三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

鳥羽警察署 令和3年度中 第1回

1 開催日時
令和3年7月30日(金)午後2時30分~午後4時
開催場所
鳥羽警察署3階大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(7名)
  天野智子委員、池田かよ委員、カルロス タラベロン ヒル委員、北本博靖委員、
  齋藤猛委員、森本和幸委員、山本浩美委員
2 前年度警察署協議会会長
  西山 修造氏
3 三重県公安委員会委員
  村田 典子委員
4 警察署(11名)
  署長、副署長、警務官、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、
  警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 感謝状贈呈
2 委嘱状交付
3 公安委員会委員挨拶
4 署長挨拶
  急な日程変更により、多大な御迷惑とお手数をお掛けしたことについてお詫び申し上げたい。
  全国に警察署協議会が設置されて以降、委員の皆様からは、住民目線での御意見、御要望、御
 提言などを頂いてきた。引き続き、関係団体の代表として、地域住民の代表として率直な御意
 見、御提言を賜りたい。
5 協議会委員自己紹介及び署幹部自己紹介
6 役員選出及び役員挨拶
  会長 齋藤 猛、副会長 森本 和幸
7 管内概況説明(署長)
(1) 刑法犯認知・検挙状況について
   平成30年から減少傾向となり、昨年は過去5年で最少となった。罪種別では、窃盗犯が最
  も多く、次いで器物損壊、粗暴犯の順に発生している。
(2) 人身安全関連事案について
   児童虐待の通告人数が大幅に増加した。これは、多くのメディア報道を受け、住民意識の変
  化もうかがえる中、児童の面前での夫婦間暴力を児童への心理的虐待として積極的に捉えたこ
  とによるものである。
(3) 少年非行について
   昨年と10年前の当署の少年非行を比較すると、約95パーセント減少している。時代背景や
  少年の価値観などが、その要因の一つと考えられる中、直接的な対応に携わる警察の立場とし
  ては、減少傾向を継続できるよう対策を講じていく。
(4) 交通事故について
   事故全体の発生件数は、年々、減少傾向にある一方、昨年の当署における交通事故による死
  者数は5名と非常に多い。県内の交通事故における死亡者は73名で、これを10万人当たりの
  死者数に換算すると4.1名となる。当署管内の人口は7万人に満たないが、4.1名を上回
  る。
8 主な協議
 <委員> 各種啓発活動に携わる機会が多い。コロナ禍であるが、活動の必要性を認識してい
  る。感染防止対策を十分に図り活動を継続していきたい。
 【生活安全課長】 昨年度は、各種会合等が縮小、中止されてきたが、感染防止対策を十分に
  とった上で関係機関と連携し、啓発活動等各種施策を積極的に進めていく。
 <委員> 特殊詐欺被害に係る手法は巧妙となっている。施策の一つとして、自治会の会合など
  の場に警察官も出席するなど、自治会を巻き込んだ取組を展開してはどうか。
 【生活安全課長】 新型コロナ感染状況等を勘案しながら、前向きに検討したい。
 【署長】 特殊詐欺は、その手口を巧みに変えている。今後も、様々な形で情報を発信していく
  ので御協力願いたい。
 <委員> ライトをハイビームのまま走行している車が多く見受けられる。ハイビームのままの
  走行の是非について問う。
   横断者が立っているにも関わらず、横断歩道を通過する車両が多いと感じる。
 【交通課長】 ヘッドライトは、基本、上向きを推奨している。一方で、車両対向時などは、眩
  惑により事故を誘発する危険性もあることから、ドライバ―には減光措置が義務付けられてい
  る。
   三重県の横断歩道での車の一時停止率は、一昨年、ワーストとなった。昨年、ワーストを脱
  却したが、未だ約70パーセントの車は停止をしない。そのような中、7月1日から「横断歩
  道“ハンドサイン”キャンペーン」が実施される。ドライバーと歩行者双方の注意の必要を同
  キャンペーン等を通じ広報啓発していく。
 <委員> 鵜方磯部バイパスの開通以降交通量が増え、喫茶トキオ前交差点においては危険と感
  じることが多い。
 【交通課長】 当該道路については、すでに一時停止規制をかけたり、「ゾーン30」に指定す
  るなど道路管理上の運用が図られているが、更に、ガードレール、カーブミラー等の安全施設
  の増設に向け、現地確認を行った上で要望を検討していきたい。
 <委員> 千葉県八街市で発生した交通事故を受け、鳥羽署管内における危険箇所の把握状況及
  びその対策について説明願いたい。
 【交通課長】 鳥羽市においては、「鳥羽市交通安全対策協議会」が主体となり、鳥羽市通学路
  交通安全プログラムが作成され、平成26年以降、38か所の危険箇所を把握している。その
  内、警察が主管する危険箇所5か所は対策済みで、各自治体道路管理者に係る危険箇所につい
  ては、継続対応中である。
   また、志摩市においては、「志摩市通学路安全推進会議」が主体となり、志摩市通学路交通
  安全プログラムが作成され、平成30年以降、50か所の危険箇所を把握し、現在、20か所で対
  策済みとなっている。
 <委員> 危険箇所の把握はできていると解釈してよいか。
 【交通課長】 差し支えない。従前からの道路については、各市の交通安全プログラムの運用が     
  図られて以降、危険箇所の報告を受けている。以後、新たな道路に対しても、毎年、定期的に
  会議が開催されている。
 <委員> 危険箇所に対する具体的な対策についてはいかが。
 【交通課長】 従来、車を主体とした道路行政であったところ、近年、歩行者を優先とした対策     
  を進めている自治体もある。いずれも住民の意見を反映させていくことが不可欠となるが、す
  でに設置されている道路を拡幅し歩道を設置するのは困難であり、部分的な拡幅や道路規制に     
  より対応を図っているのが現状である。
 【署長】 交通事故により、子供らが命を落とすことがあってはならないと認識している。当署
  においては、行政と連携しながら子供を守る対策を進めていき、次回、具体的な対策状況につ
  いて回答致したい。
 <委員> 特殊詐欺被害防止に対しては、各種施策を講じても撲滅に至らない。また、「子ども   
  安全・安心の店」の活動にも積極的に参加する中で、特殊詐欺の手口、交通事故の発生場所な
  どの情報提供を受ければ、活動に反映させることができると考える。
 【署長】 「子ども安全・安心の店」の連絡ツールを活用するなどし、主幹する生活安全課か
  ら、特殊詐欺の手口、交通事故発生状況等の情報を発信できるよう検討したい。
 <委員> 作成、配布いただいた「提言内容の一覧」と同様、回答の要点についても、作成を検
  討いただきたい。
 【事務局】 作成することと致したい。 
9 公安委員会委員講評
10 署長挨拶
  委員の皆様からの御意見、御提言に関し、対応が必要な部分は検討し、回答が必要なものにつ
 いては、次回協議会に説明、回答申し上げたい。
  委員の皆様については、会議の場だけでなく、平素の生活の場においてお気づきの点があれば
 事務局などへ御意見頂きたい。また、警察署協議会においては、組織を理解していただくことも
 目的の一つと考える。関係施設等の視察などについて御意見を頂戴いたしたい。
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