三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

鳥羽警察署 令和3年度中 第2回

1 開催日時
令和3年11月19日(金)午後2時~午後3時45分
開催場所
鳥羽警察署3階大会議室
2 出席者
1 警察署協議会(5名)
  天野智子委員、北本博靖委員、齋藤猛委員、森本和幸委員、山本浩美委員
2 警察署(11名)
  署長、副署長、警務官、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、
  警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
  協議会の開催に先立ち、本年9月に当署の職員が警察手帳を紛失し、11月5日付で「戒告」
 の懲戒処分となったことを報告いたしたい。職員に対しては、再度、指導教育を徹底し、同種
 事案の再発防止に努めていく。
  前回の協議会において、委員の皆様から様々な提言をいただいた。本日の協議会においても
 多様な提言をいただき、今後の警察活動に反映させていきたい。
2 会長挨拶
3 第1回協議会質疑の回答
(1) 通学路の危険箇所に対する具体的な対応状況について(交通課長)
   各市の教育委員会等と合同で通学路の危険箇所の点検を実施し、鳥羽市内で24か所、志摩
  市内で27か所の危険箇所を把握し、公安委員会による対策が必要な11か所のうち、10か所に
  ついて、交通取締り、横断歩道の塗り直し、信号周期の調整などの対策を実施した。
(2) 特殊詐欺の手口、交通事故発生状況等に係る情報発信について(生活安全課長)
   絆ネットワークにより、犯罪発生状況、特殊詐欺情報、不審者情報、防犯情報を発信して
  いるほか、三重県警察公式ツイッター、三重県警察ホームページ、三重県警察不審者情報メ
  ール配信、ヤフー防災速報アプリにるより情報発信を行っている。
4 管内概況説明(署長)
(1) 刑法犯認知・検挙状況について
   9月末現在、刑法犯は減少傾向を保っている。発生状況の内訳は、窃盗犯が最も多く、次
  いで詐欺、器物損壊の順に発生している。一方で、検挙件数、検挙人員については増加して
  いる。
(2) 人身安全関連事案について
   9月末現在、ストーカー、DV事案が微増する中、ストーカーについては1件、DVにつ
  いては5件を強制事件として行為者を逮捕した。
(3) 少年非行について
   20年前と比較すると、少年非行の発生は著しく低下している中、9月末現在、刑法犯2
  名、特別法犯2名の少年を検挙している。そのほか、10月に入り、一般住宅に侵入し、タン
  スから下着を盗んだ15歳の少年を逮捕した。
(4) 交通事故について
   9月末現在、物損事故は減少しているものの、人身事故は若干増加し、10月末現在におい
  ては、交通事故による死者数が5名となっている。死者数5名は、昨年中の死者数と並び、
  また県内の同月末の死者数が50名であることを鑑みれば、非常に高い水準であるといえる。
(5) 片田警察官駐在所の再編整備について
   片田警察官駐在所については、大王幹部交番に統合する。通信網の著しい発達や事件事故
  の発生件数の減少など、社会情勢の変化に鑑み、県内における複数の駐在所についても同様
  の施策を講じている。以後、片田地区の治安維持については、交番により推進することとな
  る。
5 主な協議  
 <委員> 鳥羽警察署管内には交番、駐在所がどこにいくつあるのか教示願う。
 【署長】 鳥羽市内に、鳥羽駅前交番、答志駐在所、鏡浦駐在所、長岡駐在所の1交番、3駐
  在が配置され、志摩市内は、大王幹部交番、阿児町交番、磯部町交番、浜島駐在所、安乗駐
  在所、国府駐在所、甲賀駐在所、片田駐在所、和具駐在所、越賀駐在所の3交番7駐在所が
  配置されている。
 <委員> 今後の交番、駐在所の統廃合計画があれば教示願いたい。
 【署長】 現時点で明確に示すことはできないが、老朽化の進んでいる駐在所を対象に検討さ
  れているものと承知している。
