三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

四日市南警察署  第1回

1 日時
令和元年6月12日(水)午後3時00分~午後5時00分
開催場所
四日市南警察署5階多目的ホール
2 出席者
1 警察署協議会(10名)
  石川義典委員、一村隆委員、坂嵜克彦委員、清水郁希委員
  田中由紀子委員、二井悠介委員、久本哲也委員、藤岡徳子委員
  堀木直弘委員、山下淳委員
2 警察署(15名)
  署長、副署長、事件指導官、交通官、会計課長、警務官、留置管理課長、
  生活安全課長、北勢少年サポートセンター副参事、地域課長、
  刑事第二課長、交通第二課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開
公開
5 1 委嘱状伝達
2 署長挨拶
3 役員選出
  会 長 久本哲也委員
  副会長 二井悠介委員、一村隆委員
4 管内の治安概況と取組重点について(署長)
5 主な協議
 <委員> 交通事故で、被疑者が逮捕されたり、されなかったりするのはなぜか。
 【署長】 一般的に、逮捕をするか否かは、理由、必要性で判断している。具体的には、逃走、証拠隠滅のおそれがあれば逮捕の必要性があるということになる。ただ、けがをしている場合は、治療を優先し、退院後に逮捕となる場合もある。
 <委員> 「横断歩道SOSの日」は良い取組であり、期待しているが、スマホ操作や通話をしながらのいわゆる「ながら運転」が多いように感じる。「ながら運転」をしてはいけないという日を警察で設け、交通事故防止の取組をしてほしい。
 【署長】 御指摘の携帯電話を操作しながらの運転は無くなっていない。全国では携帯ゲームをしながら自転車を運転中に事故を起こしている例もあり、愛知県では子供が犠牲となった死亡事故も発生している。強化日を設けたり、キャンペーンも有効であるが、何よりも事故の被害者を出さないために、地道な取組を今後も続けていく。
 <委員> 赤信号で停止中、青信号に変わったのに前の車が発車しない時は、クラクションを鳴らしてもよいのか。
 【署長】 心情は理解するが、トラブルに発展するおそれがあるため控えていただいた方が良いと思う。万一、身の危険を感じた場合は110番通報してほしい。
 <委員> 海外では、子供を対象とした性犯罪者に対し、再犯防止のため、身体にGPSを付けている国がある。子供や大人対象の性犯罪者について、警察としてどの程度把握しているのか教えてほしい。
 【署長】 被害者などが再犯による被害を受けるおそれが大きい場合は、法務省から情報提供を受けたり、防犯指導、警戒活動を行うなどして被害防止を図っている。防犯上のことだけを考えれば効果があると思うものも、人権上の問題を考えていかなければならない。
 <委員> 電動車椅子で歩道や車道を走行している人がいる。自転車は車両であり歩道上は走行できないが電動車椅子はいかがか。事故に遭った場合の扱いはどうなるのか。
 【署長】 電動車椅子は、法令上の基準を満たせば歩行者とみなされ、歩道を通行することとなる。ただし、幅員の狭い歩道や凹凸が激しく走行が困難な歩道については、一時的に車道を走る場合がある。法令上歩行者とみなされ、歩行者と接触した場合等交通事故統計には計上されない。
 <委員> テレビで事故のニュースを頻繁に目にし、不安に感じるので、できれば車を運転せずに暮らしたいが、生活に必要であるため運転している。
 【署長】 車を運転する際は、事故を起こさないよう十分気を付けて運転していただきたい。
 <委員> 札幌で幼い女の子が虐待で亡くなり、なぜ防止できなかったのかという報道がされているが、この地域における児童相談所と警察の連携はいかがか。また、JAFの調査で信号機の無い横断歩道で歩行者が横断する際に、一時停止する車の率が全国平均8.6%のところ、三重県はわずか1.4%で、全国ワースト3位とのことだが良い方の1位の数値はどれくらいか。
 【署長】 児童相談所と警察の連携については齟齬の無いように努めている。JAFの調査の件は、1位は長野県で58.6%、ワースト1位は栃木県の0.9%である。
 <委員> 先日、赤信号で停止していたら、交差する青信号側のドライバーから先に通るようにと手招きをされて困惑した。このような場合、どのように通行すべきか。
 【署長】 手招きに応じて信号に従わず走行することは、青信号で進行してきた車両と事故を起こす可能性があり、違反にもなるので信号を守って通行してほしい。
 <委員> 高齢者が運転する車がセンターラインを踏んで走行しているのを見掛ける。交通取締りだけでなく、パトロール中、危険な運転をする車を見掛けたら、声を掛けて交通事故の防止、抑止を図ってもらいたい。
 【署長】 取締りに関する通報や相談は数多く警察署に寄せられていることから、現場で、指導や警告、悪質な場合は検挙している。危険な運転を見掛けた際は警察に通報してほしい。
 <委員> 交通事故防止のための、チャレンジ123という取組に参加したことがある。3人一組でチームを作り、期間中の123日間、無事故無違反で過ごすことを目標とする取組で、チーム内の誰かが事故を起こしたり、違反をすると達成できなくなる。相互に気を付けるという良い取組だと思う。警察署協議会の委員も積極的に参加してみてはどうか。チャレンジ123について、今一度、説明してほしい。
 【署長】 三重県の取組として長年続いており、3人一組で123日間を無事故無違反で過ごそうというものである。参加費用1人千円が必要となるが、運転経歴証明書が発行されるほか、無事故無違反を達成すると、抽選で商品が当たる。参加賞もある。委員各位の事業所や周辺の方にも参加を呼び掛けていただけると幸いである。
6 署長謝辞
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