方もいるので、シートベルトの重要性について広報していかなくてはならない。
<委員> 運転していても後部座席に乗っている人に対し、シートベルトをしてくれとは言いにくいのが現状だ。
<委員> 高速道路では後部座席のシートベルトが義務付けられている。昨年中はシートベルト非着用による検挙は伊賀市民はかなり多かったとのことである。名阪国道は伊賀市民にとって生活道路であり、利用する機会が多いと思うので、シートベルト着用の重要性を訴えていただきたい。
<委員> 連続発生した空き巣の手口や発生した時間帯について教えてほしい。
【刑事課長】 ガラス窓をこじ開け、現金や貴金属を持っていくという手口で、午前中から昼にかけて発生しており、いずれも同一犯の可能性が高い。
<委員> 特殊詐欺の予兆電話について、最近の傾向を知りたい。
【署長】 架空請求はがきの相談が多く寄せられており、三重県内の発生を見ても架空請求の被害が多発している。8月末現在で、三重県内において発生した特殊詐欺69件のうち、49件が架空請求の被害である。また、宅配業者を装った架空請求メールの相談も寄せられている。
<委員> 伊賀署に相談に来る人の年齢層はどうか。
【生活安全課長】 高齢者の相談が大半である。
【署長】 当署管内のコンビニや金融機関において、特殊詐欺被害を未然に防止していただいており、啓発活動の効果を実感している。今後も啓発活動を推進し、被害防止につなげていく。
<委員> インターネットで買い物をした後に、大手通販サイトをかたったメールが届き、電話を架けてしまったことがある。電話の相手は丁寧で、要求金額も少なく、払った方がいいかと思ったが、お客様センターに問い合わせたところ、「詐欺」と言われた。この経験から知り合いにも「不審なメールやはがきが届いた際には連絡しないように」と注意喚起している。
 また、飲酒運転の疑いがある場合、伊賀署へ通報すれば対応してくれるのか。
【署長】 その者が飲酒運転をしているところを警察官が現認しないと検挙は難しい。
しかし、事前に情報提供していただければ、態勢を組み、取締りができる。飲酒運転に対する罰則も厳しくなっている中で、いまだに飲酒運転による交通事故を起こす者も多いため、検挙することで交通事故防止につなげたい。
<委員> 私も社員に対し、「飲酒運転や薬物使用は絶対にしてはいけない」と教育を徹底している。
<委員> 伊賀署管内でパトカーの交通事故が2件発生したが、警察車両は任意保険に加入しているのか。
【署長】 警察の公用車は全て任意保険に加入している。署員が起こした交通事故については、市民の皆様に心配をお掛けし、大変申し訳なく思う。同様の交通事故が起こらないよう、署員に対し指導・教養を徹底していく。
<委員> 1点目は、チャイルドシートをせずに、だっこ紐をしたまま運転席から降車する女性を見掛けることが多いため、チャイルドシートの重要性について周知してほしい。母子手帳へチャイルドシートの重要性を記載したり、産婦人科へ啓発チラシを掲示してはどうか。
 2点目は、飲酒運転の根絶を図るため、国際交流フェスタ等たくさん人が集まる場所で広報啓発活動を行ってはどうか。
 3点目は、国道422号の高砂交差点で信号待ちを避けるため、信号待ちの車両の横をすり抜け、歩道を走行して脇道に抜けていく車両が多い。危険なので、取締りが可能であれば対応してほしい。
【署長】 1点目の、チャイルドシートの広報案については検討していきたい。
 2点目の国際交流フェスタでの広報であるが、間に合うようであれば取り組んでいきたい。
 3点目の高砂交差点における交通取締りについては、現場を確認した上で対応したい。
<委員> 1点目は、教育委員会はパトカーが子供と接触した交通事故について、新聞報道により認知した。今後、同様の事故が発生した際、学校関係に対しても連絡をいただきたい。2点目は、子供の通学路についてだが、国道沿いは歩道の白線が消えかかっている場所が多い。消えかかっている歩道の白線を見やすくしてもらうことはできるか。3点目は、川上ダムの着工工事に伴い、トラックの交通量が増加している。子供の通学路の近くをトラックが走行し、危険だと感じる場所がある。工事関係者に対してはすでに話をしており、警備員等も配置するということであるが、伊賀署からも注意喚起をしてほしい。
【署長】 1点目の公用車による交通事故について、保護者や関係者の方に不安を与えてしまったことに対して大変申し訳なく思う。教育関係への連絡は必要性に応じて検討する。2点目の子供の通学路については、現場の状況を確認し、その道路を管理する道路管理者へ対応を依頼する。3点目の川上ダムの着工工事に伴うトラックの走行については、すでに地元住民から相談を受けており、不安を把握している。状況に応じてパトロールを行い、工事関係者への注意喚起も実施する。
<委員> 大阪府警の富田林警察署で留置人の逃走事案があったが、その事案を受けて伊賀署はどのような対策を取っているのか。
【署長】 同事案を受けて、当署の留置施設の点検を再徹底し、同様の事案が発生しないように備えを万全にしている。
<委員> 銀座通りにおいて、横断歩道等の道路標示が薄くなり見えにくくなっている場所がある。名阪国道から伊賀市街へ向かう道路は観光客も多いと思うので、優先して道路標示を塗り直すなどしてほしい。
また、ゾーン30を気にすることなく走行する車両が多いと思うので、運転者がわかりやすい表示に直すなどの対策を講じてほしい。
【署長】 現場を確認し、安全性が確保できていないようであれば早急に対応する。
5 公安委員会委員講評
6 署長謝辞
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