- HOME
- 警察署協議会
- 令和3年度中の協議会開催予定、開催結果
- 伊勢警察署 第3回
伊勢警察署 令和3年度中 第3回
2022年01月04日
1 | 開催日時 令和3年12月2日(木)午後1時30分~午後3時30分 開催場所 伊勢警察署4階大会議室 |
---|---|
2 | 出席者 1 警察署協議会(12名) 上田聖子委員、右京博巳委員、小川祐子委員、覺田満里委員、小嶋明美委員、 龍田芳子委員、柘植恵委員、辻村光生委員、村田鎭男委員、山下育子委員、 山下政宏委員、山本晃委員 2 警察署(11名) 署長、会計課長、警務官、生活安全課長、地域課長、刑事第一課長、刑事第二課長、 交通第一課長、警備課長、事務局2名 |
3 | 傍聴者 なし |
4 | 公開・非公開の別 公開 |
5 | 1 挨拶(署長、会長) 2 管内犯罪情勢等説明(生活安全課長、刑事第一課長、刑事第二課長、交通第一課長) 3 特殊詐欺対策取組状況等説明(生活安全課長) 4 三重県警察音楽隊演奏会 5 主な協議 <委員> 生活安全課長から特殊詐欺対策取組状況等について説明をしていただいた。特殊詐 欺被害抑止対策について委員の方から意見をいただき、協議できればと思う。 <委員> 5,6年前に息子を名乗るオレオレ詐欺の電話を受けたことがある。相手から「風 邪をひいて声がおかしい。病院に行くのにお金が必要だ。また明日電話する。」等と言われ 動揺した覚えがある。息子に確認の電話をしたがつながらなかったため、息子の嫁に確認し たところ、息子は風邪をひいておらず、詐欺の電話であったことが分かった。 不審な電話を受けた時は、落ち着いて家族や警察に相談することが重要であると感じた。 【生活安全課長】 家族に相談することは非常に重要であるが、最近では「電話番号が変わっ た。」等と言って家族に電話をつながせないような手口が発生している。不審な電話を受け た際は焦らず家族等に確認してほしい。 <委員> 電子マネーを購入させる手口があると聞いたことがあるが、どのような手口か教え ていただきたい。 また、ショッピングサイト等の偽サイトに関する手口があると聞いたが、偽サイトの見極 め方について教えていただきたい。 【生活安全課長】 電子マネーはコンビニに設置された専用機械で手続きをさせる手口で、発 行された電子マネーカードのID番号を相手に教えてしまうと不正に使用される。 水際対策として、専用機械の操作時に「特殊詐欺にご注意」等といった注意喚起分が表示 されるように設定されているコンビニもある。また、コンビニ店員に対して電子マネー購入 者に対する声掛けを依頼している。 偽サイトについては、不審なメールに添付されたリンク先に接続すると偽サイトにつなが る可能性が高い。偽サイトは精巧に作られており、一見して区別が付きにくい。身に覚えの ないメールに添付されたリンク先を開かず、公式サイトをブックマークし、接続する等して 対策していただきたい。偽サイトに個人情報を入力してしまうと悪用される可能性が高い。 最近では宅配業者に関する偽サイトの相談が多数寄せられている。 <委員> 最近では仮想通貨に関する犯罪が増加する等、時代は変わったと感じる。 【生活安全課長】 今年度の特殊詐欺被害状況について、先ほど、説明させていただいた。還 付金詐欺の手口では、犯人は1円単位まで金額を示し、信用させようとしてくる。特殊詐欺 被害を抑止するためには、一人一人の危機意識と周囲に対する広報が重要であるためご協力 願いたい。 「電話にでんわで詐欺予防」と題した広報資料をお配りした。予兆電話の約7割は固定電 話に架かってきている。犯人は音声が残ることを嫌う傾向にある。留守番電話機能や録音機 能を有効活用していただきたい。 警察でも自動通話録音警告機の貸出をしているため、要望があれば連絡をいただきたい。 <委員> 三重県警察音楽隊の寸劇や生活安全課長の説明を聞いて特殊詐欺には多様な手口が あることを知った。銀行員の水際対策を見習い、ATMの前でおかしな行動をしている人を 見掛けたら、銀行員に伝える等して被害を防ぎたい。 受け子はどういった人が多いのか教えてほしい。 【刑事第二課長】 受け子は無職や20代が増加している。 <委員> 特殊詐欺被害抑止対策として、伊勢市の特色を出したうえで「あなたのやっている ことは詐欺です」等といった、犯罪者の良心に訴えかけるポスター等を作成すれば抑止効果 が高まるのではないかと考える。 <委員> 特殊詐欺被害抑止対策として、ナンバーディスプレイを導入している。登録されて いない電話番号や県外、または050から始まるIP電話番号等の不審な電話番号からの着信 には出ないようにしている。費用は掛かるが、被害防止効果は高いと考えられる。 <委員> 防災無線で特殊詐欺に関する広報を聞いたことがある。住民が危機意識を高めるの に良い取組だと感じた。 <委員> 罪を犯した少年の更生活動に従事している。少年や家族に対する声掛けや見守り活 動が犯罪の抑止につながると感じている。 【生活安全課長】 生活安全課では小・中・高校生を対象として、薬物乱用防止教室やインタ ーネットトラブル防止教室等を開いている。少年が特殊詐欺の受け子になる事例が発生して いるため、各種教室を通じて、特殊詐欺に関する教養を実施していく。 <委員> インターネットで検索すると「高額アルバイトあり」等といって特殊詐欺の受け子 を募集していることがあり、罪の意識がなく犯罪に加担してしまうことがある。 今回の協議会で特殊詐欺に関する様々な知識を得たので、今後の広報活動に生かしていけ ればと考える。 |