三重県警察

「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現

松阪警察署 令和3年度中 第2回

1 開催日時
令和3年11月30日(水)午後3時45分~午後5時
開催場所
松阪警察署4階訓授室及び三重県交通安全センター
2 出席者
1 警察署協議会(11名)
  青井弘子委員、梅村光久委員、木下春希委員、杉木弘和委員、高岡良治委員、竹岡春俊委員、
  中村薫委員、野呂一彦委員、林明臣委員、バルトロメ・サラ・ララ委員、前川長三郎委員
2 警察署(14名)
  署長、副署長、事件指導官、会計課長、警務官、留置管理課長、地域課長、
  刑事第一課長、刑事第二課長、交通第一課長、交通第二課長、警備課長、事務局2名
3 傍聴者
なし
4 公開・非公開の別
公開
5 1 署長挨拶
2 管内治安概況説明
 ⑴ 刑法犯認知・検挙状況
   署長から「令和3年10月末現在における認知件数は、前年同期と比べて減少傾向にある
  が、検挙件数は前年同期と比べて増加傾向にある。令和3年10月末現在における認知件数及
  び検挙件数の内訳で大半を占めるのが窃盗であり、認知件数の約72%、検挙件数の約81%を
  占めている。」旨を説明した。
 ⑵ 特殊詐欺事件の認知状況
   署長から「令和3年10月末現在における特殊詐欺事件は、前年同期と比べて認知件数及び
  被害額が減少している。認知件数の内訳は、キャッシュカード詐欺盗、架空請求詐欺がいず
  れも2件ずつ、オレオレ詐欺、預貯金詐欺、還付金詐欺がいずれも1件ずつである。」旨を
  説明した。
 ⑶ 交通事故の発生状況
   署長から「令和3年10月末現在における交通事故死者数及び人身事故負傷者数は、前年同
  期と比べて減少している。令和3年10月末現在における交通事故死者の4名は、いずれも65
  歳以上で、状態別では自動車運転1名、自動二輪運転は1名、自動車同乗1名、歩行者1名
  である。」旨を説明した。
 ⑷ 交番・駐在所の再編について
   署長から「管内には老朽化した駐在所が複数あり、そのうち朝見駐在所は今年度末に愛宕
  町交番に統合する。県内人口や事件事故の減少、交通網・通信網の発達、警察業務の多様化
  等を踏まえて再編整備を実施する。愛宕町交番に統合することで、24時間対応できる自動車
  警ら班や交番機能の強化により、広域的な対応が可能となる。」旨を説明した。
3 交通安全施設説明
 ⑴ 交通安全施設
   交通第一課長から「交通安全施設とは、交通事故の防止を図り、あわせて交通の円滑化に
  資することを目的に整備を進めているもので、「公安委員会が整備するもの」と「道路管理
  者が整備するもの」の2種類がある。」旨を説明した。
 ⑵ 「公安委員会が整備するもの」
   交通第一課長から「公安委員会が整備する安全施設は、信号機、道路標識(規制標識・指示
   標識)、道路標示(横断歩道等)が挙げられる。」旨を説明した。
 ⑶ 「道路管理者が整備するもの」
   交通第一課長から「道路管理者が整備する交通安全施設は、ガードレール、カーブミラー、
  道路の白線(横断歩道、一時停止以外)等が挙げられる。」旨を説明した。
4 速度取締り指針説明
 ⑴ 松阪警察署速度取締り指針
   交通第二課長から「過去5年9か月間で松阪警察署管内の人身事故は2516件発生してお
  り、その内、速度超過を伴う事故は267件発生している。人身事故が多く発生している時間
  帯、路線、類型等の分析結果と県が示す速度管理指針の重点路線及び管内の道路環境に基づ
  き速度取締り重点路線・地域・時間帯を指定した。」旨を説明した。
 ⑵ 放置駐車取締りにおけるガイドライン
   交通第二課長から「松阪警察署管内の駐車違反や駐車苦情等が多い地域、時間帯の分析結果
  から重点路線、最重点区域、重点区域、自動二輪・原付重点区域を選定した。」旨を説明し
  た。
5 協議内容
 ⑴ あおり運転について
  <委員> デイサービス利用者の送迎をする際、あおり運転をされることがある。あおり運転
   をされた際の対応について教示願いたい。
  【交通第二課長】 あおられた際は危険を回避する。安全を確保し速やかに通報すること。ド
   ライブレコーダー等により運転の状況や相手車両のナンバー等の動画があれば提出願いた
   い。
 ⑵ 子供達の安全安心について
  <委員> 多くの生徒が公共交通機関を利用し学校までは徒歩で通学している。学生の通学路
   に教員が毎日指導に当たっているが、約半年間見ていても、信号機のない横断歩道で停止す
   る車両は増えているように感じる。
    先日、他県でこども園に不審者が入り込んだことがあった。全国的にも男性職員が複数名
   いる園は少ない。塀や柵、防犯カメラの設置、刺股の訓練等対応策を執っているが限界もあ
   る。同種の犯罪が起きない間に警察官の巡回を増やしていただきたい。
    地域に応じた対応、学校や警察、関係機関が公的に関わっていくことが結果として子供達
   の安全安心につながると考える。
 ⑶ 消えている道路標示について
  <委員> センターラインや道路の右左折の線が消えているものは、どの機関に連絡すれば良
   いか教示願いたい。
  【交通第一課長】 色や場所によって機関が異なるので、個々具体的に確認する必要がある。
   したがって、最寄りの交番・駐在所や警察署まで問い合わせていただければ、対応いたした
   い。
 ⑷ 警察署協議会委員として警察官との交流について
  <委員> 交番や駐在所の警察官とどのように交流をしていけば良いか。また各委員はどのよ
   うに交流しているのか伺いたい。
  【署長】どのようなことでも気軽に話しかけていただきたい。積極的な交流を図り、地域のた
   めに貢献していただきたい。
  <委員> 私の地区の交番には、花やバルーンアートなど趣味を通じて交番と交流している方
   もいる。子供達にも評判がよく、緩やかな関係が築けている。
6 署長謝辞
7 視察(三重県交通安全センターを視察)
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