三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

伊勢警察署 令和3年度中 第2回

1 開催日時
令和3年10月7日(木)午後1時30分~午後4時
開催場所
伊勢警察署4階大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(13名)
  上田聖子委員、右京博巳委員、小川祐子委員、奥野耕二郎委員、覺田満里委員、
  小嶋明美委員、龍田芳子委員、柘植恵委員、辻村光生委員、村田鎭男委員、
  山下育子委員、山下政宏委員、山本晃委員
2 警察署(13名)
  署長、副署長、会計課長、警務官、生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、
  刑事第二課長、交通第一課長、交通第二課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 挨拶(署長、会長)
2 管内犯罪情勢等説明(生活安全課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通第二課長)
3 秋の全国交通安全運動結果報告(交通第一課長)
4 全国地域安全運動実施説明(生活安全課長)
5 伊勢警察署速度取締指針説明(交通第二課長)
6 交通安全教育資機材体験(自動車シミュレーター、ミニ歩行環境シミュ レーター(わた郎
  君)、飲酒疑似体験ゴーグル)
7 主な協議 
 <委員> 千葉県で飲酒運転の車が小学生の児童の列に突っ込み犠牲者が出た。三重県では、
  県、警察、教育委員会及び各市町で、通学路の安全点検を実施している。伊勢警察署管内でも
  小中学校の通学路点検を行い、今後、ガードレールを設置するのか、歩道を広げるのか、迂回
  路を選択するのか考えていくこととなると思う。
   昨日、伊勢市内で交通事故により80歳の方が亡くなられた。事故現場は直線で見通しが良
  い場所だった。本日は、交通安全対策の案を出し、警察と協力して、地域から交通事故を無く
  す意気込みで取り組みたい。
 <委員> 自動車シミュレーターなどの交通安全教育資機材の体験は貴重なものだったと思う。
  地元に帰って様々な機会で広めてほしい。本日は、高齢者、児童など全般の交通事故抑止対策
  について検討し、地域全体で事故防止に取り組むべく進めていきたい。
 <委員> 交通事故防止については児童、高齢者への対策が重要であり、児童については各小学
  校で通学路における危険箇所を把握していると思うので、車を運転する地域住民や、地元企
  業、ボランティア団体等へ情報提供することが必要と考える。
 【交通第一課長】 通学路点検は学校や教育委員会が中心となり、地域からの情報を取りまとめ
  た上で、道路管理者、警察が一体となり実施している。伊勢市には通学路プログラムがあり、
  他の3町にも名称は異なるが同様のものがある。政府からは、千葉県で発生した事故を受け、
  緊急の合同点検を実施するよう指示があり、中間報告を行った。
   現在は、従来から把握されていた危険箇所に加え、危険な抜け道はないか、過去に事故が発
  生していなくとも危険な箇所はないかなど、見守り活動を行っている団体からも意見を集約す
  る取組を道路管理者等と連携し進めている。
 <委員> 横断歩道の塗り直しも改善が進んできていると感じる。引き続き進めてほしい。
 <委員> 浜郷地区では地域住民がタウンウオッチングという取組を行い道路の危険箇所を集約
  し、教育委員会などへ示している。その結果、道路の標識や標示が改善され非常に感謝してい
  る。
 <委員> 通勤と通学の時間帯はほぼ重なる時間帯であり、地域と企業の連携を図るべく、危険
  箇所の情報を企業にも提供してほしい。
 <委員> 交通安全協会が主体となり朝夕の登下校時間帯の見守り活動を行っている。自治会連
  合会や老人クラブなどでも、児童の登下校の見守り活動のみならず交通危険箇所の確認を行う
  など、地元で意識を高め合うことも必要だと考える。
 <委員> 子供との会話の中で「横断歩道を渡る時は手を上げて渡る。」と伝えると、「子供は
  体が小さいから手を上げる。大人が手を上げるのは恥ずかしい。」と答えた。認識を改めるた
  めの広報啓発をお願いしたい。
 【交通第一課長】 信号機がない横断歩道での停止率ワーストという不名誉な結果を受け様々な
  取組を続けている。その中で「横断歩道ハンドサインキャンペーン」を展開している。運転者
  の「渡るかどうかわからなかった」という意見を受け、本来は運転手側の義務ではあるが、少
  しの合図で停止率が大きく改善されたという結果がある。
   また、歩行者が渡り終わった後にお辞儀をする「まもってくれてありがとう運動」を浜郷小
  学校、みなと小学校をモデル校に指定して展開している。引き続き、小学校だけでなく、各種
  交通安全講話を通じて周知を図っていく。
 <委員> 散歩中に横断歩道で手を上げると車は必ず止まってくれるようになった。今後も積極
  的に周知を図ってほしい。
 <委員> 以前と比べて横断歩道で止まってくれる車が増えていると体感している。厚生地区で
  もタウンウオッチングが実施されており、こういった努力が児童を守ってくれていると感じ
  た。これからは、高校生、大学生の交通マナーの改善を図ってほしい。 
 【交通第一課長】 高校生等の自転車の交通マナーについては、警察官と教員とが連携し交通街
  頭監視活動等で指導を行っているほか、モデル校を指定し、交通マナーの向上を図っている。
  今後もパトロールや街頭監視などを実施し継続して取り組んでいく。
 <委員> 自転車保険も必要な時代となっているが、未だ浸透しているとはいえない。
  また、信号がない横断歩道で歩行者がいる場合は、止まらなければならないことを知らない運
  転手も未だにいる。停止率は高くなってきているが、多方面からの啓蒙活動が必要と考える。
 <委員> 防災の避難経路調査の様に、交通面でも危険を探す調査を警察から自治会連合会や老
  人会に要請し地域ぐるみで取り組み、横断歩道対策、子供と高齢者への対策をより一層進めて
  いく必要がある。
 <委員> 交通安全対策において、事故多発箇所や危険箇所の道路にレンガ色等の舗装やハンプ
  の設置がなされており、効果は高いものの予算が必要となることや、走行音等の問題が生じる
  ケースが散見される。地域の実情に応じた対策が必要である。
 【交通第一課長】 ハンプは法定外の施設となる。道路環境に応じ道路管理者が設置することと
  なる。
 <委員> 自治会を通じ要望していけば実現する可能性もある。 
 <委員> 地域の交通事故が少しでも減るよう意見を取りまとめて警察署へ要望としてあげてい
  きたい。
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