三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊賀警察署  第3回

1 日時
平成30年12月12日(水)午後3時~午後5時
場所
伊賀警察署大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
  家喜正治委員、奥谷和久委員、恒岡信政委員、中香代子委員、中林博輝委員、
  南出幸子委員、南畑陽子委員
2 三重県公安委員会委員(1名)
  山本進委員
3 警察署(11名)
  署長、副署長、会計課長、警務官、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、
  警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 会長挨拶
2 管内概況説明(署長)
(1) 刑法犯発生状況について
(2) 特殊詐欺の概況について
(3) 交通事故発生状況について
3 主な協議
<委員> 本年の刑法犯認知件数が最少であるとの説明があったが、平成に入り、刑法犯認知件数が最も多かった年と、件数について教えてほしい。また、刑法犯認知件数が減少傾向にあるのは、伊賀警察署の管内だけなのか。
【署長】 当署管内の刑法犯認知件数が最も多い年は平成13年の2,439件であった。おそらく今年の刑法犯認知件数は500件未満となる見込みであり、ピーク時の5分の1近くの減少となる。伊賀警察署のみでなく、県内全体で減少傾向にある。県内の刑法犯認知件数は、平成14年に47,600件で最も多かったが、本年は11月末現在で10,351件となっており、昨年同時期と比べると1,928件減少している。なお、刑法犯認知件数は県内のみならず、全国的にも減少傾向にある。継続的に行ってきた防犯パトロール等、ボランティアの方々にも御協力いただいた結果であると思う。
<委員> 1点目は、中瀬インターの道路標示について、直進と左折の標示が一緒になっていて、初めて利用する人にとってはわかりにくいと思うので、わかりやすい道路標示にしてほしい。
2点目は、伊賀市内の中学校の校舎に生卵が投げつけられる事件があったが、犯人は捕まったのか。
3点目は、冬休みに入り、生徒が犯罪に巻き込まれる危険性があることから、何か学校ができる対策や注意喚起することについて教えてほしい。
【署長】 1点目の道路標示の要望については、道路管理者へ依頼する。
2点目については、いまだ犯人の特定には至っていない。今後も幅広い情報収集を行い、捜査を進めていく。
3点目については、刑法犯認知件数と同様に、少年犯罪の件数は年々減少傾向にあるが、反対に、犯罪に巻き込まれる心配がある。インターネットの危険性に関して認識が低い子供が多く、犯罪の被害者となる。学校からはSNSやインターネットの危険性を生徒に伝えていただきたい。
<委員> 伊賀市は三重県内でも外国人の人口比率が高いことから、伊賀市に住む外国人に対し、あらゆる機会を通じて、警察から講習会や対策等してはどうか。
【署長】 外国人の技能実習生を雇用する事業所から、講習会の開催要望があり、警察もそれらの要望に対応しているところである。しかし、講習会の内容が外国人にどのくらい浸透しているかは定かでない。イベント等の機会があれば広報啓発活動を行うが、すべての外国人に対して一度に講習会等の教養を行うことは難しいのが現状である。今後も啓発活動を繰り返し行っていく。
<委員> 信号機のない横断歩道の白線が見えにくくなっている場所が多いように思う。塗り直しはできないか。
【署長】 昨年は県の予算を大幅に増やし、県内各地で横断歩道の塗り直しを行った。
横断歩道の塗り直しは歩行者が多い場所や交通量が多い場所等を優先して行っている。限られた予算の中で適切に執行しているということを御理解いただきたい。なお、JAFの調査結果であるが、三重県では信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている場合でも車両を停止しない人が多く、その停止率は全国でワースト3位という結果であった。横断歩道の重要性についてドライバーに対し、広報をしていく。
<委員> 飲食店の店内に掲示する飲酒運転に関するステッカーやチラシ等があれば教えてほしい。
【交通課長】 啓発チラシは後ほどお渡しする。
<委員> スタッドレスタイヤの利用やタイヤチェーンの取り付けなど、車両の冬装備に関する啓発チラシに少し違和感を感じた。装備を備えても、雪道に慣れていない者が運転すれば、事故を起こす危険性は高くなると思う。装備面のみを強調して啓発するのではなく、実際に凍結した道路を再現し、体験してもらうことも良いのではないか。
【署長】 まず、冬装備をすることが冬の時期に車両を運転するための出発点であることを御理解いただきたい。しかし、実際に運転して経験しないことには雪道を走行する怖さはわからないと思う。冬装備について、今後も広報活動を続けていく。
<委員> 三田坂バイパスのトンネルを抜けた先の一時停止場所において、一時不停止の車両が多く、事故が起こるのではないかと心配する住民が多い。信号機を設置することはできないか。
【署長】 物損事故は発生しているが、直ちに信号機を設置しなければならないという状況ではないと考える。今後は道路管理者と協議し、安全対策を考えていく。
4 視察(逮捕術訓練及び交番見学、交番襲撃事案に対する実戦的総合訓練)
5 署長謝辞
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