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津南警察署 令和3年度中 第2回
2022年02月04日
1 | 開催日時 令和3年11月30日(火)午後3時から午後4時30分 開催場所 津南警察署2階大会議室 |
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2 | 出席者 1 三重県公安委員会 長江正委員 2 警察署協議会(6名) 岩脇一也委員、大市昌弘委員、笠井実那委員、竹川智宏委員、古田賢子委員、 水谷賢次委員 3 警察署(10名) 署長、副署長、会計課長、警務官、生活安全課長、地域課長、交通課長、 警備課長、事務局(2名) |
3 | 傍聴者 なし |
4 | 公開・非公開の別 公開 |
5 | 1 三重県公安委員会委員挨拶 「委員の皆様方には、地域の特性を踏まえつつ、それぞれの目線から見た御意見や御提言をい ただき、安全・安心な地域作りに向けた警察署の業務運営にお力添えをお願いする。」旨を話し た。 2 署長挨拶 日頃の警察業務の理解・協力に対する謝意を述べ、「協議会を通じて忌憚のない御意見をいた だき、警察活動に活かしていきたい。」旨を話し、今後の御理解・御協力を依頼した。 3 管内情勢等説明 署長から、管内における犯罪情勢及び交通事故発生状況について、「刑法犯の認知件数が減少 しているのは、一番に地域住民の方の協力と高い防犯意識を持っていただいた結果であると考え る。また、年末にかけて交通事故が増加する傾向にあることから、引き続き発生状況に基づいた 指導取締り等の交通事故発生抑止に努めていく。」旨説明した。 4 特殊詐欺被害防止対策について 生活安全課長から、特殊詐欺被害防止対策について、パワーポイントを用いて被害の特徴や発 生状況、当署の取組について、「特殊詐欺の件数や被害額は減少傾向だが、高水準で推移してお り、詐欺の手口も変化している。取締りを強化し、防犯活動をしっかりと行いたい。」旨説明し た。 5 主な協議 <委員> 近所の細い危ない道が通学路になっている。通行する車の速度が速く、自転車や子供 がよけている状況であるが、交通事故防止対策などはあるか。 【交通課長】 事故が発生したら原因を調査して対策を取っている。また、通学路は交通監視や 登下校時のレッド走行など行っている。ゾーン30に指定しているところは、移動オービスな どで取締りをし、運転手には速度を抑えるように、歩行者にも警察官の姿を見せることで交通 事故抑止対策としている。 <委員> 物理的に狭い道路は、道にカラーリングしたり、点線のラインで工夫していただいた 経験がある。工夫をして対策をお願いしたい。 <委員> 通学路は、他県での交通事故の影響で一斉点検があったと思うが、その結果が道路管 理者や警察に危険箇所の報告が上がってきているのか。その対策が行われたところはあるの か。 【交通課長】 千葉県の事故を受け、通学路の危険箇所点検は早急に実施した。 通学路の点検は、毎年教育委員会が主となり実施している。一時停止などの規制は警察が、道 路の線などは道路管理者が行っている。現時点、年度が終わっていないため、対策が出来るか どうかは決まっていない。市民に対策のお知らせが出来るのはもう少し後になる。 <委員> 市や県で管理が分かれているが、管理者の共有・協力もお願いしたい。 <委員> コロナ禍で交通安全教室は実施できたのか。影響はあったのか。 【交通課長】 今年度はコロナの影響でほとんど実施していない。警察から断る場合もあるが、 現場から実施しないでほしいと言われることもあった。DVD視聴で教室に代えるなどして行 うこともあった。 <委員> 詐欺については管内でも発生があり、対岸の火事ではなく、身近に詐欺があることに 驚いた。 <委員> 父親に銀行からと言って電話がかかり暗証番号を聞かれたことがあった。このような 電話は詐欺と判断して良いか。 【生活安全課長】 ほぼ詐欺だと思われる。警察も電話で暗証番号を聞くことはない。不審な電 話であれば、落ち着いて一旦電話を切り確認していただくのが良い。 <委員> 詐欺被害防止の啓発にインターネットを活用しているようだが、高齢者には効果が薄 いと感じる。広報紙の「生活安全かわら版」に詐欺のことを書いてもらってあったが、一番多 い手口などを記載していただけたらと思う。被害に遭うのはいつの時期が多いのか。 【生活安全課長】 機会を見つけて手口をどんどん変えてくるので、時期は関係ないと思われ る。インターネットだけでなく、広報紙や会合等で情報発信していきたい。 <委員> 詐欺に対し、注意している人、無関心の人といろいろである。その点を踏まえどう広 報していったらよいのか気になるところである。警察署が地域に協力を依頼することは悪いこ とではない。地域でも協力しようと思っている人はたくさんいる。ミスマッチしている。委員 の方で協力するアイテムはないだろうか。 <委員> 高齢者の多い過疎地であるが、交番から自治会の回覧板に入れてもらっている広報紙 を高齢者はすごくよく見ていて役に立っている。 委員で何か出来ることがあるなら、スーパーや郵便局などでチラシを配るなど協力出来るこ とはしていきたい。 <委員> 録音機能の付いた電話機を使用している高齢者は少ないと思う。外部取り付けや貸し 出し機など警察で対応できる台数は限られているとのことであったが、仕事で高齢者と接する 際には、詐欺の対策として留守電にしておいてくださいと伝えている。 オレオレ詐欺と言い出してからどれくらい経つのか。 【署長】 平成18年頃から増えてきたように思う。拠点を変えて犯罪行為をしたり、手口も社 会情勢で変わるため、時期は関係なく犯行は行われている。 <委員> 犯人グループは反社会的な人たちなのか。 【署長】 暴力団は上にあるかもしれないが、名簿と電話があればできるので、暴走族上がりの ような者がリーダー格となり、受け子などはは未成年や大学生などがアルバイト感覚で行って いる。 <委員> 被害に遭ったお金は返ってくるのか。 【署長】 口座凍結などは出来るが、一概に被害金が戻ってくるのは難しい。 <委員> オレオレ詐欺といわれて15年ほど経つようだが、特殊詐欺は身近な犯罪だと感じる ことが必要だ。 6 講評 公安委員会委員から、「通学路は地域の関心が高く、警察だけでなく教育委員会や道路管理者 と協力して進めていかなければならない課題である。具体的な御意見をいただくのは貴重な機会 であり、警察が取っている具体的な対策を聞いていただくのも大事だと思う。特殊詐欺は身近に ある犯罪だという認識が大切。地域への協力を求めていただいていいと、大変ありがたい言葉を いただいた。地域の皆さんと協力して未然に防いでいくことが必要なので、警察も一生懸命にや っていく。」旨話した。 |