三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊賀警察署  第4回

1 日時
令和2年2月12日(水)午後3時00分~午後5時00分
開催場所
伊賀警察署会議室
2 出席者
1 警察署協議会(6名)
  奥谷和久委員、恒岡信政委員、中林博輝委員、野口徹委員
  前川清委員、南出幸子委員
2 警察署(10名)
  署長、副署長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、
  交通課長、警備課長、警務係長、事務局1名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 特殊詐欺の現状について(生活安全課長)
2 会長挨拶
3 犯罪等の発生状況(署長)
4 主な協議
 <委員> 特殊詐欺について、刑法犯等のように検挙率を示せば、犯罪抑止につながると思うが、伊賀署管内における特殊詐欺の検挙率などの統計はあるのか。
 【署長】 当署管内で発生した特殊詐欺の被疑者が伊賀市に住んでいるとは限らず、現に、平成29年に当署管内で発生した特殊詐欺事件の被疑者は、関東在住の少年であった。反対に、伊賀市に住んでいる者が他府県で逮捕される場合もあるほか、特殊詐欺グループの拠点が海外にある場合もあるので、全体像がはっきりとしない。よって、当署管内における特殊詐欺被害の統計は取りにくいのが現状である。
 <委員> 車上ねらいについて、自分たちでできる対策と警察の対応を教えてほしい。
 【署長】 車上ねらいの対策として、車両内の見える場所に物を置かないことと、必ずドアロックをすることを心掛けてほしい。また、自宅の駐車場付近にセンサーライトや防犯カメラを設置することも効果的である。防犯カメラはダミーを設置しておくだけでも一定の効果があるので検討していただきたい。当署の対応としては、管轄する交番が警戒を強化しており、発生地区への立寄りやパトロールを実施している。
 <委員> 私からは4点意見を述べる。1点目は、チャイルドシート着用の向上に向けた効果的な広報についてである。伊賀市主催の各種サークルの中に子供をもつ親が集まるサークルがあるため、そこでチャイルドシートに関する広報啓発活動を検討していただきたい。2点目は、視聴した特殊詐欺のDVDを様々な場所で活用していただきたい。3点目は伊賀市で働いている外国人に伊賀署への要望を聞いたところ、「わかりやすい日本語を使って話をしてほしい」とのことであった。外国人に対して専門用語を使わずわかりやすく話すよう意識してほしい。4点目は、次期の協議会委員を選定する際、ジェンダーバランスを考慮して選定していただきたい。
 【署長】 1点目のチャイルドシートの着用に関する広報であるが、ぜひその場で広報させていただきたい。
 【生活安全課長】 2点目の特殊詐欺のDVDは、講話の際に視聴していただいている。特殊詐欺以外にも様々な啓発DVDがあるため、要望に応じて対応していく。
 【署長】 3点目の外国人対応については、警察官は専門用語を使いがちであると感じており、わかりやすい話し方を心掛けていきたいと思う。4点目の協議会委員については、様々な職種、年齢、性別等を考慮して選定しているとろころである。
 <委員> 協議会委員という立場から警察と関わることができ、とても良かった。今後も地域の特性に則した広報をしていきたいと思う。
 <委員> 特殊詐欺のDVDを見て、警察官をかたる特殊詐欺の電話が掛かってきたら、警察官からの電話だと信じてしまうかもしれないと思った。
 <委員> 私から2点質問する。1点目は、三重県は信号機のない横断歩道での歩行者横断時に車が一時停止する割合が大変低いと聞いた。その結果に対して、何か対策はしているのか。2点目は、桑名市で暴力団員の自宅が拳銃で撃たれるといった事案があったが、三重県内の暴力団の現状を教えてほしい。
 【署長】 平成30年に行われたJAFの「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況」の調査で、三重県はワースト3位であり、昨年はワースト1位となった。信号機のない横断歩道で歩行者が横断する際に一時停止することは、「マナー」ではなく「ルール」であり、法律で定められていることから、取締りを強化している。この取組は、子供が横断歩道を渡り終えた際、運転手に対して「ありがとう」と声を掛けるというものである。この二つの取組を地道に続けていくことが改善につながると思う。
 【刑事課長】 警察が把握している三重県内の暴力団は22団体で、構成員と準構成員を合わせて約350人である。
5 署長謝辞
TOPへ戻る