 <委員> 現在、住居地において自治会長を務めており、11月23日に鳥羽警察署の参加を求
  め、防犯講話を行う。取組事例として紹介するとともに、効果的に進めるための意見を頂戴
  したい。
 【生活安全課長】 特殊詐欺に係る被害防止のためには、本協議会、自治会、関係機関団体の
  協力が必要不可欠と認識している。紹介のあった講話以外にも、要請があれば積極的な参加
  を検討していく。
 【署長】 寸劇を交えるなど、非常に効果的な施策と見受けられる。メディアなどへの積極的
  な情報発信を検討してはどうか。
 <委員> 地元の人間が主となれば、堅苦しい雰囲気も払拭され、分かりやすい説明が行われ
  ると思う。好事例として参考としたい。
 <委員> 特殊詐欺に係る、発生の多い手口や手の込んだ手口の教示を願う。また効果的な防
  犯対策についても教示願う。
 【生活安全課長】 「還付金詐欺」、「架空料金請求詐欺」などの手口は発生が多く、警察官
  などを装い自宅を訪れて通帳などをだまし取る「預貯金詐欺」のような手の込んだ手口もあ
  る。主な防犯対策は、毎月15日を「特殊詐欺撲滅の日」と定め行う啓発活動のほか、署独自
  に移動販売車を利用した啓発資料の配布、社会福祉協議会発行の機関誌への情報の掲載、地
  区の集会等における防犯講話を実施している。
 <委員> 志摩市内において、長年にわたり複数の猟犬を飼育している人物がいるが、その犬
  がたびたび敷地内から抜け出し、付近の住民が不安に感じている。対応を検討願いたい。
 【生活安全課長】 悪質なケースは係留違反として事件化を図り、犬の処遇などについては行
  政機関が指導を行っているが改善が見受けられないため、関係機関との連携を強化し、「命
  令」手続を視野に入れた対応の要請を検討している。
 <委員> 対応中であると聞き安心できる反面、付近住民から不安の声が多く聞かれる。早期
  対応を願う。
 【署長】 警察として可能な対応を講じているが、新たな事実があれば、情報を提供していた
  だき、今後の対応に反映させていく。
 <委員> 賃貸物件に係る車庫証明において、捺印が省略されたことから、貸主が調査し発行
  すべき証明書を必要な手続を踏まずに、借主が勝手に作成するなどの不正が想定されるが、
  このような不正の防止対策を講じていれば教示願う。
 【交通課長】 提言内容については、窓口業務の参考といたしたい。具体的に不正が疑われる
  案件については、個別に相談願いたい。
 <委員> 書類受理後の不正行為の発見は困難と認識している。申請用紙の配布の際に正規の
  手続方法を教示するなどの対応を検討願う。
 <委員> 横断歩道での車の一時停止率について、「ハンドサインキャンペーン」による成果
  を問う。
 【交通課長】 「ハンドサインキャンペーン」が実施され、停止率が約47%と全国7位まで向
  上した。同キャンペーンを継続し、更なる向上を図る。
 <委員> 白線が消えかかっている横断歩道について、安全確保等必要な措置を願う。
 【交通課長】 横断歩道等の不備などについては、警察官の街頭活動、住民からの通報などに
  より把握し、必要な措置を講じている。提言に係る横断歩道については、現状を確認の上、
  必要な対応を図る。
 <委員> 夜間の歩行者に対する反射材の着用等を推進願いたい。
 【交通課長】 「夕暮れ時、ちょっと早めのライト・オン運動」、「年末の交通安全県民運動」
  などを通じ啓発活動を図っていく。
 【交通課長】 令和2年度版速度取締り指針を配布した。意見等があれば、次回、協議会にお
  いて伺いたい。
 【事務局】 時間の都合上、提言に対する質疑応答を終了し、未回答分については第3回協議
  会において回答いたしたい。
7 署長挨拶
  委員の皆様からの御意見、御提言については、前回同様、今後の業務運営に反映させていく。
  また、未回答となった提言内容に対しては、次回対応とするため御了承願う。
8 見守り活動
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